三体0 球状閃電
57件の記録
どんぐりころすけ@dongrik2026年8月13日読み終わった球電を題材にした軍人一家の父娘の物語。 ある意味でどこか欠乏、空洞のある人物にスポットを当てて世界を作っていくのは、著者のスタイルだなと感じた。 悲しい過去によって生まれた心の空洞を取り憑かれたように埋めようとして、幸か不幸か生きる意義を与えてくれてしまう強い原体験に出会ったあとの人間の強さと脆さを表現している。 自分の母親(と自分も)を見てるようで、どこか想像できてしまって、悲しくなった。 ソフォンの存在、タイラーの当初作戦へのつながりを感じさせてくれて良かった。 ------- ■林雲が父親に伝えたかったこと 誰よりも早く兵器を作り出すことに生きる意味を見出し、確信してしまった林雲は、自身が怪物であることを自覚していて、そうなってしまった理由を父親にわかってほしかったのだと思う。 けどそれは、理解してほしいというより、幼い頃に一緒に時間を過ごしてくれなかった父親への当てつけとして。 まるで、子どもがうまく言葉にできない自分の感情を親にぶつけるように。 『「なるほどね。林雲、きみは今回の失敗のショックで子どもに戻ったんだな」 「もともと大人になりきれてなんかなかった」』 『こうして林雲は、心の奥深くにずっと秘めていた気持ちを吐露した。まわりの人たちがこの話にショックを受け沈黙しているのに対し、彼女はすっかり晴れやかな気持ちになっているようだった。』 『わたしは軍の中で育ったんです。生きていけるかどうかわからない──ほかの場所では。それに、ほかの人とも』 ■もしタイラーのゴースト作戦をやるなら 課題だらけでとても難しそうだけど考えてみる。 三体人は常に観測している、というワーストを考えると、そもそも成立しない。 ギリ観測してなかったとして、舞台の設定通りに、量子化した後に時間とともに存在しない確率が高くなるとすると、攻撃時に存在する側に収束させる必要がある気がするが、確率下がってて難しくならないか? つまり、いつ量子雲状態に移行するかが大事になる。でも三体人と遭遇する直前で移行するとして、その時はすでに見つかってる気がするので、これまた難しい。 最初から詰んでる作戦な気がする。 ------- まとめると、 良くも悪くも無意識に、幼い頃に負った傷跡を舐め続けるのが、動物の習性なんじゃないかなと。 以上です。
ちぇき@tyeki_7002026年8月1日読み終わった三体の前日譚のような作品。あんまり繋がりは強くなさそう。読まなくてもシリーズは楽しめるし、これだけでも楽しめると思う。でもこれ読んだら丁儀を知れて、『三体』また読みたくなりました。
寺バースト@teraburst2026年7月30日読み終わった三人称視点パートが好きだった。 よく分からないがワクワクする舞台装置を見せてくれるのがうまい……。 これで三体シリーズ(三体Xを含む)読破! 他の作品にも手を出そうかな。
もぐ@veranda_de2026年7月25日読み終わった実在する(?)球電をベースにした話。そもそも球電なるものが初耳だったのでどこからどこまでが現実の話なのかも分からず、とりあえず物語として読み終えた。 三体本編とガッツリ繋がっているというよりは、最後に智子が既に地球に到着し人類を監視していることを示唆するにとどまった。ただ、三体Ⅱの初刊版では蚊群編隊が量子ゴースト艦隊になっていたとのこと。そっちでも面白いなと思う。何で改変されたんだろう? 観測されない限り事象が確定しないというシュレディンガーの猫の概念までは何とか着いていけた一方、量子状態の自己観察の部分が理解しきれなかった。本人の感情次第ってこと……?気合い……? 作中ずっと林雲がガンギまってて怖かったが、軍でしか生きていけないと言っていた彼女が子どもたちと笑顔で過ごせるようになったので、彼女にとってはハッピーエンドなのだろう。 また、自分の研究が兵器として扱われ実際に大勢の子どもを死に至らしめてしまったことを機に陳が軍を離れたのを見ながら、三体Ⅰの汪淼もやはり同様の理由で舞台から降りたのかなとも思った。やりきれないよな。 あと「冴えないぼくが美人に特別視される」が本当に作者のヘキなんだなぁとしみじみした。。。
モヘンジョ・パロ@mohenjoparo2026年4月28日読み終わった謎の現象「球電」に翻弄される主人公たちを描く、三体の前日譚 前日譚といっても、三体に完全につながる話というわけではなく、ここで書かれた話が三体へのインスピレーションとなっている、というのは大森望先生の解説パートより。尾田栄一郎先生の WANTED の ROMANCE DAWN みたいなものだろうか 球電はリアルな世界にもごく稀に起こりうる自然現象だが、この話では SF の文脈で肉付けされ、その裏付けの設定もリアリティがあって引き込まれていった 三体で活躍する物理学者 丁儀 のファンは必見!
R@gumu_zzz2026年3月27日読み終わった登場人物が何気に多くて覚えられるか不安だったけど慣れてくるとなんとかなる! 自然現象だったものが思っていたよりも世界の根本に触れることになり、この現象が起きるということは…この世界が視られているということ…と分かった時はワクワクしました🌩️ 三体本編も読み始めたので知ってる名前が出てきてありがたい! ありがとう0から読むの勧めてくれた人!

縞 まれ@shiroginu_mare2025年6月18日かつて読んだ球電の説明がかなり説得力あって、一つずつ問題をクリアしていくのがすごく楽しかった でも今回は主要キャラクターがイマイチ…… トラウマのせいで兵器に魅了されたサイコ美女、に振り回される冴えない僕、じゃないんだよな今読みたいのは……

あゆ@ayu11132025年5月17日読み終わった読んでる間ずっと「いや三体は?」って思いながら読んでたけどやっぱり三体だった(出てこないけど) 緊迫感のあるシーンの描写がホントにうまい 何度もゾクゥ!ってなった 丁儀好きなのでいっぱい出てきて嬉しかった


































