うたかたモザイク

39件の記録
- 五月晴@satsukibare2025年6月14日読み終わった「前夜」は好きだった。 好みのお話があまりなく、性行為の生々しい描写があるお話は苦手。全く恋愛小説を読まないから面食らっただけかもしれないけれど…
- gakky@_gakky2025年6月5日読み終わった・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 大阪の叔父さん "生えるんやなくて、いらんもんがなくなって枝分かれしていくねん。俺もそんな感じやろな。 何かを選び取ったわけやなくて、消去法や。 自分にとってどうしても無理なもん、耐えられへんもんを削いでいったらこうなっとったんや。" 確かに、そうかもしれない。 神さまはそない優しない 最初の方は関西弁のテンポの良い語り口にくすっとしながら読んでたけど、後半はうるっとしてしまった。 100点じゃないけど、愛なんだな。
- ユメ@yumeticmode2025年4月17日読み終わった感想一穂ミチさんの著作を読むのは、『スモールワールズ』に続いて2冊目。今回も圧倒された。 「sweet」「spicy」「bitter」「salty」「tasty」の5つに分類された、17の物語。SF、ファンタジー、百合、BL……ジャンルも、シチュエーションも、語り手も様々な物語たちは、ひとつひとつ味わいの異なるキャンディのようでもあり、光を当てる角度を変えるたびに違ったきらめきを見せる緻密なステンドグラスのようでもある。一穂さんの多才さにひたすら感嘆した。 従兄同士の関係を描いた「Still love me?」、家具が語り手となる「sofa&」、亡くなったあと猫に生まれ変わった男性が妻に拾われる「神さまはそない優しない」が特に好き。どの短編にもハッとさせられる文章が散りばめられていて、一穂さんの小説を読むのは本当にドキドキする。この心がひりつく感覚を求めて、きっとこの先の私はまだ読んだことのない本にも手を伸ばすのだろうと思う。