長い一日

長い一日
長い一日
滝口悠生
講談社
2021年6月30日
47件の記録
  • User1
    User1
    @nrzrn
    2025年8月24日
  • socotsu
    socotsu
    @shelf_soya
    2025年8月7日
    鉤括弧で会話が括られないし、ずっと地の文で境目が曖昧なので、いま誰が喋っているのか・誰の思考かよくわからなくなっていく文章の流れが好きだった。生活の光景やそれに紐つく思いがぶつぶつと独り言のように流れていく、作者の私小説のような日記のような、自分と周辺の人について書かれた作品、というのがすべてで、あえて言えば引っ越しだったり退職だったり、人間の節目について書かれている小説、なのかもしれない。でもそれの連続で誰の生活も成り立っているものだから。おじさんにとっての仕事、夫にとってのオオゼキ、滝口夫妻にとっての大家さん夫妻、引っ越す前の家、失ったものやまだそこにあるものが失われることを想像して、それを惜しんだり愛おしんだりする心理描写が特に印象的。
  • socotsu
    socotsu
    @shelf_soya
    2025年8月7日
    うしなわれたオオゼキへの愛着を熱心に語る夫への親近感
  • socotsu
    socotsu
    @shelf_soya
    2025年8月6日
    文体がいまの気分にとても合う
  • DN/HP
    DN/HP
    @DN_HP
    2025年7月19日
    「体が揺れれば、お腹も揺れる。余分な肉が遠心力でタイムラグを生み、それがグルーヴになる。」私も最近感じていたあの揺れはグルーヴになるのか。なるほど。と思ったページに栞の代わりに選挙の紙を挟んで期日前投票に向かう。
    長い一日
  • DN/HP
    DN/HP
    @DN_HP
    2025年7月19日
    久しぶりに読み直していると、素敵な文章ともう一度出会えた。「思い出すという行為のなかには、必ず少しの寂しさがあ」ることについて。私はここに書かれている「寂しさ」を「哀しみ」と言葉にして考えているのだな、と思う。この文章のことは最近は思い出すことがなかったけれど、以前読んだときにも付箋を立てていて、文章にもそのことにも納得した。
    長い一日
  • あつこ
    あつこ
    @atsuko_books
    2025年7月17日
    金原ひとみさんが三宅香帆さんとのトークイベントで「主語の移り変わりが癖になる」と。
  • u m i
    u m i
    @u__mi73
    2025年7月14日
  • DN/HP
    DN/HP
    @DN_HP
    2025年7月14日
    サルバドール・プラセンシアの『紙の民』で、作家である元パートナーに自分の今とは違った人生を小説に書かれた女性の話を読んでいたら、この小説の「夫」に書かれた「妻」の納得のいかなさに関する部分を思い出した。読み直して「妻」の意見に納得する。この部分を書くこともまた、という気も少ししてくるけれど、それでもこの小説は誠実だと思う。 小説(以外の日記やエッセイでも)、それが出版され書店に並ぶようなものなら特に、それが「(唯一の)事実」とされてしまう「大きな物語」になってしまうことがある、ということには注意が必要だ。それでも、小説は作者以外のそれぞれにあるはずの「小さな物語」を書くことが出来る、とは信じていたいし、それは書かれるべきだ。 その注意というのは読み手もするべきことで。小説でもなんでも誰かが書いた文章というのは、形はどうあれ、詰まるところその人が「世界」をどう観ているかであって、人に関してもそういうことだ。それは必ずしも、読み手や書かれた対象の視線と重なる訳ではない、みたいなことは意識しておきたい。ということは前にも思った気がする、と帰りに道の水辺のベンチに座って、まとまらないながらにも考えてみた。
    長い一日
  • poe
    poe
    @poe_eoq
    2025年7月10日
    面白かった
  • poe
    poe
    @poe_eoq
    2025年7月9日
    ジョナサンって行ったことないかも。京都にあるか?
  • monami
    monami
    @kiroku_library
    2025年7月8日
  • poe
    poe
    @poe_eoq
    2025年7月5日
    P212まで (二)だけ読んだ。いい話だった。 スポンジの話しかり、何かに対する愛着がその何かの特性ではなく、それと過ごした時間や環境に起因している、だからその何かの良さを説明することは難しい、という話をこの小説ではよくしている気がする。そしてそれは共感できる。わかりやすく説明できないことってあるから。
  • poe
    poe
    @poe_eoq
    2025年7月4日
    P201まで 「スーパーの夫(一)」、面白かった。刃牙の説明口調のタクシー運転手に似た面白さ。最後の一文がさらっとしてるのもよい。
  • poe
    poe
    @poe_eoq
    2025年7月3日
    P100まで 描写が丁寧で、平坦な文章だけどスイスイ読む感じでもない。
  • うちやま
    @mcymm
    2025年7月2日
  • mkt
    mkt
    @mkthnsk
    2025年7月2日
    ここで見かけて。登録?してなかったのに気づいて追加ボタン(ボタン?)を押す(タップするかな?) 下北に住んでた時のことが思い出されて自分の記憶と混ざり合って不思議な気分になりながら読んだ
  • poe
    poe
    @poe_eoq
    2025年7月2日
    P32まで 保坂和志的な雰囲気を感じる。東京に関する考察が共感
  • poe
    poe
    @poe_eoq
    2025年7月1日
    海外古典を読み終えて現代日本作家の小説を読みたくなった。なんとなく知ってはいるけど初めて読む作家。面白そうな予感がしたので。
  • 木村久佳
    木村久佳
    @kuCCakimura
    2025年6月28日
  • Blue moon
    Blue moon
    @mimosamimi
    2025年6月28日
  • win
    @winksniper
    2025年6月25日
  • onyoro
    onyoro
    @onyoro
    2025年6月8日
  • DN/HP
    DN/HP
    @DN_HP
    2025年6月6日
    クリスマス・イヴに改めて新品の本を買った日の日記、ぽい。 2022 12/24 クリスマス・イヴに今年読んだベストの一冊を改めて新品で買った。去年末くらいから少しづつ教えて貰ったりプレゼントで頂いたりして読み始めた日本語で書かれた小説はどれも素晴らしかったのだけど、それらも全部この小説に繋がっていた。と、少し大袈裟なことを言いたくなるくらい素晴らしい小説だった。これは、そのとき考えていた友人のことや苦手な日記を書いていた時期に読んだことも関係していると思うけど、この小説を読んだあとには、日常を言葉、文章にして残す(それを読む)ということをとても意識するようになったりもして。書くことで日常に意味を見出す。もちろんそれにも納得出来るけれど、別にそこに意味なんかなくても良いんじゃ無いかなと思ったりもするし、その意味のなさを大切にしたいとも思ったりもする。それでも、それぞれの日常、ずっと続けば良いなという日常も、なにも考えず過ぎていく日常も、そこから抜け出したいと思ってしまうような日常でも、それをそれぞれのかたちで書き残すこと自体にはやっぱりなにかしらの意味があるとも思っていて…。 最初にこの小説を読み終わったのは、6月にしてはとても暑かった日のいつもは行かない駅の公園のベンチで、その日のことは誘って頂いたzineにも書いたけれど、さっき長いエスカレーターを降りた先のベンチで冷たい風を感じながら、見返しに付箋を貼り付けて、あのときも使っていたお気に入りの栞を挟んだことや、そのとき考えていたこと、それに乗り込んだ電車の隣の車両にサンタがいたことなんかもやっぱり書き残しておきたい気がして、帰りに小さな日記帳を買いました。来年は少しづつ日常も書き残していきたい。
  • DN/HP
    DN/HP
    @DN_HP
    2025年6月6日
    図書館で借りて最初に読んだとき。 2022 6/26 「なるほど、小説というのはそうやって全てを記録できないこの現実を、言葉で書き換えて読んだり話したりできる形にするものなのか」 幾つもの視点も思考も、場面や時間も溶け合うように繋がっていく。誰かのことを想う。自分と会っていないときのその人のことを考える、その人に想われていることを想像する。その連なり。心地の良い違和感を感じるようなそれらの記録出来ない部分、現実でそれがみえてしまったら心地良いとは思えないかもしれないけれど、人の想いも記憶も過去も未来も溶け合ったものが、やっぱり世界ということなのかもしれなくて、それを「読んだり話したりできる形に」に出来るのが小説。なるほど。やっぱり、小説にしか出来ない世界の描きかたというのはあるのだな。と思いながら、よく風の通る公園のベンチで「ゆっくり読む」ときに使う特別な栞を見開きに挟んで本を閉じて、昨日配信されたGofishのアルバムを再生した。少し長めのイントロのあとに歌われる歌詞を聴いていたら、ああ、この音楽も同じように世界を描いているのかもしれないと思った。これはこの本のジャケにも最近買ったGofishのシャツにも一平さんのアートワークが使われていたことにも勿論繋がっていて、というかその連想で聴き出したのだけど、その繋がりにも、なるほどと頷く。それに、この小説は「死んでいない者」と一緒に教えて貰ったのだけど、その2冊の間に読んだ植本一子さんとの往復書簡と「高架線」(この小説もタイミングも含めて本当に特別になりました)、また別の方から教えて貰った柴崎友香さんの「春の庭」も全部ここに繋がっていた気がしていて、そういう偶然かもしれないけれど絶対に特別なタイミングと繋がりも、世界というには少し違うかもしれないけれど、言葉を使って形にしていきたい。今年の夏の日記にはそんなことを書けたら良いなと思った。 冒頭の引用もそうなのだけど、“妻”にいちばんfeel出来た気がしました。あと、“夫”のオオゼキへの想いと窓目君の加齢とチャック全開エピソードが完全に最高。
  • DN/HP
    DN/HP
    @DN_HP
    2025年6月6日
    大好きな小説。また読みたくなってきた。
  • 水曜日
    水曜日
    @wednesday
    2025年5月28日
    podcastで紹介されていて知った。 オオゼキに行ったことはないけど、オオゼキの話が気になる…
  • オオゼキ愛の小説と聞いて読んだ オオゼキにはまだ行ったことはない 行ってみたくなる
  • aino
    aino
    @aino8
    2025年5月18日
  • sun
    sun
    @book3
    2025年5月17日
  • kon
    @toko_1015
    2025年4月19日
  • n
    @natttsuki
    2025年4月11日
  • sun
    sun
    @book3
    2025年3月28日
  • とむ
    とむ
    @tom_books
    2025年3月25日
  • takako
    @takako
    2025年3月21日
    いま半分くらい
  • Yukari Niwa
    Yukari Niwa
    @yukarikko
    2025年3月20日
  • sun
    sun
    @book3
    2025年3月10日
  • atomin
    atomin
    @atomin_127
    2025年3月9日
  • おもち
    おもち
    @mochimochi
    2025年3月7日
  • natsu
    natsu
    @natsu
    2025年3月6日
  • yuki
    yuki
    @_2l1p
    2025年1月22日
  • ありむら
    ありむら
    @arimuuu0211
    2024年9月30日
  • ゆべし太郎
    ゆべし太郎
    @skikzy
    2024年1月5日
  • DN/HP
    DN/HP
    @DN_HP
    2022年12月24日
    2022 6/26 「なるほど、小説というのはそうやって全てを記録できないこの現実を、言葉で書き換えて読んだり話したりできる形にするものなのか」 幾つもの視点も思考も、場面や時間も溶け合うように繋がっていく。誰かのことを想う。自分と会っていないときのその人のことを考える、その人に想われていることを想像する。その連なり。心地の良い違和感を感じるようなそれらの記録出来ない部分、現実でそれがみえてしまったら心地良いとは思えないかもしれないけれど、人の想いも記憶も過去も未来も溶け合ったものが、やっぱり世界ということなのかもしれなくて、それを「読んだり話したりできる形に」に出来るのが小説。なるほど。やっぱり、小説にしか出来ない世界の描きかたというのはあるのだな。と思いながら、よく風の通る公園のベンチで「ゆっくり読む」ときに使う特別な栞を見開きに挟んで本を閉じて、昨日配信されたGofishのアルバムを再生した。少し長めのイントロのあとに歌われる歌詞を聴いていたら、ああ、この音楽も同じように世界を描いているのかもしれないと思った。これはこの本のジャケにも最近買ったGofishのシャツにも松井一平さんのアートワークが使われていたことにも勿論繋がっていて、というかその連想で聴き出したのだけど、その繋がりにも、なるほどと頷く。それに、この小説は「死んでいない者」と一緒に教えて貰ったのだけど、その2冊の間に読んだ植本一子さんとの往復書簡と「高架線」(この小説もタイミングも含めて本当に特別になりました)、また別の方から教えて貰った柴崎友香さんの「春の庭」も全部ここに繋がっていた気がしていて、そういう偶然かもしれないけれど絶対に特別なタイミングと繋がりも、世界というには少し違うかもしれないけれど、言葉を使って形にしていきたい。いつかの日記にはそんなことを書けたら良いなと思った。 2022 12/24 クリスマス・イヴに今年読んだベストの一冊を改めて新品で買った。去年末くらいから少しづつ教えて貰ったりプレゼントで頂いたりして読み始めた日本語で書かれた小説はどれも素晴らしかったのだけど、それらも全部この小説に繋がっていた。と、少し大袈裟なことを言いたくなるくらい素晴らしい小説だった。これは、そのとき考えていた友人のことや苦手な日記を書いていた時期に読んだことも関係していると思うけど、この小説を読んだあとには、日常を言葉、文章にして残す(それを読む)ということをとても意識するようになったりもして。書くことで日常に意味を見出す。もちろんそれにも納得出来るけれど、別にそこに意味なんかなくても良いんじゃ無いかなと思ったりもするし、その意味のなさを大切にしたいとも思ったりもする。それでも、それぞれの日常、ずっと続けば良いなという日常も、なにも考えず過ぎていく日常も、そこから抜け出したいと思ってしまうような日常でも、それをそれぞれのかたちで書き残すこと自体にはやっぱりなにかしらの意味があるとも思っていて…。 最初にこの小説を読み終わったのは、6月にしてはとても暑かった日のいつもは行かない駅の公園のベンチで、その日のことはあるzineにも書いたけれど、さっき長いエスカレーターを降りた先のベンチで冷たい風を感じながら、見返しに付箋を貼り付けて、あのときも使っていたお気に入りの栞を挟んだことや、そのとき考えていたこと、それに乗り込んだ電車の隣の車両にサンタがいたことなんかもやっぱり書き残しておきたい気がして、帰りに小さな日記帳を買いました。来年は少しづつ日常も書き残していきたい。 冒頭の引用もそうなのだけど、“妻”にいちばんfeel出来た気がしました。あと、“夫”のオオゼキへの想いと窓目君の加齢とチャック全開エピソードが完全に最高。 もう一度読みたいな、と思ったタイミングで初読と2度目に読んだときに書いた文章を読んでみたら結構良かったのでアーカイブ的に載せておきたい。少し話は違うけれど、このところ「新潮」に掲載されている滝口さんの短編は、めちゃくちゃ凄いと思う。
    長い一日
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