猫社会学、はじめます
21件の記録
あんどん書房@andn2026年2月22日読み終わった猫本の皮を被った社会学入門書である。進路選択に迷う高校生や専攻を決めかねている大学生にめちゃくちゃよさそう。 第1章「猫はなぜ可愛いのか?」では質的統合法によりインタビューから猫の可愛さの七要素を抜き出して整理する。猫に対する愛情が表面的な可愛さからだんだんお猫様…になっていくというのが面白い。 第2章「私たちは猫カフェから何を得ているのか?」には興味深いデータがいくつか出てきていた。例えば犬はペットショップ購入が圧倒的に多いが、猫は(令和4年時点では)「野良猫を拾った」のが一番多いとか、江戸時代にも「花鳥茶屋」なるものがあったとか、猫カフェに行く客層は猫を飼っている人が多いとか。猫を介したコミュニケーションの可能性からサードプレイスとしての猫カフェの効能についてなども。 第3章「ふつうの猫しかいない「猫島」に人はなぜ訪れるのか?」は観光社会学の知見。猫島を訪れる人々は事前に予習するがゆえに猫島としてだけ現地を見てしまい、過疎地域の抱える問題が不可視化されているという指摘。最近よく見るアーリの名前も。 第4章「猫から見た「サザエさん」」はサザエさん全7193話から「家族」としての猫のイメージの変遷を辿る大変そうな研究の賜物。高度成長期には「ネズミ捕り」として半ば放し飼いされていた猫が、「純粋なペット」として家族の一員になるという時代の変化。その兆候をサザエさんの描写のなかに見つけるという試みだ。 一番意外だったのは「タマ」はアニメ版だけで、原作では特定の猫を飼っている描写がないということ。そうなんだ。 第5章「人と猫は、いかにして互いを理解し合っているのか?」は理論社会学からの研究で、なかなか難しい。人間(文明)と対立する自然という観念のなかで、そのどちらにも属し得る猫という存在。 “猫と和解するということは、文明が自然に対して振るう暴力を抑制し、自然と和解する第一歩になり得るということです。”(p173) どうしてもあの看板を思い浮かべてしまうけれど…。 最終的にそもそもコミュニケーションとは何なのか?という話になり、猫と人間との「相互行為秩序」とか猫がコミュニケーションのパートナーたる「主観的他者」である(と人間から認識される)要因とか専門性が深まってきて???となってしまったが、ざっくり言うと「猫社会学を掘り下げることは、人間中心主義や理解できることへの信仰を解きほぐすのではないか」ということか。 最後は特別対談として赤川さんとオープンダイアローグ第一人者の斎藤環さんの対談。猫を飼うことは社会との接点回復やケアとしての効能があるかもしれないが(もちろんその道具として猫を利用することには反対されている)、独身男性は保護猫の里親になるハードルがめちゃくちゃ高いらしいという話も。飼育費の増加とかも、ペット家族化の難しい面だなぁと思う。 装丁:鈴木千佳子 本文書体:筑紫明朝
- 森@mori162025年12月29日買った@ Cat's Meow Books (キャッツミャウブックス)おととい猫が出てくる本だけ集めた本屋に行ってきた。マンガから学術書、雑貨もあった。寝ている猫と猫本に囲まれて幸せだった。2冊買って残りの気になる本は図書館で6冊借りてきた。この休みは猫に浸る。 棚のつくり面白い。猫の動線はしっかり確保しているのにエアコンの隙間は本で埋められてるの好き。


旅するやまねこ舎@t_yamanekosha2025年9月29日読み終わった借りてきた@ 日吉の本だな(日吉図書取次所)今日は第1章。猫の魅力をKJ法(質的統合法)を用いて7点に整理し、相互の関係を図式化するという試み。今流行りのChatGPTの回答もそれほど外れてはいない。当事者(猫)にとっては、きっとどうでも良い話でしょうけど…😹
- dump@dump_qs2025年4月3日読み終わった1章 インタビュー調査のKJ法による分析 2章 参与観察 3章 フィールドワーク 4章 漫画分析 5章 自己他者論。非言語的他者との相互行為 特別対談

よしかわ@yoshikawa2025年3月22日読み終わった2025/03/21 3章まで読んだ。 結構学問してて嬉しい。 猫島というよりは、日本の田舎の観光業の問題って感じがする。 2025/03/22 読了 社会学って面白そうってなった。 サザエさんって本当に貴重な文献なんだな……


















