黄色い家(上)
69件の記録
まっつ@mattus_1232026年1月10日読み終わった物語は、主人公がニュース記事を通じてかつての同居人・黄美子の逮捕を知る場面からスタートする。一見、過去を振りながら黄美子の人物像を解き明かしていき、事件の真相に迫るミステリー風な話に見えるが、実際は金に翻弄される人間の姿と、連鎖する貧困の救えなさを如実に描いた社会風刺の物語。と、私はとった。 川上未映子さんの作品は、ご自身の経験もふまえてなのか貧困家庭をリアルに描くことが多いなと思う。他の作品では、貧困はキャラクターを構成する要素でしかなかったが、今作ではそこを主題に持ってきていることもあり、前半にして読み応えが抜群だった。わーーこんな雑な締め方したくなかったけど、本当にすらすら読めちゃうんだもん。
ちゅん@mtng08232026年1月10日読み終わった主人公の真面目さがすべて裏目に出ていて、読んでいてしんどくなる。世の中には自分ではどうにもできないこともあるが、生きづらい考え方や選択をしているのも自分だと考えさせられた。下巻で救われるのだろうか。

- ぶんことう@bunkotou2025年12月30日読み終わった真っ当な世界からはじかれて、どうしたらその世界に行けるかも分からない焦りや怒りや諦念が痛いほど伝わってきた。足元に穿たれた暗闇を見続けるような息苦しさを描ききってて、すごいなあ。


ほんね。@Honne_03302025年12月28日読み終わったちょっと進んだかと思えば途端にスタート地点より前に引き戻される。 生きていく上でお金は必要。 自分の意思ではないところでお金が消えるのはしんどい。下巻に続く。

波@namireads2025年12月27日買ったかつて読んだ川上未映子さんが以前、「夏物語」についてのインタビューで、生まれてくることは死ぬことと同じくらい取り返しがつかないことだと言っていて、それは今も忘れられない言葉。 生まれてしまったが最後。どんなに負け続けてもゴミみたいに踏み躙られても、お腹は減って食べて眠って生きていかなければならない。親も家も、生き方さえたぶん本当には選べない。 未映子さんはこの世界に溢れる美しくないものを剥き出しの言葉で書いてその中で、それでも美しいとしか言いようのないものを浮かび上がらせる。この本はお金について書かれた話だけど、それは心の話でもあった。たったひとつ誰にも奪われず、選んで守ることができるもの。そしてそれさえも捻じ曲げる力を持ちえるお金というものの圧倒的な強さ。 食べ物がいっぱいに詰まった冷蔵庫の思い出。自分のことを話さない黄美子さんが時々見せる呆けたような表情が忘れられない。

ちょび@greenapple42025年12月20日読み終わった@ 自宅最初と最後はコロナ禍の令和で、お話は花の幼少期から始まり青春時代の平成を描く、ノスタルジー小説としても読めます。 花の誰かに失望してもどこまでも人との繋がりを希求する生き方に感動する。お母さん、黃美子さん、映水さんのことを気にかけていた。


いぬを@_____on7222025年12月4日読み終わった第75回読売文学賞受賞、2024年本屋大賞ノミネートのノワール小説です。 血のつながらない4人の「あの家」で過ごした過去を振り返る。 黄美子さんはいい人なのか?





























































