目立った傷や汚れなし
62件の記録
よもぎ餅の本棚@yomogi032026年9月22日読み終わった図書館本なんやこれ……がまず全面に出てくる。 せどらー?知らない世界。 夫の発言は一緒にモヤモヤしてた(((((*´・ω・) わかる……分かるんだけどね。向こうの発言も。 たださぁ……みたいな。
梔子@asago_4042026年8月18日読み終わった休職中でありながら浪費家の夫のいらなくなったものをフリマアプリに出して小遣い稼ぎをする中、せどりサークルに勧誘され、やがて、本来の目的も忘れて〝もののの価値を見定める〟ことへ快楽を覚え── 主人公は夫が捨てようとしているものをフリマアプリに出品しているわけだけど、適応障害で休職中にも関わらず、傷症手当金すら貰わないで貯金を浪費してしまうという決して偉そうなことを言えた立場ではない夫にゴミ漁りだとか貧乏臭いとかほざかれたらそりゃあ不満や憤りを感じるのも当然で、自分のやっていることはおかしいことではないという安心感と、その手の知識がある人達から売れるかどうかを見定める目があると認めてもらいたいという承認欲求、経緯や理由はともあれ同じく売ることに執着した者同士で共有できるものがあるのではないかという居場所探しのような感覚でサークルに入ったっきり抜ける理由が見つからないまま、渦の中に取り込まれてしまったのだろう。 主人公が勧誘されたせどりサークルは、転売ヤーや詐欺ではない、まるで自分たちの行いが慈善活動だとでも言いたいような振る舞いで、縁がないこちらからすればなにが違うのかとは思うが、実際こういう人達はいて、そういう所から買われているのだから需要はあるのだろうし、きっとこの手の人達は、心理学を上手く使って賢く商売できることに酔っている節はあるのだと思う。 時折、描写不足感があるシーンはいくつかあったように思ったけど(純文学に馴染みがない私の読解不足かもしれない)、現代のものやお金に対する価値、引いては人生の価値観を上手く繋ぎ合わせている印象で、面白かった。 多分このご時世、フリマアプリを使ったことがない人って少ないと思うけど、どうして自身がその商品を捨てたり誰かにあげたりせずに売ろうと思ったのか、店から買わないのかという意味を考えずにはいられないような気がする。 𓇠𓇠𓇠𓇠𓇠𓇠𓇠𓇠𓇠𓇠𓇠 23ーきっと、拓実は、自分に価値があるかどうかを考えたことがないのだと思う。ある、という前提で生きている。たとえ親や配偶者にとってかけがえのない宝物であっても、他の人にとっては大切に磨かれてきたがらくたなんじゃないかという不安は、彼からあまり感じられない。そういったことを疑ったことがないようで、自分は当然あらゆる他者からうっすらと求められているかえのいない存在として生きている。だけど、お前も私も、ただの会社員だろ。 59ーみんなさ、インフルエンサーも、うちらみたいな一般人も、異常に安いものを必要以上に買いまくりながら、異常に高いブランド物を欲しがっているのって、冷静に考えたらとっても変なことじゃん。 94ーきっとものの方が私たちよりうんと長くこの世に残っていられる。私たちがそんなものに対して優位に立てるのは、価値を与える瞬間だけだ。ものの中で生きて、ものを使って生きて、ものをごみかゴミじゃないかに仕分けて、ものより早く死ぬ。 106ーはるかに高い崖の上から、遠い海の激しい渦を睥睨するように拓実は語る。だけど、拓実のいる場所は崖の上なんかじゃない。また別の渦の中だ。私はメチャカイの渦の中で今ももがいている。消費という行動をしている限り、誰も安全な陸地からその渦を眺めることなんてできない。 108ー追い詰められてから動こうとするのは、能力なり環境なり、価値あるものを持っているか、道を譲られてきた人人の特権なのだ。窮地に立たされた時に誰かが助けてくれることを信じて疑わないから、ギリギリまで追い詰められてから初めて困りだす。仕事ができるわけでも、容姿が優れているわけでもない私は、きっと自分が追い詰められたことに気付いた頃には人知れず落っこちて、そのままおしまい。そうならないようにいつも少しずつ生活を案じて、私の生活という足場がほころばないようにようにしているのだけど、これがコスパ思考として、この思考を禁じられたらあなたのように生きられない私はどうやって生活の収支を合わせればいい? 115ー分からないことはなんでもカオスとだと片付けて、自分は規則の側に立って安心したいだけ。
annamsmonde@annamsmonde2026年5月17日読み終わったヒリヒリするけど面白い! どこまでも消費者であり続けることの虚無感。 値段という価値を決める時の全能感。 資本主義の中で、自分も、物も、すり減っていく様がリアルに書かれていて、鈍く重い圧をくらいました。
豊永あき竹城@clara0372026年1月12日読み終わった借りてきた感想消費社会で揺れ動く姿 宝物なんてなくて良いと思いつつ、ついつい消費に身を投じてしまう愚かさと、最後の局面で自分の価値観に銃を突きつけられてしまった
ろじ@reads_rjur2025年12月19日読み終わった先日児玉さんのトークライブに参加したので読みました。トークライブの主題は「推しと消費活動」で、資本主義が完全悪ではないけど今はそこに重きを置きすぎていて、資本主義から逃げたくてもその先にあるのも資本主義が絡んでいるよね、という話をしていた。 こちらの本・通称「めだよご」(作者本人が言っていたから公式略称)も、資本主義が浸透した社会に生きる主人公の話だった。 今や誰もがSNSで発信する側に回れるし、そういえば消費だって買うだけじゃなくて売る側にも簡単になれるよね、と気付いた。 と、ここまで書いてふと思い出したけど、田中東子著「オタク文化とフェミニズム」内では「"推し活"は推しを宣伝することも含まれている」と書いてあった。宣伝=売り込むってことだ!つまり、消費活動はもはや売ることを見据えて買っている時代なんだ!これは完全に今気付いたので、感想を書いて良かったです。感想を書くために本を読む時代だ。
たにこ@chico75_114272025年12月18日読み終わった@ 図書館フリマアプリで不用品を売っていた主人公が、徐々にせどりに手を出し始め、せどりグループに誘われて…という話。 フリマアプリを始めたきっかけが、夫の適応障害で収入が減ることへの不安からだったが、徐々に自分で仕入れて売ることに重きを置き始める。 ある意味現実逃避というか、自分が選んだ商品が売れることに自己肯定感を高めているような印象を受けた。 不用品はゴミだからフリマアプリで売るなんてゴミ漁りしているようで…と夫は主人公に言う。夫との価値観が合わず、夫自身が自分の病気に対して治す気もなく、自分(主人公)ばかりが頑張ってる…という考えに陥ってどんどんせどりサークルの方に気持ちが傾いていくのがなんかリアルで少し怖くなった。主人公のモヤモヤ感じた部分に共感できてしまったから。 かなり目立った表紙でどんな話なんだ?せどりを続けていって大きな事件に巻き込まれるのか?と思って読み始めたけど、感情の揺れや人間関係など、むしろ内面重視に描かれていたので、表紙の派手さは主人公の心情を表しているのかなと思った。 前作##NAME##と同様読みやすかったです。



栞@shiorinna2025年12月12日読み終わった借りてきた夫の休職を期に、せどりを始める主人公翠。使わないものをフリマアプリで売っていただけなのに、いつのまにか仕入れ→転売をするサークルに入るまでになる。 夫のためといいながら、いつの間にか転売するために仕入れまで始めるのは、本末転倒だなぁと思いつつ、そもそも休職といってもそこまで困窮しているわけでもない。なのに、夫が欲しいものを買えば文句をいう。フリマで要らないものを売るように、夫まで自分にとっては"いらないもの"と判断したのではないだろうか。 簡単に安く物を手に入れ、使わなくなったらゴミとして捨てることに慣れてしまっている私たち。損得勘定でものをみているうちに、人に対しても同じようなことはしていないだろうか。 夫のいらなくなった服を定価の半額で売る。サークルメンバーの娘が欲しがっているのを分かっていても、あげない。主人公にとって、その子を喜ばすことは、見ず知らずの人に売るよりは価値のないものだったのだろう。 価値があるから売れる品と、価値がないから放置される夫。翠は、これからも自分にとって価値のないものは簡単に手放していくのだろう。







紙村@kamimura_2025年11月25日読み終わったフリマアプリのせどりサークルに入った女性がドンキでものを買ってガンガン売るぜな小説。もっとパンチある感じかと思ったら結構内省的。あらすじの威力はないけど、思考を読みたい人には向いてるのかな〜装丁とちょっとズレてたかも

ブックスエコーロケーション@books-echolocation2025年10月25日新刊入荷@ ブックスエコーロケーションブックスエコーロケーション、10月25日(土)open。11〜19時。ご来店お待ちしてます。 【サイン本入荷】 児玉雨子 @amekokodama 『目立った傷や汚れなし』河出書房新社 〈グラフの波形バッキバキ。いい商品選びましたね〉〈私たちと“電撃”しませんか?〉 夫の休職をきっかけに、フリマアプリ「メチャカイ」で小金稼ぎを始めた会社員・翠(すい)。ある日立ち寄ったドン・キホーテで、“爆仕入れ・爆転売”に燃える女たちの〈せどりサークル〉にスカウトされる。掘り出し物から利益を生む快楽にのめり込む一方、働けないのに浪費する夫への葛藤を抑えられなくなっていき……。芥川賞候補作『##NAME##』に続く超快作!人気作詞家・児玉雨子が描き出すノンストップ転売ストーリー!! #児玉雨子 #目立った傷や汚れなし #河出書房新社 #信州 #長野県松本市 #松本市 #本屋 #書店 #古本屋 #ブックスエコーロケーション







































