読了。1も読んだけど投稿忘れてた。ネタバレしたくないのであまり書けないけど前作よりも章ごとの繋がりが強くて面白かった

前作に引き続き2もおもしろかった。写真に隠された真相に気が付けたときにちょっと探偵みたいな気分が味わえるのも楽しい。けど遊び心だけじゃなくて、物語に描かれている登場人物の心情や事件のディティールも丁寧で読み応えがある。道尾秀介さんの作品は、人生は希望ばっかりじゃないということも、だからといって絶望ばかりなわけでもないということも同時に描いてくれるので、仄暗い中にも淡い光が見えるところがいつも好き。謎解き体験ができる新鮮さの中に、物語そのものの余韻もしっかり残る。

ホラー、サスペンス強化月間！！ いけないIIの文庫化を心待ちにしてた…！ 各章のお話は面白いけど、ちょっと違和感があって。 特に1話目。 何回か読み直したけど、お手上げで分からず。 最終章を読んで、ぼんやりと時系列を追うも、解説を…！と、解説サイトを読んで、納得。 あまり多くは書けないけれど、これを自分の力で読み解けたらめっちゃすっきりするだろうなー！ 楽しく読めました。

「いけない」を読んでから、このIIも読みたいと思っていたので買っちゃった( ´艸｀) IIも暗く湿ったホラーな雰囲気…ミスリードを誘う独特の雰囲気…いろいろ考えあぐねながら読み進めるのは楽しい。 全部読んでから、ヒントサイトを見に行った。 IもIIも、とりあえずザーっと読んでしまったから、今度はヒントを片手に読み返してみたり戻ってみたりしようかな。

一つの話をいろんな角度から描いてく、って感じで、それぞれの短編がうまい。そうゆうことかの先があるというか。二つめのお話にとくにそれを感じたけど、最後が切なすぎる。ホラー味もありながら、最後はすべて腑に落ちるのもよかった。