続きと始まり

27件の記録
- タレ@miki_nike2025年7月30日読み終わった@ 喫茶 ニトわたしは小説を読んでいるとき、わりと現実逃避していることが多く、つらかった思い出などもあまり直視しないタイプなので、珍しい読書体験になった。 二つの震災、コロナを通過してもたしかに降り積もっていく日常。社会の閉塞感。どうしても抜けない小さな棘。再会できる人/できない人。回収されない伏線。圧倒的に現実だった。 作家という職業の、語り部としての側面を強く感じたし、当時の空気感を文学として残す貴重さも改めて感じた。
- ふまそん@fumason2025年5月24日読み終わった⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎ “なんとなく世の中は少しずつよくなっていくのだと思っていた。 より正確に言えば、自分がなにもしなくても、なにも言わなくても、よくなっていくと思っていた。誰かがちゃんとやってくれると思っていた。世の中はだんだんよくなってきてるとこもあるよねと言うときに、苦しんできた人や変えようとしてきた人のことをそれほど切実に考えてはいなかった。 いつかのあのニュースやできごとが今のこのことにつながっていて、いつかのあのできごとはもっと前の別のことにつながっていたと、自分が実際に経験してやっとわかりはじめた。”
- チャトラビ@beekichi2025年4月5日かつて読んだ著者の小説を読んでいると、どこかにいる誰かの話を聞いて一緒に生きているような感じがする。 あの時自分もこんな風に傷ついたのかもしれない、怒っていたのかもしれないと思いながら読んだ。
- 阿久津隆@akttkc2024年12月21日去年の年末年始に読んでた本@ SHOZO 黒磯本店そろそろ年末だなー去年は何読んでたんだっけ、と振り返ったらこれだった。ショーゾー行って読んでた時間を思い出す。なんて年末年始にふさわしいタイトルだったんだろう。今年は何読むのかな。ベルンハルトの『石灰工場』を読みそうな気がしている。
- はぐらうり@hagurauri-books2024年3月2日読み終わった別格だった! 今もどこかで暮らす人々の話。僕もすれ違っているかもしれない。すごい解像度かつそこに違和感がない。 言葉にできない感情を安易な言葉にせずに小説で描くってとんでもないな。 震災とコロナと戦争の小説が続々出てきている。それが現実だから。