表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬

38件の記録
- 心ばかり@mnm_mnm2025年5月1日読み終わった前読んだ時と同じ場所でグッときたけど、それ以外にもグッときたところがたくさんあった。わたしも旅行記をかくならこんなふうに書きたい。(旅行記ではないけど)
- ロッタ@rotta_yomu2025年4月27日読みたいオードリーの若林が新自由主義に疑問を持って社会主義国キューバへ旅したエッセイ集...ですって。めちゃくちゃ興味あるんですけど!!!さいきん社会主義国の本が気になってるので読む一択。
- wakka@marui2025年4月12日読んでるハバナ空港の女性職員の制服がミニスカートに網タイツと書かれていて驚き。しかも変更されそうになったけど猛抗議があったという。 でも調べたらキューバのジェンダーギャップ指数か高くて、女性の社会進出が日本よりよっぽど進んでるらしくて納得した!いいな〜!
- eric@eric2025年3月28日読み終わったPhaさんの「パーティーが終わって、中年が始まる」を読んだ時は、コミュニティを作りつつも、新自由主義から離れていた著者が、このまま逃げ切りたいという気持ちが伝わってきた。 その後、すずひらさんの「会社をやめて生き方を変えてからの3年間」を読んだ時は、資本主義から離れてやりたい事をするという強い自己分析を感じた。 そしてこの「表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬」には、新自由主義の分断の中で生きていくのは基本的にずっと生きづらい。時に資本主義の価値に心を乗っ取られ、時に血が通った関係と没頭によって、それを打破すると結んでいる。血の通った関係とは、例えば読書なども著者との血の通った関係という。 13年前に読んだphaさんのニートの歩き方、記憶はおぼろげだけど、プログラミングなどの没頭できるものがあれば生きていけるとか書いてあったような… それらの著者たちの考えがずっと頭の中にあって、感化されて、もやもやして、この若林正恭さんの「表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬」で、一つの円のようにまとまって腹にストンと落ちた気がする。 20年前の自分は社畜だった。5年くらい前に疲れ果てて、読書の合間に仕事したいと思うようになった。今は育児を優先して資本主義から7割くらい離れてしまった。 時に資本主義のカフェなどの恩恵に惹かれ、時に育児や読書に没頭しながら生きたいと思いつつ、やっぱり新自由主義の分断からは逃げ切りたいと、まだどこか対峙できない自分がいる。 それでも若林さんはこう示す。これからもずっと生きづらいだろうし、これからも大切な価値にたくさん出会うだろうという諦念と感謝が生まれた。 めんどくさいけど走ってみるかと走り出すと、外に目を向けられるようになっていった。すると他人への興味が急激に湧いてきた。人それぞれの欠陥と武器を兼ね備えた個性は、どれもエモーショナルで、学ぶところが必ずあった。外はクソみたいなことで溢れていたし、没頭できる新しいことでも溢れていた。 自分はまだやみくもに外に飛び出す勇気はない。育児で時間もないけど。石橋を叩いて慎重に取捨選択しつつも、まずは歩いてみようと思う。
- 亜希@marooji2025年1月2日読み終わった実家のこたつで読んだ新年1冊目🎍若林氏の語り口も良くて幸せな時間だった。新年早々2025年のベスト1に出会ってしまったかもしれない。知らない世界をもっと知りたくなる。
- かみちー@kamichiiii2024年5月18日読み終わったオードリーのラジオが大好きなリトルトゥースなのですが、そこでの若林が好きな人向けのファンブック! 決して魅せる文章というわけではないんだけど、若林の不器用で少し背伸びをしたような拗らせたような人柄が出てて、その人柄が強烈に惹かれるものだから作品としても魅力ある一冊に仕上がっている海外旅行記。 キューバの街並みの中で、亡くなった父親を回想して会話するシーンはグッときた。 キューバを選んだ意味やタイトルに込められた意味もお見事! 痺れたセリフ。 『この街で誰にもバカにされずに生きるにはいくつ手に入れればいい?』 現代社会と戦いながら窮屈さを感じている人にはすごくリラックスを与えてくれる作品かもしれない。 海外一人旅してみたいなぁ。