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@re_m48
幻想 ホラー SF ミステリ
2025.09〜
- 2026年9月26日
別冊NHK100分de名著 フェミニズム上野千鶴子,上間陽子,加藤陽子,鴻巣友季子読み終わったフェミニズム入門書の一冊目。鴻巣友季子さんの『侍女の物語』の解説はかなりゾッとしたというか、ディストピアっぷりが今の本邦ではないか…と、フィクションとは全く思えない地獄のような気持ちに。 そして上野千鶴子さんのホモソーシャル社会からの訣別という章で、そもそもなぜ同性愛が排除の対象になるのかという問いから、男性同士のパワーゲームにおける女性の立ち位置、男性の中にも序列があるという構造の話がかなり学びになった。 - 2026年9月22日
遠野物語柳田国男,石井正己,鯨庭読み終わった遠野の伝承である異類婚姻譚や妖怪、ヒトと動物の関係が描かれている。絵があるとより引き込まれる。特に最後の狼の話は切ない。遠野物語の原書と読み比べるのが楽しみ。 - 2026年9月8日
- 2026年9月6日
小説の怪人山白朝子読み終わった小説を書くことにより、狂ってしまったり自身や身の回りで奇怪なことが起こった作家たちの体験を綴った短編集。 ベストセラー作家の新作小説の内容が、新人時代に主人公が作家仲間から聞いたものそのままだったことに気づき、盗作もしくは何らかの事情があるのではと調べ始める表題作がひねりのある展開で印象的。読者の考え得る可能性を早々に排除していって思わぬ結末を見せてくれる作品が好き。全体的にミステリ的でもあり、ヒトコワの要素もあってどれもおもしろかった。 - 2026年9月5日
シン読解力新井紀子読み終わったこの本に出される例題、ほとんど正しく読解できなくて驚愕。 生活言語と学習言語があり、教科によって学習言語の特徴はさまざまであるという目から鱗な内容も。ワーキングメモリを劇的に増やすことは出来ないので、本丸の課題にスムーズに取り組めるように課題外在性認知負荷を下げるトレーニングをさせる話もかなり興味深かった。 仕事で文章を打つことがたまにあるのでこのトレーニングで読解と言語化が出来るようになりたい。 - 2026年8月30日
ほんとうのことを書く練習土門蘭読み終わったこの類の本でボロ泣きするとは思わなかった。著者が希死念慮をずっと抱えていることをカウンセラーに打ち明けるエピソードから、書く行為は自分を愛することであり信頼関係を築くことだとあり、自己肯定感が低く自分を信じられずにいるわたしにはクリティカルに刺さってしまった。毎日日記を書いてはいるけど、表面的なことしか書けなくて、深く潜って自身と向き合うことを無意識に避けていたかもなと思う。この本を読むと色んな考えが頭の中に生まれて言葉にしてみたくなる。 まずは自分にインタビューする気持ちで日記を書くことから少しずつ始めていきたい。 - 2026年8月25日
罪深き緑の夏服部まゆみ読み終わった幼き日に出会った蔦屋敷に住む少女に魅せられた少年は、画家になり、かつて少女だった女性と再会を果たす。しかしそれと同時期に身の回りで不可解な事件が起き始める。 ミステリだけど、どちらかというと耽美な世界観を堪能するような作品だった。少女に人生を狂わされたまま画家になった主人公というだけでオイシイけど、それぞれの家族との関係性もかなり闇深いものがあって良かった。 - 2026年8月22日
ニュー日本文学史三宅香帆読み終わった著者のコンテンツは色々見たり聞いたりしているのに、書籍は初読み。最近古典に興味があって読んでみたけどカジュアルな文体で分かりやすく面白い。これから古典を読む時の副読本になってくれそう。今一番読みたいのは平安時代の日記文学と、「吾輩は猫である」かも。 - 2026年8月18日
レオナルドの沈黙 (幻冬舎文庫)飛鳥部勝則読み終わった降霊会で霊媒師が思念で人を殺すと宣言し、名前を挙げた人物が離れた場所で亡くなっているのが発見される。そして第二の予告と殺人事件が起こる。 終章で語り手がヒントを与えすぎたと書いていたけどミステリ素人のため、見事に騙されてしまった。妹尾悠二という探偵も飄々としていて良いキャラクター。殺人事件のトリックが明かされた時、ここからもう事件は始まってたのかよ…!となった。やはり作者の作品は読みやすくて面白い。 - 2026年8月16日
- 2026年8月9日
恐怖の民俗学島村恭則読み終わった人間の論理が一切通用しない自然に対する原初的恐怖をカオス(混沌)とし、その自然をカミとして祀ることでノモス(秩序)化して理解できる存在に変換してきたという話がおもしろい。異界と境界という章で、なぜ人間はあらゆる場所に境界を見出すのかという問いに認知科学の面から答えてあり興味深かった。精霊・妖怪・幽霊の違いや、伝承が如何にして現代まで生き残り続けてきたか、流行りのリミナルスペースなどにも言及があり読み応えがかなりあった。 - 2026年8月6日
精霊の守り人上橋菜穂子読み終わった女用心棒バルサが皇子を助けたことをきっかけに運命は激変する。精霊の卵を宿した皇子を父から送られてくる刺客や魔物から守りながら戦い抜く。 力を持つ者たちの都合の良いように歴史が書き換えられるのは現実でもよくあることで、ファンタジーだけど自分たちの話でもあると感じる描写が多い。水・火・土などの属性が出てくるのはファンタジーの醍醐味だし、伝承や祭り、村のしきたりなど細部まで作り込まれていて最高。 ついに守り人シリーズに手を出してしまった!続編読むぞ〜 - 2026年8月5日
- 2026年8月3日
- 2026年8月1日
ダイナー平山夢明読み終わった金欲しさに闇バイトに手を出し、拷問を目の当たりにして、生き埋めにされそうになった後に殺し屋専門の会員制ダイナーのウェイトレスとして働くことになる主人公。過激で血腥い中に一匙の愛の話があり、グッときてしまった。めちゃくちゃ血が流れているのに読後感は清々しく少し切ない。そして食べ物の描写が美味そう。ノワールもので女性が主人公というのも良い。次々に味の濃い食べ物を口に突っ込まれていくような展開で満腹。 - 2026年7月19日
プレゼント伊坂幸太郎,宮部みゆき,恩田陸,梨木香歩,江國香織,町田そのこ,米澤穂信読み終わった豪華作家陣による新潮文庫の100冊50周年記念アンソロジー。宮部みゆき「真実のトランク」、読んでみたらまさかのSCPモノで衝撃。大ベテラン作家のSCPが読めるなんて、これだけで元取れたようなもん。個人的には梨木香歩「見越しのマツ」にグッときてしまった。植物を題材にした不思議な話であり人生の話でなんだか救われたような気持ちに。恩田陸「伝説の季節」、まさにファンにはたまらない紛うことなきプレゼントと呼ぶべき作品だった。買って良かったな〜 - 2026年7月19日
最恐の幽霊屋敷大島清昭読み終わった拝み屋が各地に赴いて悪霊を壺に取り込んでいたが、その壺で頭を殴られ殺害される。壺は割れて悪霊が屋敷に住みつき、入居者を死に至らしめる。 ホラー・ミステリ・ホラーみたいな展開だった。悪霊をぎゅうぎゅうに詰め込んでたら一つになってとんでもない化け物が生まれるの怖すぎ。あと死人が多いし、勝ち目なさすぎる。結末はここで終わり!?となったけど、かなり怖がらせてもらったのでまあまあ満足。 - 2026年7月12日
方舟夕木春央読み終わった誰か一人が残らないと脱出できない地下建築に閉じ込められた中で起こる殺人事件。地下に残って犠牲になるべきは犯人であるという結論になり、犯人探しが始まる。 犯人が分かったあとに展開があるのが嬉しい。後味の悪い最高のラストだった。難しいトリックは全然使ってないのにこんなに面白くて凄い。一日で読んでしまった。 - 2026年7月11日
禍小田雅久仁読み終わったまさに怪奇幻想!奇想だらけの身体ホラー短編集。全編良かったけど強いて言うなら、人の耳に指を入れて他人の体の中に入り込む「耳もぐり」、異世界が現実を侵食してくる「喪色記」、髪を崇める新興宗教の儀式にサクラで参加する「髪禍」かな。「髪禍」は唯一オエッとなる描写があったな。 どの作品も物語の導入から想定外の展開と結末を見せるのが凄い。そして文章が上手すぎる。このホラ2024の1位になったのも納得の怪作揃い。 - 2026年7月4日
古事記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典角川書店,谷口広樹読み終わった現代の創作に日本神話ネタが使われていることが多いので、まずは古事記から履修。思った以上に面白かった。国生みからイザナキの黄泉の国訪問や、海幸彦と山幸彦の釣り針をめぐる話など。ビギナーズ・クラシックスは入門書に最適。今度は日本書紀を読んでみたい。
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