舞台
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torajiro@torajiro2026年2月7日読み終わった西加奈子さん、初読み。 太宰治『人間失格』に心酔する主人公の葉太は、非常に自意識の肥大した若者。常に周囲の目からどう見られるかを意識して場に、自分に相応しい姿を演じようとする振る舞いには私もよく思い当たるものがあるし、何より私も中学生で出会った『人間失格』に衝撃を受けて「これは自分の話だ」と思った類の人間なんだけれど、葉太にはそこまでの共感がなくて、なんというか自分がもう若者を通り過ぎてしまっていることを再確認させられた気がする。若者として読んでいたら「これは自分のことだ」と感じたんだろうか。 葉太は人間失格の葉蔵的な人間を現代の若者(令和ではなく平成)に落とし込んだ姿とも捉えられるが、酒や薬、そして男女関係に溺れていった葉蔵に対して、ニューヨークへの初海外ひとり旅で陥った窮地の中で葉太の葛藤の源泉が主に父との確執であり続けたという辺りは現代の若者のどのような点が表れているのだろうかという辺りも気になった。他にも『人間失格』との対比に触れだすとキリがないのでこの辺で。 本作のタイトルにもなっていて、葉太が傾倒している作家の作品である『舞台』には何が書かれていたのか。葉太が経験してきた内省や変化がまさにということなのだとしたら、そこも『人間失格』が葉蔵の手記という体裁の作品であったこととの対比として捉えられるので面白いところですね。


コサカダイキ@daiki_kosaka2025年12月17日読み終わった西加奈子さんの『舞台』を読了。 読みやすいし、面白いし、共感もできた。 でもそれで終わったな。 もっとこうコサカをざわつかせるような本を読みたいな。 どうやったら出会えるだろう。 かと言って『限りなく透明に近いブルー』とかはざわつき過ぎて通り過ぎてしまったし、難しいね。 それを探すのがまた面白かったりするのだろうか。
あこ@jt-aw05246-8882025年8月14日読み終わった借りてきた自意識についてじわじわ考えさせられる本だった🙈 とにかく、漠然とした正解はあるのだ。 社会には、「ここまではセーフ」「ここからはアウト」というラインが、目に見えないが、厳然としてある。服装や目つき、ものの言い方や仕草、あらゆることにそのラインはあって、俺たちはそのラインを超えないように、「正解」の中にい続けられるように、意識的であれ、無意識であれ生活している。そして、少しでも「あっち側」に行った人間がいると、嘲笑したり、ときには恐怖したりして、結果、排除するのだ。 p135






















