死んでしまう系のぼくらに

15件の記録
- ゆい奈@tu1_book2025年3月15日読み終わったお風呂読書父(詩人)に23時から詩を書くので起こしてほしいと頼まれ(隣の家が実家)、ついでにお風呂をつかわせてもらおうといそいそ向かったはいいものの、『三四郎』を持っていくことをすっかりと忘れ、父の本棚を物色し、最果タヒをお風呂で読むことにした。 「言葉は、たいてい、情報を伝えるためだけの道具に使われがちで、意味のない言葉の並び、もやもやしたものをもやもやしたまま、伝える言葉の並びに対して、人はとっつきにくさを覚えてしまう。情報としての言葉に慣れてしまえばしまうほど。けれど、たとえば赤い色に触発されて抽象的な絵を描く人がいるように、本当は、「りりらん」とかそんな無意味な言葉に触発されて、ふしぎな文章を書く人がいたっていい。言葉だって、絵の具と変わらない。ただの語感。ただの色彩。リンゴや信号の色を伝える為だけに赤色があるわけではないように、言葉も、情報を伝える為だけに存在するわけじゃない。」 タヒさんのあとがきの言葉、全て引用したいくらいよかったな。詩のなかでは「きみはかわいい」という作品が好きだった。そういえば結局父は起きなかった。締切に間に合うのだろうか。『三四郎』を読んで寝る。
- 日々@hibi2025年3月6日かつて読んだ『きみを追って死ぬことも、だれかを生むことも、なにもその非現実にむすびついていかないあいだ、星が巡る。血が巡る。息をして、風が通る。葉がおどる。わたしという存在について、きみは知っていましたよね。わたしは知らなかったんです。なにも。』 ぼーっとしてるとき思い出す文言。