書籍修繕という仕事
20件の記録
白玉庵@shfttg2025年11月18日読み終わった好きプラハと東京で製本ワークショップに参加して、このように綿密で丁寧な仕事は自分には到底無理だと心底納得した。でももし高校一年生の自分に会えるなら、本、美術品、器のどれかを修繕できる仕事に就けるような進路を考えてと言いたい。それくらい若いときから訓練すれば、粗忽な性根もなんとか矯正されるだろう。 という見果てぬ夢をちょっと充足できるような素敵な本だった。超稀覯本もあるけれど、ほとんどは他人が見ても特別な価値は感じられないような普通の、地味な本を、依頼人の心に添うように修繕する。いい仕事だなー。 左:東京で文庫本をハードカバーに仕立てた。橋本多佳子と三橋鷹女の句集。 右:プラハで、昔のチェコの紙素材から好きなものを選んでノートに仕立てた。チャペックの絵本があって、我先に掴み取った。 (これを言っても嬉しかった気持ちをわかってもらえないんだけど、ここでならばちょっと自慢してもいいでしょう)










さとう@satoshio2025年9月20日読み終わった人から本を借りることってあまりないのだけど、珍しく貸してもらった本。 靴の修理、服のリメイクがあるように、書籍修繕も仕事として存在すべきだよね、忘れていたよと思いながら読み始めた。 貸してくれた人も言ってたけど、翻訳が素敵で違和感を感じることなく、わくわくしながら読めた。翻訳物って言葉のリズムを掴むのに時間がかかってしまって少し苦手だけど、原作が韓国語+翻訳がよかったから文章がしっくりきたんだと思う。 本の修繕はやり直しが効かないとてもプレッシャーがかかる仕事ということが分かったし、それが個人経営のお店だったら尚更失敗できなくて、そんな個人で書籍修繕の店を営んでいる筆者の、プレッシャーに押し潰れそうな時、集中力を取り戻す話がすきだった。 あとはスクランブルエッグのレシピ。 作り方の最後が「⑦もぐもぐ」で終わるのみてにこにこしてしまった。






























