虫の時間
25件の記録
ON READING@onreading2026年5月7日読み終わった@ ON READINGエッセイストの「こだま」と、神保町にて間借りで本屋を営んでいた「いりえ」による一年半の往復書簡。 一度しか会ったことのない相手なのに(きっと、だからこそ)いつの間にか家族や友人にも話さないような悩みを書くようになっていく。 虫の話から始まり、お風呂に入れない、洗濯物をしまえない、メールが溜まる、優先順位がつけられない、先延ばし癖や脳内多動……。 ゆっくりゆっくり自分自身に近づいていく、22通の手紙。 往復書簡ゆえの”遅さ”が、手紙をとどける相手のことだけでなく、自分自身をまなざすためにも必要な時間だったのだろう。 書いて、手渡して、返ってきて、また考えて。渡す相手のある言葉は幸せだ。虫の時間はケアの時間。 衒いのないおふたりの文章が心地よく、困りごとにもシンパシーを感じながら、するするとそのやりとりのなかに入り込んで、読みながらほぐれていく。その時、私もこの手紙の受け取り人のひとりだった。

シモン@yansimon071103202026年3月27日読み終わったいりえさんにもこだまさんにも共感する部分があって、読みながら自分を省みていた。 自分も梯を外される現象には長年悩まされてきて、今では距離を置くようになった。 些細な事しか起こらない毎日だが、言語化していない(出来ない、その能力はない)だけで自分なりに自分を受け入れ、不器用ながら困り事に対処しようと藻掻きつつ生きているのだな、と。




月と星@moon_star2026年3月23日買った読み終わったおひ。2人だけのやりとりではなく、発売されることを見据えているのに、こんなに書いて大丈夫なのだろうか、と思ってしまった。 けれどもそれだけに、読ませてもらう方にとっては教えられることが多かった。 最近は、いろんな場面でASDやそういった言葉を目に耳にする。 当事者とか、そうではないとか、そういうのをとっぱらって、たくさんの人が知っていけば、もう少し生きづらさが減るのではなかろうか。 生きづらさ、という言葉も昔より目にすることが増えた。 どうして増えたのだろう。それとも表面化していない、広く知られる機会がなかったということなのか。 世界が、時間が、なにもかも速く流れて去っていくようになったからか。 なんだかいろいろ考えさせられた本だった。
























