パーク・ライフ

18件の記録
- ブックねこ@book-neco272025年9月29日読み終わった借りてきた小説芥川賞大きな事件も、展開も無い物語は好きなほう。 好きなはずなんだけど、読了後、今回はまだうまく飲み込めてない。 もしかしたら、コロナ前と今とで世の中の空気感みたいなものが微妙に変わったからなのか…そのあたりがあやしいと思うけどうまく言葉にする力が無い。今はまだしっくりこない感じ。
- Rie@readrie2025年9月21日読み終わった@ 待合室出版区の朝井リョウおすすめで図書館で借りた。 少し不思議なきっかけで認識した人となぜかまた公園で出会いそこから会うようになる男女の話。 主人公は知り合いの夫婦(2人ともいない)の家にサルの世話をお願いされ度々そこで過ごしているが、その生活の描写がなんとも可愛らしさがあるというか人が生きている様子を上から見ているような人間の生活の豊かさを感じた。雑貨屋に行って店主とささやかなやりとりをしたり、夜眠れなくて疲れるまで歩いたり、そしてその多くにサルを肩に乗せている。 最後の終わり方がハッとさせられた。 人と何かのタイミングや偶然が重なり交差する時もあるが、本来は別々の方向を向いている。そんなひとときの人との交流と、それでも過ぎ去ってしまうことを肯定しているように受け止めた。
- 夏しい子@natusiiko2025年3月29日かつて読んだ「なんで」 と聞かないで済むのは 一部分でも感覚がシンクロして相手の事が理解できるからだろうか。 もしくは、ずっと前から浮かんでいた 「なんで」の理由を色々と想像してきたからだろうか。 私はスタバ女の感覚が分からないから 彼女の言動に「なんで」を入れたくなる。 無理に事件が起こらない 事件に繋がらない それが自然な日常。 この小説のそういうところが好き。 けれど、今はまだ 私としては、彼女の最後の言葉に やっぱり「なんで」を聞きたくなる。