へびつかい座の見えない夜

35件の記録
- 七@mi_sprout2025年9月21日読み終わった「へびつかい座の見えない夜」 これもしんみりと良い作品だった。双子の妹が生まれたことにより自分のプライベートが侵食されていく様子、大切に集めていたものを踏み躙られて、自分の気持ちを無かったことにされてしまう苦い記憶がリアルできつかった。 踊る今泉さんとの邂逅で終わるのが美しい。 初めての作家さんだったけれどもうすごく惚れてしまってて、Xもフォローした。彼女の紡ぐ言葉にもっと触れたい。
- 七@mi_sprout2025年9月20日読んでる「トカゲのいる闇」 めちゃくちゃいい。トカゲとの距離感が徐々に縮まっていって、主人公の女性が自分らしさを取り戻していく様子が好ましい。この話はバッドエンドじゃなくてよかった…。トカゲが死んでしまって夫になじられてモラハラが酷くなるのをうっすら想像してしまっていたから。
- 七@mi_sprout2025年9月18日読み始めた「梅雨が来る前に」 初めての作家さん。愛おしい短編集という触れ込みだったからハッピーエンドだと思ったら全然違って後味悪目の終わり方だった。それでよかったのか主人公… 「きみは湖」 恋人が消えた理由がきちんと明かされるかと思ったらそういうわけではなかった。千草と主人公の関係性が良い。結局恋人はどこに行ったのか気になる。
- 桜@sakura_4512025年9月13日読み終わった図書館で借りた全体的にいい意味で放り出されるラスト。「小説を読む」という感覚的には「こういう流れであってほしい」みたいな勝手な希望がぼんやりとあるのだけど、ネットの誰かの話を聞いたような距離感だな、という印象が残った。 トカゲの話が…正直苦手で、無理ムリむり!! って内心で絶叫しつつ読んでた。何で日常の調理器具使うんだ! 破棄するなら百均でいいだろ! 嫌なら読むの止めればいいのに最後まで読んでしまうし、話としては面白かった。 何なんでしょうね、敗北感とは違う、この何とも言えない読書体験…
- saki@53hon_to2025年9月11日買った読み終わったタイトルを見て、読む前から「この本きっと好きだ!」と確信すら抱いていた一冊。読んだあとはもちろん、もっと大好きになっていた。 一見価値がないものを大切に集める人たち、そしてその心を汲み取ろうとする人たちの織りなす短編集。すべてがハッピーエンドとはいかない、ほんのり苦さも残るような読後感はあれども、それが心地よくも感じた。 黄道13星座が唱えられたとき、何かがほんの少しでも違っていれば、今の星座占いの最下位は12位じゃなかったのかもしれない。そんなふうに、「何かがほんの少しでも違っていれば」と思うことはあるけれど、でもだからといって全部がぜんぶ悪いわけでもない。みんな、それはそれとして、と生きているんだと思う。そう思えただけで、少なくともわたしは救われた気持ちになった。
- ふくとみー@fukutommie_books2025年8月20日読み終わった何かの収集癖がある人と周囲の人を描いた短編集。 書き下ろしの3作が印象的。「梅雨が来る前に」はギャルとのやりとりが面白いし、「トカゲのいる闇」と表題作は凄みみたいなものを感じる。
- ふじこ@245pro2025年8月4日読み終わった収集癖のある人たちを描いた短編集。自分のためだけに何かを集めたい。誰にも見せることのない思いはキラキラと静かに輝く。他人から見て価値のないものであるそれは、ぞんざいに扱われたときに心ごとぐしゃりと潰される。表題作と『ハマエンドウが咲いていた』がお気に入り。田舎特有の息苦しさと、誰にも迎合しない同僚への羨望が繊細な筆致で描かれる。役割に自分を当てはめるのではなく、自分がなりたい姿に変わっていく。表題作のラストシーンの美しさに息を呑む。誰かが望む私ではなく、私が望む私でありたい。
- Pipi@Pipi08082025年7月5日読み終わった⭐️へびつかい座の見えない夜 コレクションにまつわる5つの短編集。それぞれのラストは必ずしもハッピーエンドとは言えないが、自分の生き方を見つめ直したり、新たな人間関係を模索したりと読後感は何やらほっこりとする。標題作と「ハマエンドウが咲いていた」が好みだ。🐥🐥
- Michika@0610shun2025年7月4日読んでる短編集だけど、 どのお話にも何かを収集している人が登場する。 人から見れば価値のないと思われるものを 大切にする人たち。 砂村かいりさん読みやすい!