ささやかな、あるいは取り返しがつかないもの
37件の記録
Aldebaran@ujinohashi_2712026年10月29日読み終わった「いちご泥棒」 壁紙を選べない女の話。壁紙屋のヒスり女性店員が爽快。 「ターミナル2のウェンディ」 空港のターミナルで死んだ地縛霊の12歳少女と、人身売買で売り飛ばされそうな少女。逃げること、というか自分がどこへでも自由に行けるのだということに気づくことで解放される。 「女優S」 終わってる地方に生きることになった女性の生活。誤解したりされたり、無理解だったり人間関係いろいろあるけど、それぞれの人を知れば面白いと思う思うだろうなあと思う。 「ささやかな、あるいは取り返しがつかないもの」 おそらくいちご泥棒の壁紙店員の女を語り手としているであろう書き下し。 三つの短編をよりかさねる必要があるかどうかはさておき、選ぼうが選んでなかろうが日々は過ぎ、生きていること、なんとなく地上に繋ぎ止めているものを描き出すのが上手な方ですね。
manaetta@adesso80fame2026年10月24日読んだ「空芯手帳」で好きになった作家さん。やはり面白い。人間の心のヒダを扱う作品の場合ゾワゾワしすぎるのは苦手だけど、八木詠美さんの作品は程よく深く明るくて、そこが好き。
くんちゃん@soup00552026年10月17日買った読み終わった書店で装丁に惹かれて。 『ターミナル2のウェンディ』は地縛霊の女の子の姿を想像するとおどろおどろしくて、映画シックスセンスを思い出してしまうのですが、最後は意外とさわやかな印象。 『いちご泥棒』も途中はなんだか憂鬱な雰囲気が漂っているのだけれど、やはり最後は意外と明るい感じがした。 『女優S』は読んでいるうちに最初の印象と変わってきた。途中、もしかして笑える話なのか?と思ってしまう。 最後の話、表題の『ささやかな、あるいは・・・』はエピローグって位置付けなんでしょうか。
ななり@bluebook_mark2026年10月15日読み終わった良くも悪くも派手さがなく、ゴースト・ストーリーやズレた世界を描いていても、芯の部分では地に足の着いた市井の女性たちの物語になっていると思います。ただ短篇集として全体を見ると物足りない。前作の『アンチ・グッドモーニング』を読んだ身としては、八木さんならこれくらいのものはいくらでも書けるだろうと感じてしまう。最後の掌編で連作のように纏めるのもやや強引。
わかな@waka-72026年10月10日読み終わった借りてきた日々は続く。選んでなくても 壁紙が選べない女、空港の地縛霊となった少女、生年月日が同じ女優の死に動揺する女、ままならぬ人生の踊り場で彼女たちは決断する――。 デビュー作『空芯手帳』が世界26 カ国語で翻訳、 いま世界が注目する気鋭の初中編集! 夫と共同で家を買うことになり、壁紙を張り替えようとするも、とても見切れないほどの膨大なバリエーションの前に人生における選択について悩み、立ちすくむ30代の女。 ――「いちご泥棒」 欧州のトランジットの空港でひょんなことから転落死してしまい、以後、地縛霊のようにさまよっていた10代の少女が、ついに自分を見ることができるアフリカのどこかから人身売買されそうになっている少女と出会うが――。 ――「ターミナル2のウェンディ」 生年月日、生まれた時間、占星術的には同一人物と言っていい女優Sが亡くなった。ライフイベントのおおよそも同じでファンというほどではないが、ずっとSを気にしていた50代のわたしも死期が近づいているのかもと不安を覚えながら、新たに勤めだしたコミュニティセンターで貝の専門書を対面朗読することになる――。 ――「女優S」 夏のはじめの一日、ずいぶん長く生きてきた女は、自分の前を通り過ぎていった無数の他人の人生を記憶にとどめるように手芸に励むが、ある時、そのすべてがほどけていく感覚に襲われる――。 ――「ささやかな、あるいは取り返しがつかないもの」 https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480805331/
🫧@____y1c2026年10月3日読み終わった八木詠美の文章の楽しみの一つが作品に散りばめられた詩のような余韻のある表現で、そこで立ち止まって言葉を味わっているといつの間にかズブズブ深みにハマっていたりする。 わからなさが与えてくれる遊び場で自由な思考を存分に楽しめる。それでいてしっかりと手を引いてくれている。そんな一冊。
花風@hanakaze_book2026年9月29日読み終わった「生きがい、生涯学習、仲間づくり。そりゃあもちろんいいですよ。でもそこまでして生きなきゃいけないのかなと思うとちょっとしんどくなりません?」 コミュニティセンターで働く女性のお話“女優S”を読んで私は立ち止まった。 生きがいってなんだろう。 ここのところ働きながらずっと休日の楽しい過ごし方を考えてばかりいた私は振り返る。 食べて寝ることが出来れば生き延びていけるけれど、それだけの生活なんて考えられない。 でもそれ以外のちょっとした、ささやかな楽しみを探すのにそこまで張り切らないといけないのだろうか? 今の私は活字を目で追い、ページを捲っていると心が穏やかになる。 たとえ誰かと共有できなかったとしても、今はそれでいいと感じた。


海@okya00002026年9月20日読み終わった@ 自宅ウィリアム・モリスの壁紙が表紙になっているのでジャケ買いした。八木詠美さんの本は初めて。この短編集に出てくる女性たちは皆、世界が規定する役割や暗黙の決め事の中でどうにか息をしようとしているみたいに思えた。些細で日常的なモノと社会との繋ぎ目、その間にいる人間、そういうものの周りをぐるぐるとまわるような物語をほかにももっと読みたい。




カササギ@Kasadagi_shobo2026年8月25日読み終わった参考文献に挙げられていた貝の本『貝の文化誌』を読みたくなった。 著者のエッセイ『喋る猫はいなくても』を読んでみたいが近くに所蔵がないので諦めるしかないかなぁ、残念。 芥川賞候補作『アンチ・グッドモーニング』も気になるが、とりあえず審査員作家たちの選評を読んでみたい。





カササギ@Kasadagi_shobo2026年8月22日読み始めた借りてきた装丁 名久井直子 モリスの壁紙に包まれたような装幀が素敵 新着コーナーで見かけて嬉々として連れ帰ったがすぐに予約がついたのでこちらを優先的に読まねば… とても好き、とまでは言えないが、なんだかじわじわっと好きな作家さん 芥川賞候補に挙がったのは嬉しかったな






nekomurice@nekomurice1232026年8月19日読み終わった八木詠美さん好きだな。 4つのお話どれも良かったけど、 「ターミナル2のウェンディ」が特に印象的。 良い読書時間だった。























