マザーアウトロウ

29件の記録
- にわか読書家@niwakadokushoka2025年8月16日読み終わった@ 自宅面白かった。 全体的に軽やかで楽しい。 でも、いろんなテーマが入っている。 煮詰まった時に誘いに乗るようにしている、行動力がえぐい友達のことを思い浮かべた。
- ばま@33yen2025年8月13日読み終わった最高やなこの小説。エネルギッシュな姑。 過去に辛いことがあって、それを乗り越えて今を強く生きている人の話って好き。 ミーツ・ザ・ワールドがいまいち刺さらなくて、他の小説も読んでみたいと思って、本屋で見かけたこれ読んでみたけど、こっちはすごい面白かったな。 文章の書き方の特徴はやっぱ結構あるけど、喋り言葉そのまま文章って感じやし、読みやすくもあるかも。
- m@kyri2025年8月3日読み終わった@ 自宅するーっと読める 張子は小説の中にいてくれる分には清々しいけど現実世界で関わりを持つとなると「おい張子!ふざけんなよお前!」って言いまくることになると思う わたしは明日韓国行かない?のノリで韓国には行けない…腰が重いので… でもなんにしてもやりたいことやる人生の方がいいに決まってる 選択的夫婦別姓はよ実装して
- ハヤシKYヘイ@heiheikyo12025年7月28日読み終わった「義母」という言葉の英語が「mother-in-law」であるところをモジったタイトルがまず秀逸だ。エキセントリックな義母である張子との出会いにより、主人公の波那の人生がドライブしていく様が心地いい。しかもこの、波那も波那で、確かな自己があるタイプの人で、でも時を止めていた過去があって、というところが読みどころとなる。 金原さんの前の作品『ナチュラルボーンチキン』とも似たテイストながら、本作『マザーアウトロウ』は主人公・波那だけでなく、張子の息子であり波那の夫である蹴人という登場人物の存在が光る。 どんな人とも出会いがしらで親友になり目立ちたがりで魅力がとどまるところを知らない母親と、圧倒的に異なる自分。生真面目で地に足のついたスタイルの蹴人は、「仲のいい友人も気づけば母親にとられてしまう」といった感じで、母親に苦手意識を抱いてきた。張子も張子で、時代の空気もあって産むことになった息子が自分と違うタイプであることを色々と考え、その距離のとり方に苦心してきた、そういう親子の変遷が、主人公・波那の視点から眺めていくうちに浮かび上がっていくのが、面白かった。 恋愛するしない、結婚するしない、子供を持つ持たない、色んな決断に関する思考が、張子や波那や蹴人たちのやりとりを眺めていると行っては来て、振り子のように揺れ動く。いかなる選択をしても、それは自分で決めていいのだし、肯定していけるはず。そうした勇気をもらえた気分。 なにより金原さんの文体のドライブが心地よすぎて、本当に読んでいるだけで楽しい。
- 七瀬@nana-book2025年7月25日読み終わった登場人物がクレイジーなのに、考え方や生き方をアップデートしてくれる。 私はどちらかというと安全思考な人間だけど、時には大胆・衝動的に行動してもいいのでは、と気づかされる金原節炸裂でお気に入りな一冊。