生物から見た世界 (岩波文庫)

23件の記録
- John9zaku@exzaku2025年8月12日読み終わった書名は「生物から見える世界」だけど、分断の時代を生きる僕たちも生物に含まれてることがわかる。 虫や魚、鳥、犬猫の見えている世界を覗いているようで、人間も同じく生物として、主観的な「環世界」で個人個人が生きていることに気づかされる。 幽霊が見えるのは、作用トーンであり、うちの犬が私に懐かないのは(泣)、中年男性という知覚標識による危険のトーンなのだと理解できた。 さらに広げれば、常識や認識の違いから起きるあらゆる人間関係の悩みは、主観が同じであるという大きな勘違いが原因なんだなぁと。 でも、主観は重なりえないからこそ、宗教や国どころか陰謀論というフィクションで、人は繋がるんだとも思った。 世界を理解するひとつの手がかりが得られる名著です。
- uzoo@uzoo2025年8月2日読み終わった@ カフェ清々しい読後感、純粋に面白かった。挿絵が絶妙。人間を含む全ての生物は多様であること、その当たり前の事実を確認する、よい機会になるのではないかと。