自分ひとりの部屋 (平凡社ライブラリー831)

31件の記録
いーじーらいす@EasyRICE2026年3月28日読み終わった第五章より 「立ち止まって罵ったら負けだからね――と、わたしは彼女に言いました。同じように、立ち止まって笑っても負けになる。ためらって口籠っても駄目。跳躍することだけを考えてねと、まるで全財産を彼女の背に賭けたみたいに、わたしは懇願しました。彼女は鳥のように飛び越えました。でもその向こうにも、またその向こうにもフェンスがあります。手を打ち鳴らす音と喚き声は神経に障りそうだったので、持ちこたえる力があるだろうかとわたしは危ぶみました。でも彼女は最善を尽くしました。メアリー・カーマイクルが天才ではなく、名もない若い女性で、寝室と居室を兼ねた一部屋で最初の小説を書いていて、時間やお金や余暇といった望ましいものも十分にないことを考えれば、そう不味い出来でもないと、わたしは思いました。 あと百年あげよう――と、わたしは最終章を読みながら結論を出しました。そこには〈だれかが客間のカーテンをぐいと引っ張ったために、人びとの鼻とあらわな肩の向こうに、星々の輝く夜空が見えた〉とありました。彼女に自分ひとりの部屋と五百ポンドをあげよう。心にあることを語ってもらい、いま本に詰め込んでいることの半分を除いてもらおう。そうすれば、いつかもっと良い本が書けるはず。 メアリー・カーマイクル作『人生の冒険』を本棚の端に戻しつつ、わたしは言いました――あと百年経てば、彼女は詩人になるでしょう。」
いーじーらいす@EasyRICE2026年3月28日読んでる「わたしの手はありきたりの凡庸なものから逸れて、 風変わりな事物をたどるのが好き。 他にはない見事な薔薇の花を見つけたら、 色褪せた絹地に地味な刺繍などしない。」




ぬ井(3匹のペンギン文庫)@omomochiroom2026年2月28日読み終わったマーカーをひきたくなる名言がいっぱい! 女学生たちへのアツいエールを、英国らしい皮肉を混ぜて語っているのがエレガントでかっこいいなー。 およそ100年前に書かれたものだけど今も似たような状況なので、人類にはまだまだこの本が必要だね。



mikata@arhg_mkt2026年2月8日読み終わったずっと気になっていた本。通勤の電車の中で少しづつ読み進めていたらだいぶ時間がかかってしまった。昔の講演した時のものをまとめたものとあったけれど、今にも通じるというか変わってないところが多々あるなって、後どれぐらいたてば変わるんだだろうか。私が死ぬまでには無理だろうけど、これからの若い人たちには同じような嫌な思いはしてほしくないなと改めて思った。

ジクロロ@jirowcrew2025年10月22日ちょっと開いた「彼女(シェイクスピアの妹)は若くして死にましたーーそう、一語たりと書くこともなく。さて、わたしの信念はこうです。一語も書かずに十字路に埋葬されたこの詩人は、いまなお生きています。みなさんの内部に、わたしの内部に、……生きています。ともかく彼女は生きています。というのも、優れた詩人というものは死なないのです。今でも現前し続け、チャンスを得て生身の人間となり、わたしたちとともに歩むときを待っています。」 彼女が蘇ったとき、彼女がはじめて書くことができるように、その環境を整えておく努力を惜しまないこと。著書の時空を越えた使命感に、素直に感動した。

さや@saya_shoten2025年8月18日気になる三宅夏帆さんが紹介(※)しているのを読んで気になった!小説じゃなくて著者の講演録!読みやすそう! (※)“本を読まなくてもいい”という主張をしている発信者、その人自身はたくさん本を読んできているケースも」【書評家・三宅香帆】







































