私運転日記
34件の記録
きん@paraboots2025年9月6日読み終わった読みたくて、だいぶ前に買ったが、読み始めると、どうにも読み進まなかった。 それは単に大崎さんの言葉が自分にフィットしないとか合わないとかそういう話なのかなと、本書をずっと放置してたが、読み終えた今思うのは、フィットしないとかではなく多分、大崎さんの言葉の一つ一つを、そのまま捨て置いたり読み飛ばしたりおざなりにしておけなかったんだろうなという事。 実はそれが分かったのは、読書日記をつけつつ読み進めたことがあったからで、こんなにも重く惑わし、そして考えさせられる言葉の数々を抱えきれなかったせいでもあった。 当たり前かもしれないが、大崎さんは言葉のプロなので、素敵な表現はおろか心のひだに留まるようなことばを数多く書いている。しかしその巧みさよりも直向きさ、心に残る心を動かすことばが多かった印象。 そしてぼく自身、自分でもしばらく書けなくなっていた日記を、また書いてみたいと思わせてくれたのは、本書を読んだおかげであり、日記を書くということが自分との向き合う営みであるからに他ならないし、それはひどく面倒で重く時間のかかることだから、多分この本を読み進まなかった要因の一つだったんじゃないかと考えてる。 追伸 自分が大崎さんと同世代でもありかつ、最近おこった出来事を中心に綴られた本書であることも、ことばを捨ておけなかったひとつの理由なのかもしれない。 p.150 忘れたくないことも、忘れ難いことも、早く忘れたいことも、日記に書いてしまえば、安心して忘れられる。全て忘れても何一つ忘れることなんてないことを、日記を書くことは慰めてくれる。




海老名絢@ebina_aya2025年6月26日読んでる大崎さんの抒情というよりは叙事の詩が好き。日記はちょっと抒情があって、でもベタベタしていない。読みやすくて、会社勤めをしていない詩人の生活が見える。


記憶@dasilva2025年6月11日読み終わった再読中@ 電車なんとなく今読みたいな、と思ったら昨年の今頃ちょうどtwililightに初めて訪れて、私運転日記を購入した記録が残ってた。梅雨の湿った空気でこの本を思い出すみたい。引力のあるエッセイだなあと思う。装丁もすき。美術展に向かう往復の電車で読み終える。
ぱんだちゃん@pandamental2025年3月27日読み終わった人の日記読むのはたのしい。 p.120 9月7日の日記 ひとりの自分の機嫌には陰と陽があること、陰がきてもそれは長くは続かないこと、だからできるだけそっとその時間が溶けるのを待つこと。ちゃんと把握して、もっと慣れたい。





























