私は男でフェミニストです

16件の記録
- yuki@yk_books2025年8月17日読み終わった男が男に怒ってくれる、平等が何かを問い続けてくれることがいつか当たり前の価値観になったらいいのに。国語教師である著者が、言葉にもかなり気を遣って書かれていて、読み返したい本になった。 かつ、性差別を考えるとき、日本がこれまでにしてきた加害にも目を向けたり、できるだけ解釈を入れない歴史に学んだりもしていきたい。
- はな@hana-hitsuji052025年8月16日読み終わった図書館本これめっちゃ良かった。 エピローグから既にフルスロットル。 フェミニズムはジェンダー、あるいは両性(男女と書いても女男とは書かないし読まないことさえフラットではないという視点からこの表現を使ってあった)を分断するものではない。 植民地主義と家父長制の苛烈な呪いの強さよ。 潜在意識にまで刷り込まれているこの価値観の世界で有利な立場として生きてきた著者が、母の人生を通して後輩学生の言葉によって考えを深めていく。 『あなたのフェミはどこから?』と近いニュアンスの読みやすさ、納得感で読んでいて気持ちが良かった。 昔、ストレスで声が出なくなった時のことを思い出した。息が抜けるだけで声が出ない。誰に呼びかけても全く届かない。 この本は『だれか』と聞こえない声で助けを求めた時、意外な人が振り返ってくれたような驚きがあった。 まさか、あなたがこの声を聞き取るなんて、という感じ。 ジェンダーは関係なく、植民地主義に疑念を抱く人はいずれ家父長制にも疑問を持ち、フェミニズムの扉の前にも立つのではないかと予想している。
- うえの公園@uenopark2025年7月25日読み終わったフェミニズムエッセイ。前半はフェミニストになった背景を描き、後半はどうやってフェミニズムを男たちに広げるかの実践編のような構成。 めちゃくちゃ勉強になった。 82年生まれキムジヨンを読んでからの方が内容が入ってくると重う。
- さみ@futatabi2025年2月16日かつて読んだ韓国男性にみられる「帝国男性に自尊心を打ち砕かれた植民地男性のふるまい」、そしてそれを良きものとして育てられてきたにも関わらずフェミニストに態度を槍玉にあげられることで、一般男性は二重に打ちのめされることになっていたのか?