火星の女王
40件の記録
ブックスエコーロケーション@books-echolocation2025年11月23日新刊入荷@ ブックスエコーロケーションブックスエコーロケーション、11月23日(日)open。11‐19時。ご来店お待ちしてます。 小川哲『火星の女王』早川書房 地球外知的生命の探求のために人生をかけて火星にやってきた生物学者のリキ・カワナベは、とある重大な発見をする。いっぽう火星生まれの少女、リリ-E1102は、地球への観光を夢みて遠心型人工重力施設に通っていた。NHKドラマ化原作、火星と地球をめぐる壮大なヒューマンドラマ。 #小川哲 #火星の女王 #早川書房 #NHKドラマ #信州 #長野県松本市 #松本市 #本屋 #書店 #古本屋 #ブックスエコーロケーション





- 味噌田楽@miso___dengaku2025年11月11日読み終わった感想あらすじ:開拓船が火星の地に着陸してから40年、火星は金にならないと判断した地球の惑星間宇宙開発機関は撤退計画を推し進め、火星に留まることを望む火星の住民との溝は徐々に深まっていた。そんな中、火星で不思議な物質が発見されたことを皮切りに事件が巻き起こる。 NHK絡みの作品だからか小川哲らしからぬ地に足ついたSFで比較的少なめのページ数でめちゃくちゃいい意味で綺麗にまとまっていて読みやすかった キャラの魅力が光る群像劇と二転三転する展開で物語を引っ張っていく作風は健在 タイトルからもわかる通りハインラインの「月は無慈悲な夜の女王」 をオマージュしてる面もあるようで火星と地球の対立を描いたポリティカルSFとしても楽しめる



Ryu@dododokado2025年10月23日買った読み終わった以前対談でアンディ・ウィアーとテッド・チャンの良質な部分を受け継ぐ作家が日本にも現れてほしいと語っていたが、小川哲自身がそれを目指して書いていたことも伺えるようなウェルメイドかつ王道のSF。社会構造への観察眼がするどく、かといって説明的にならず、そこに息づく人間にもリアリティがあった。ただ帯にある「誰も読んだことのない小説」というコピーに期待しすぎてしまったのか(むしろ既視感のある設定、既視感のある人物の料理の仕方が上手い小説なように思う)、物語にも文章にも大きな飛躍がないことに不足感をおぼえもした。良くも悪くもうまくまとまってしまっていて(しかしそのまとまりがすごい)、箱庭の中に人物と道具を配置してそれがどう動くのか計測して書いたような印象さえもたれる。地球と火星の距離はそうだとしても、人と人の間の距離はそういうものなのか。









































