生物から見た世界 (岩波文庫)

生物から見た世界 (岩波文庫)
生物から見た世界 (岩波文庫)
クリサート
ユクスキュル
日高敏隆
羽田節子
岩波書店
2005年6月16日
54件の記録
  • 茶色い犬
    茶色い犬
    @reku001
    2026年8月8日
  • いぬい
    いぬい
    @inuiru
    2026年8月5日
    毎日の昼休みにちまちま読み進めたんだが毎回「何を言っている……?!」てなっていた。 雑にまとめると客観的にそこにあるとされている環境をそのまま見ているということはなくて、それぞれの生物に主観的な現実がある……ある、というよりも、主体からの知覚によって初めて現実として立ちあがる、みたいな話。知覚や作用の対象にならないものは、その生物の世界には存在しないのと同様だ。 マダニの話が有名らしい。 マダニは哺乳類が発する酪酸の匂いを知覚して、その体めがけて落ちる。あとはその動物の体温を知覚して、血を吸う。マダニが知覚するのは相手がどういう生物か、みたいなことではない。酪酸の匂いがあるかどうか、温かいのか、つめたいのかどうか。この知覚の少なさが、マダニの世界を確実なものにする。しかも「酪酸」の信号を受け取るまでのあいだ、マダニは活動しない。マダニの時間は信号を受け取るまで停止していると言える……とのこと。 といった感じでウニやハエやミミズの話がつづく。私たちはおなじ世界に生きているようではあるが、それぞれの前に立ちあがっているのはまったく異なる世界なのだ。 ……って話だよね……と思い始めたあたりで「魔術的環世界」の話が始まったときは思わず「おい?!?!!」となったが……「魔術的」というのはここでは、客観的にはそこに「ない」はずのもの……つまり本来なら知覚や作用の対象にならない……ならないと言うか、ないものはない……ものが、「主観的な世界」には存在し得るって話。 え、ということは、他者から「幻覚妄想」と診断されるばあいであっても本人の世界では「現実」ということ……?! と思ったが、まあここでそういう病理の話はしていない。 面白かったのはウニの棘がそれぞれ独立して動いているが、お互いに傷つけあうことはないってくだり。私はたまにじぶんの舌をかむことがあるので「ウニ以下」と思った。 あと、ひとつの客体が複数の主体の世界でべつのものと受け取られていることもある。一本の木が巣穴であったり不気味なうろであったり木陰であったりするみたいな。これは分かる。 アンディ・クラークの「経験する機械」によれば、私たちが「こころ」と呼ぶようなものは世界と干渉しあっており、「私」というものは世界と接続されている……みたいな話だったが、ユクスキュルの話はちょっとちがっていて、「私」がいるから「私の世界」が現れる……っていう。そして、すべての生物がそれぞれの「環世界」で生きている。そう思うと、そのへんの虫に向ける気持もちょっと変わってくるな(マダニは厭だが)。 訳者あとがきが分かり易かった。それにしても戦時中に動員先でこの本を読んだというエピソードはなんか趣があるな……。 p165 "  人々が「良い環境」を築こうと願っている現在、このことはきわめて重要である。「環境」はある主体のまわりに単に存在しているもの ​( Um ​​ gebung) ​であるが、「環世界」はそれとは異なって、その主体が意味を与えて構築した世界 ​( Um ​​ welt) ​なのだからである。  「環世界」というユクスキュルのこの認識は、「環境」ということばが乱れ飛んでいる現在、ますます今日的な、そしてきわめて重要な意味をもつに至っている。  人々が「良い環境」というとき、それはじつは「良い環世界」のことを意味している。環世界である以上、それは主体なしには存在しえない。それがいかなる主体にとっての環世界なのか、それがつねに問題なのである。"
  • おくみつ
    おくみつ
    @okupt0951
    2026年7月4日
    環世界面白い。
  • 「きまった距離を何度も通る場合、歩くときに与えられた運動量が方向記号として記憶に残るので、われわれは視覚標識にまったく注意を払っていなくても、無意識に同じ場所で止まる。このため、なじみの道では方向記号がたいへん有効な働きをするのである」
  • シマ
    シマ
    @picopico_pon
    2026年6月9日
  • カツ123
    @katu_1230
    2026年6月1日
  • 🤍
    🤍
    @kite23
    2026年4月14日
  • ミズゴロウ
    ミズゴロウ
    @miz142
    2026年3月25日
    2年前に『暇と退屈の倫理学』を読んでからずっと気になっていた環世界という概念について書かれた古典 読みやすく面白かった! 特に18年絶食し、時間が中断されているダニの話が面白い 生きた主体なしに時間はありえない あと改めて盲導犬の凄さについて考えさせられた
  • 八八
    八八
    @ee-o
    2026年3月19日
  • acco
    acco
    @aco_spc032
    2026年3月18日
  • ミズゴロウ
    ミズゴロウ
    @miz142
    2026年3月17日
    Kindle枠で読み進めてる一冊 難しい表現もあるけど意外と読みやすい
  • cohal
    cohal
    @cohal
    2026年2月7日
  • ゆに
    ゆに
    @nr_niji
    2026年2月5日
    audibleにあるがKindle Unlimitedにもあり、どっちにするか迷ってるうちに読みたかった気持ちを忘れそうなのでここに書いておく
  • K_Nishida
    K_Nishida
    @k_nishida
    2026年1月19日
  • ランタナ
    ランタナ
    @lantana26
    2026年1月19日
  • むぎ
    むぎ
    @Mugi97315
    2026年1月19日
  • 國分功一郎の『暇と退屈の倫理学』(名著)に出てきたやつだ。
  • いし眠
    いし眠
    @ishinemu
    2026年1月19日
    環境を知覚しているのではなく、知覚することで環境が存在するように感じるというのは、どこか仏教的な考えと近い気がする。挿絵がよかった。
  • サヤ
    サヤ
    @sayaemon
    2025年12月27日
  • ゆう
    ゆう
    @yu_0515
    2025年12月20日
    細かいところはよくわからん 笑 ただ大筋言いたいことはわかって、そこからものを見る角度が変わる本だと思う。実際存在する世界と、見え方は異なっていて、生き物によっても全く変わってくるし、人間同士でも個人での差もある。同じものを見ているはずだけど見え方は違うかもしれないって前提で人と関わるとちょっと優しくなれたり相手の立場も考えられるかもしれないね。
  • ゆう
    ゆう
    @yu_0515
    2025年11月19日
    大好きな日高敏隆さんの本で知って、ずっと読みたかったけど買ったきり寝かせ続けていた。やっと読み始め。
    生物から見た世界 (岩波文庫)
  • ランタナ
    ランタナ
    @lantana26
    2025年10月8日
  • Mai
    Mai
    @maih107
    2025年10月8日
    何かを学ぶとき、客観性を重視するのがセオリーだと思っているけど、それだけでは繋がらなかったり、理解が足りないことがある。 大枠を掴むには客観の視点をもっておくと分かりやすいが、主観の視点が加わると、より具体的かつ深い洞察ができるのかも。
  • エダ
    @eda
    2025年10月8日
  • Mai
    Mai
    @maih107
    2025年9月30日
  • 07
    07
    @cocoa007
    2025年9月10日
    言葉が難しいよ… でも興味のある話だから少しずつ頑張る 話の8割わからなくてもなんか面白くて読める本ってあるよね
  • John9zaku
    John9zaku
    @exzaku
    2025年8月12日
    書名は「生物から見える世界」だけど、分断の時代を生きる僕たちも生物に含まれてることがわかる。 虫や魚、鳥、犬猫の見えている世界を覗いているようで、人間も同じく生物として、主観的な「環世界」で個人個人が生きていることに気づかされる。 幽霊が見えるのは、作用トーンであり、うちの犬が私に懐かないのは(泣)、中年男性という知覚標識による危険のトーンなのだと理解できた。 さらに広げれば、常識や認識の違いから起きるあらゆる人間関係の悩みは、主観が同じであるという大きな勘違いが原因なんだなぁと。 でも、主観は重なりえないからこそ、宗教や国どころか陰謀論というフィクションで、人は繋がるんだとも思った。 世界を理解するひとつの手がかりが得られる名著です。
  • uzoo
    uzoo
    @uzoo
    2025年8月2日
    清々しい読後感、純粋に面白かった。挿絵が絶妙。人間を含む全ての生物は多様であること、その当たり前の事実を確認する、よい機会になるのではないかと。
  • 雨
    @little_rain
    2025年8月2日
  • 藤家
    @sayuumaE
    2025年7月29日
  • Towa
    Towa
    @TOWA
    2025年7月27日
  • 水面
    水面
    @minamo-river
    2025年7月16日
  • 鈍獣
    鈍獣
    @whale_in_da_room
    2025年7月16日
  • mio
    mio
    @sm619
    2025年7月16日
  • ポミドル
    ポミドル
    @pomidor
    2025年7月16日
  • naoi
    naoi
    @cha1125
    2025年7月15日
  • 白玉庵
    白玉庵
    @shfttg
    2025年7月1日
  • kbt78
    @kbt78
    2025年6月6日
  • Blue moon
    Blue moon
    @mimosamimi
    2025年6月4日
  • ゆう
    ゆう
    @yu_0515
    2025年6月4日
    日高敏隆先生の本で環世界の考え方を知って、前から読みたいなと思っていてついに買った。読むのが楽しみ。
    生物から見た世界 (岩波文庫)
  • 藤井佯
    藤井佯
    @hitohitsuji
    2025年4月4日
  • Tamaki
    Tamaki
    @maki_fromthesea
    2025年3月30日
  • 7th-nights
    @joyful-blue
    2025年3月29日
  • 62yen
    @62yen
    2025年3月29日
    環世界。さまざまな分野に適用したくなる概念。概念化するということの創造性を感じる。
  • maiha
    maiha
    @maiha
    2025年3月29日
  • 松戸晶
    松戸晶
    @Sanana
    2025年3月24日
  • ☽ ⋆
    ☽ ⋆
    @EphemeralLife
    1900年1月1日
  • goss
    goss
    @gossgo
    1900年1月1日
  • にこ
    にこ
    @nico_111
    1900年1月1日
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved