DTOPIA

38件の記録
- momoko@booktakusanyome12012025年4月27日読み終わった文藝春秋を祖父から借り、昼から夜中近く、大体12時間くらいで全て読みました。 パラパラとめくって、「これは私読まない系のやつな気がするな」と思っていた自分に冷水をかけビンタしたいくらいに常に勢いの絶えないエネルギッシュな作品でした。もうすっかりこの作品の虜です。 全人類に読んで欲しい。頼むからこれ読んで生きて!!というくらいには。
- talia@talia0v02025年4月11日読み終わった借りてきたデートピアという名前ではあるがデートピアが本題ではないと読み終えるまで気付けなかった。 以下ネタバレです。 物語は(デートピアのエンタメ的な結末は序盤の方で明かされるにもかかわらず)、読者を突き放したような中間地点で終わりを告げる。それはまるで彼らの物語がこれからも続いていくと暗にも明にも示しているよう。 「若気の至り」とするにはショッキング過ぎやしないかというエピソードがカラッとした口調で語られ、クィアとミックスルーツの“属せなさ”、クィアでもミックスルーツでもないマジョリティの“属させなさ”に鋭く切り込んだ後で、「まぁそれでも私たちは存在しているし、生きていくんで」と言いたげに物語を去っていく登場人物たち。あの砂浜に取り残された、“いらない”と判断された宝物は私たち読者ではないかと思うほどあっさりした終わり方だった。 レイシズムやナショナリズム、エスニシティについて語るとき「日本人は自分たちがマイノリティであるアジア人ではなくまるで白人の一部のような考え方をする」と批判されることがある。序盤「白人たちの懺悔ショーであれば今まで通り白人ばかりが中心にいても問題視されない」という一文を読んだ時、無性にそわそわしてしまって、自覚して意識していたはずなのにまだまだ内面化しているものがあると気付かされたような気まずさを感じた。
- talia@talia0v02025年4月6日読み始めた借りてきた思ったより薄くて今週中に読めそう。 2024年11月の発刊ですが映画『バービー』や『関心領域』、パリオリンピックについてのシニカルなコメントが入っておりネタの仕入速度の尋常じゃない速さにびっくりするなどしている。
- timothy@timreads2025年4月2日読み終わったこれで安堂ホセ小説三作を全て読んだことになる(迷彩色〜は聴いただけなので紙でまた)。今のところ、デビュー作の『ジャクソンひとり』が一番好きだ。文体に翻弄される楽しさも込みで。
- みんこ@min-ko162025年3月26日読み終わった「へー恋愛リアリティショーがテーマなんだ、面白そうー」が「あれ、設定どこいった?」になって、最後は「あーーいい着地!!」ってなった、感想が忙しい作品。 要素がてんこ盛りな分、自分はどこに惹かれるかなと考えるのが面白いけれど、なんか広く浅く知ってしまったなと感じるところもあって。 知らなきゃいけないことがまだまだ沢山世の中にはありそうだ。 妨害されなければ心は自分の未来、という言葉が特に心に残っています。 私たちは日々いろんなものに自分の未来を妨害されている。それは人種?性別?他には…? ずーっとドロドロ苦しくて、暗い世界で、あーしんどい喰らうって思っていたけど、最後が海の情景も相まって眩しくて。主人公の狂気の中の穏やかな人間性も垣間見えて。 総じて素晴らしかった!! 昨今色々なことを言われるこの作品だけど、読めて良かった!!
- もちこ@mochi_books2025年3月18日読み終わった恋愛リアリティショーから始まり、そこに出演する日本人男性についての過去の話が広がっていく。未知というか今まで興味をもったことのないテーマが多く、共感できる部分はあまりなくひたすらそうなんだ・・・って読み進めてた。 暴力の暴を取るってことがどうもピンとこないんだけど、このわからなさは川上未映子さんの作品を読んだ時にもあるなぁ もう一回読みたい
- むとーり@inemuri2025年3月13日読み終わったリアリティーショーの視聴者の反応の解像度が高くて、ゾッとした(水ダウとかでよく見る光景だな、と思う)。「人種差別を白人側が内省しましたアピールみたいな映画」と言えるのって、日本人側だからこその側面があるよなぁ、とか。読んでいて、ドバッと現代の人種やジェンダーといった諸問題へのとっかかりが降ってくるみたいな小説で面白かった。ちょっと途中から「個人」のエピソードのグロテスクな描写にぎょっとして耐えられなくなっていたけれど……。
- りゅう@ryu08042025年3月12日読み終わったデートピア #読了 #読書好きな人と繋がりたい 舞台は二〇二四年、フランス領ポリネシアのボラ・ボラ島。「DTOPIA」は十人の男たちが一人の白人女性を奪いあう恋愛リアリティショーである。 日本からエントリーした「おまえ」と物語の語り手である「モモ」は 幼おさな馴な染じみ 。「モモ」は日本人とポリネシア系のミックスだ。 中学時代、からだの成長を止めたいと言う「モモ」の片方の 睾こう丸がん を「おまえ」はカッターナイフで摘出した。 そこから十年以上を経て二人が「DTOPIA」の収録で再会するまでが、時代のリアリティとともに描かれる。
- 森戸 麻子@moritommm2025年3月9日読み終わった詰め込まれた政治的話題の端々に雑さがあるかとは思うけど、メインの流れと構造は好き。「視聴者」の中で時系列や因果がぐちゃぐちゃになってそれぞれが勝手に「現実」を認識する世界、という説明の仕方が良かった。ずっとトラッキングしていた相手とついに相対したとき、自分が思っていたような「その人」はどこにもいないと思い知らされる感じは最高に切ない。
- ちゃな@riverbooks_chana2025年3月6日読み終わった恋愛リアリティーショーが好きな私なので、これは読んでみよう!と思い手にとったのに、恋愛リアリティーショーはあまり出てこなかった…何だか不思議な世界観でちょっと難しかったー💦