夏物語
24件の記録
かえらずの本棚@Nexus_vel2025年9月12日また読みたい心に残る一節川上未映子を知ることとなった作品。なによりもまず地の文がすばらしい。これほど豊かな読書体験をしたのは生まれて初めて。 人の命について――生むということ、生まれるということ、そして生きるということと真摯に向き合い、その是非を問い、意味を見出そうともがく人々。 また同じく読者の数だけ存在するであろう答えを、この本はなにひとつとして置き去りにしない。生きづらさを抱えるすべての人が手に取るべき一冊。 「ただ、弱いだけなのかもしれないけれど」 「生まれてきたことを肯定したら、わたしはもう一日も、生きてはいけないから」





Σ@haliete772024年9月13日かつて読んだhttps://web.kawade.co.jp/bungei/3600/ 自身の反出生主義が揺らぐかと思って読んでみたけど、作中ではそうならなかった。下の記事を読むと、産む側と産まれる側の「よい」が違うといった箇所で納得させられる部分はあった。 夏物語は、作者の主張を説教臭く語るようなことはしないで、あくまで物語調なため、センシティブだと言われるようなテーマも上手く扱っている。正直、自分が女ということもあって、どの人物にも深く共感できるパートがあった。巻子と緑子は母と私の親子関係のようだし、善百合子は思想が完全に私。笑 金を自由に使えない側と使える側の両方を体験したからこそ、紺野と夏子の離婚するしないの言い合いはどっちにも共感できて辛かった……。金持ってればそう言うんだけど、でも金無い側はそうよね…って。なんか色んなこと思い出したな。 それにしても表現がリアルで好きだ。生々しい。三島由紀夫の文体と対極のような。事実をストレートに、って感じの。人間の感情とか、揺らぎとかについて深く深く掘り下げてる印象。 で結局夏子の決断を見届けた訳だけど、たしかに、不幸になりうる者を産んでるのではなくて、無の「世界」を産んでるのだと思えなくはなかった。これから自分で価値基準を作って、幸にも不幸にもなる、世界。 私は今まで反出生主義を唱える時に、産む自分を想像して、産まれて生きていくのも自分を想像していた。要は、産まれた自分は可哀想で仕方がないんだと。そんな被害者を増やすのは悪だと。でも産むのは自分で、産まれるのはまた別の生命体なんだよなぁ… でもなあ……出産はエゴで賭けだという部分はどうにも拭えないんだよな。絶対に否定できない部分。 夏子と巻子の葡萄狩りのシーン、泣けたとか言ってるツイートが散見できたけど、泣きたいのは夏子だろ。泣いてたけど。夏子の母親が産まなければ…ね 普通の葡萄狩りも行かせてあげられないなら産むなと ちょっとまた考えて読み直したい…
やえしたみえ@mie_e01252023年6月25日読み終わった@ 自宅かつて反出生主義者だったけれども、同時に昔から血を分けた子どもが欲しくてたまらなかった私が、もういい年になってきて子どものことや将来設計を考えるたびに発狂しそうになってTwitterで騒いでたら、反出生主義者のフォロワーが勧めてくれた本。 非常に良かった。2回読んだし対談記事も読んだ。読書感想文をnoteに投稿している。 https://note.com/mie_e0125/n/na7376d3a09a7




月日@tsu_ki_hi_2020年12月30日読んでる@ 本の読める店fuzkue初台2020フヅクエおさめました。手放しに緩やかに本を読める時間を今年たくさんありがとうございました。出会えてよかった。鶏ハムサンドイッチがおいしい。器の藍色もすき。 年越し本に決めた川上未映子さんの『夏物語』を黙々。


















