チョコレートコスモス

42件の記録
みゆこ.~.@miUiko2026年9月11日読み終わった本当に演劇を見ているかのように錯覚して、作品内で演技に魅せられている観客と同じようにアドレナリンが出てくるのを感じた。 想像以上のものを見せつけられた瞬間の、恐怖とも感動ともつかぬ感覚 が何度もあった。 天才と呼ばれる人たちの中身が、丁寧に描かれていると感じた。タイプが異なる2人の「天才」。すべて意味を考えながら脳で動くタイプと、先に身体で覚えて直感で動くタイプ。2人の相乗効果と、その2人に呼応するように動き出す周囲の人。 きっと、何度も読み返す作品になると思う。 世間からの評価と自己評価との照合に苦しんだり、達成感や優越感に浸っていたのも束の間、屈辱を感じたり。登場人物たちから、成長しながら生きるには、この繰り返しなのだと学んだ気がした。 ただ、絶望するのではなく、自分にとっての最適解を探し続けること。 この本で描かれているのは「舞台」「オーディション」だけれど、きっとどの社会でも変わらない大事なことだと思うから、何度でも見返して忘れないでいたい。 他にも、長い年月をかけて一芸を磨き上げてきた人のオーラや所作、「歴史」を頭に入れることの利点、若き「天才」の危うさと扱い方(育て方?)など、本当に至る所に大切なことが詰まっている。 【印象に残った台詞等】 ・同じモノを手に入れたからって、おまえらなんか、絶対その重さに耐えきれないっつうの ↑最近よく、周囲の優秀な人を見て、そうなりたいと焦っても、そうなるための器がまだ出来上がっていないと感じる。 ・ある日突然変わったんじゃなくて、一滴ずつ変化を貯めてるうちに、ある瞬間外に溢れ出して、人目につくようになっただけ ↑これも最近の気づき。優秀な人たちや、目標にしたい人たちを見ていると、ずっと考えることをやめていない人ばかり。 ・今見ている少女の中にあるものを、把握できない。評価できない。理解できない。そのことが、彼をひどく苛立たせる。 ・ー本当に、知らないということは恐ろしいことだ。あの時、あのままあの子の演技を見ることなく帰っていたとしたらー ・うまくなるには、何かのショックを受ける必要がある。 ・知らないことは恐ろしいことである。しかし、同時に心の安寧を約束してもくれる。
Michika@0610shun2026年7月3日読んでる演劇の世界というのはとても不思議。 現実の中で皆が本気で虚構を作る。 観客もその演じられている世界を 現実として受け止める存在で、 その場にいる全員がある意味共犯的な関係で 世界観を創り出すという構造は とても刺激的だと思う! その緊迫感や気迫が勢いよく伝わってきた。 幼少からキャリアを積んできた演技への渇望と激情に溢れた響子。 観察力・記憶力に優れ、瞬時に他人になりきることができる飛鳥。 悔しさや敗北感を越えてくる演技への情熱。 場の空気を変えてしまう閃きとセンス。 2人の天才のぶつかり合いは読み応えがあった。 人と比べないことは楽だけど、 やっぱり本気になるためには 誰かや何かと競うことが必要なのかも。 高みに登るための自分の弱さとの対峙が 別世界への入り口に必要なものだと感じた。 ここまで人をのめり込ませるものがあるのか。 そしてそこまでのめり込んでいる人の内面を 描けるものなのか。 二重の衝撃を受ける恩田陸さんの傑作だと思う。









ぴぴ@pipi0066_02026年7月2日読み終わった天才とは才能か、それとも執着か? 読み終わった今でも心臓がドキドキしている。 恩田陸の書く天才って天才の誕生じゃなくて、もうそこに"いる"んだよね。その天才の書き方がすごく面白い。 「spring」を読み終わったあとも思ったことだけど、読み始めた時の天才ってどこか人間離れして、感情が読み取れないって感じがするんだけど、実は誰より人間で感情があるのだなと、感じる。 これからの物語もすごく楽しみなことだ。


はちむら@hatch-me2026年5月31日読み終わったあまりにも面白くて、ページをめくる手が止まらなくて、電車を乗り過ごすくらい夢中になって読み切ったんですよ。 「こんなに面白い話、続編があってもおかしくない…!」と思ってあとがきを読んだら(文庫版だったから)、「この物語の続編の構想が」「三部作予定です」の言葉が!!! 飛び上がるほど嬉しくて、発行2011年だったからそろそろ一作くらい出ててもおかしくないと思って、検索したんですよ。 ……連載誌の廃刊で続編の話は影も形もなく。たった1日で天国と地獄を味わいました。とんでもない本だ。
- こわこ@kowawawawa2026年2月13日読み終わった少し変わった女子大生が演劇を始めて波紋を起こし、とあるレジェンドが制作する舞台に出演するキャストを選ぶオーディションに参加することになる。 蜜蜂と遠雷から思っていたけれど、恩田先生は天才を天才として描くのが上手いなぁ。安心感。 そして比較の上下も少ない。あくまでオンリーワン、そしてその時にそぐうかどうか。
くらぱ@reads_MS2026年2月11日読み終わった舞台のお話が読みたくて。 「少女歌劇☆レヴュースタァライト」を補強する物語を探す試みだったが、大当たりだった。 恩田陸さんの小説読みたかったから、こんなに良い作品に出会えて幸せ。 舞台に立つ真の悦びを知ってしまったら、それを知らなかったときの自分には戻れないこと。 そして、その悦びに手を伸ばす不安や恐怖が、無垢であまりに自意識のない飛鳥に足りないものであり、何者かになる前から役者であることを運命づけられた響子が苦しめられているものなのかなと。 響子と飛鳥、まったく違う境遇でありながら、互いに足りないものを補完し合っている構造が美しい。 響子が初めて舞台の快楽を知った『ハムレット』 それと同時にその快楽に傾倒する自分をどこかで制御している。 飛鳥が初めて舞台の先にある何かを感じた『ハムレット』 しかしその何かのために、貪欲になることを知らない。 飛鳥の壁は自己主張の少ないキャラクターだからやや複雑だけど、『自分』がないことだと語られている。 そしてそれは兄や龍子、芹澤によって補完されている。 空手が怖くならないと、つまり、自分の強さの物語が通用しない世界があることを知らないと、もうそれ以上強くはなれない。 客観的なのに客観視できない。分析するけど見てはいない。つまり、理屈で考えられるコントローラブルな論理で固めて、心から恥や恐怖を感じるような状況から目を逸らしている。 飛鳥が「きちっと計画を立ててコツコツ積み上げる」 ことが好きで、「秩序のないイレギュラーな日常は性に合わない」「自分の知らないところでどんどん話が進んでいっちゃうのが嫌」と言っていることからわかるように、本当の恐怖と対峙することを本能的に避けているんだろうな。 ハイデガーでいうところの、実存的不安に対する無意識の防衛だと思った。 神谷や他の凡人舞台好きキャラたちは若干薄かったけど、彼らもまた批評家になってしまう自分と、心から作品を創りたいと願う貪欲さとの間で揺れているのだな。(むしろそのバランス感覚こそが彼らを“平凡”たらしめていて、飛鳥が“天才”である所以だと思ったけどな) 「女二人の舞台」←あまりにもスタァライトすぎて、こんなにもドンピシャな作品そうないかもしれない あの頃には戻れない 何も知らなかった日々 胸を刺す衝撃を 浴びてしまったから
Chocolat@ayako_s1262026年1月10日読み終わったあまりに面白くて一気に読んでしまった。 元旦からの発熱がようやく回復の兆しで、やっと本が読めると手に取った2冊目。 1冊目はポール•オースター。 微熱も吹っ飛ぶほどの解像度の高さ、まるで自分がその場にいるよう。 あぁ、やっぱり自分は物語が好きなんだ、と実感した1冊です。 (新書を数冊手に取ってみたけど、目が滑って脳内に落とし込めなかった… 体調回復したら新書も読もう)

シロップ@sirop2025年10月22日買った読み終わった最近寒くなってきたのでおふろで読んだ。読みやすいのでさくっと読めてしまった。 思っていたよりもガラスの仮面ではなかった。おもしろかったけど、正直、読みたいのはここからであって……という気持ち。長〜い予告を見たような……。いや、おもしろかったけど……。- 本を食べない山羊@goat1234562025年9月7日読み終わった久しぶりに読み返したけど、面白すぎる……! 響子と飛鳥の領域展開的演技力と、それを描く恩田陸の領域展開的筆力によって、わたしも神谷や巽とおなじように客席から芝居をみているような感覚になったし、ヒナギクに触りました(断言)。



あやめ@ayame0814192025年6月23日読み終わった借りてきた読書日記飛鳥と響子、飛鳥の恐ろしいほどの才能に周囲の目が行きがちだったけれど、人間としても役者としても圧倒的に魅力的だったのは響子だった気がする。 もっと響子の物語を見たいと思った。 飛鳥は今後に期待、かな。人間味を獲得しないと始まらないもんな。
- ヒソノソ@hisonoso2025年5月4日読み終わった@ 自宅スプリングを読む前にと、ぱらぱらっとしたらやめられずに全部読んでしまった。恩田陸にしては、有名でない作品だけれど、めっちゃおもしろいですよね

























