深く、しっかり息をして 川上未映子エッセイ集

85件の記録
- はるのひ@harunohinouta2025年10月6日まだ読んでる心に残る一節2021年の最後まで読み終わってしまった。残すは次の2022年の3編とあとがきだけ。あっという間に読めてしまう分量だけど、最後までもったいぶって読了はもう少し先に取っておく。 「木っ端微塵を求むる心」で書かれていた、 "生きるというのは、物とともにあること" "人は物を残さずに去ることができない" というくだりは最近私もぼんやりと考えていること。さすがに終活的なことを意識するにはだいぶ早いけれど、誰しもいつ亡くなるか分からない、というのは真理なわけで…これ以上物を増やさないほうがいいんだろうなと何となく頭の片隅で思いつつも、やはりあれこれ買ってしまう。 それと川上さんが日記はもうつけていないと書かれていて(ときどきつけているそうだけど)、私も今年に入って3年日記(今年で3年目)をつけるのをぱたりとやめてしまったので、やはり書かなくなるものなのだなと思ったり。 でも最近ひょんな会話から母が日記をつけていることを知り、年齢を重ねたらやはりまたつけたくなるのかもしれない。 もし突然自分がこの世からいなくなってしまったとして、恋人や家族が私の日記を見つけたら、きっと中身を読まれてしまうんだろうな…読まれたくないなぁと思う。近しい人に読まれて困るようなことは書いていないけれど、そこに書いてある断片的な言葉には自分にしか本来の意図が伝わらないことも多分に含まれているし。 日記の冒頭に「読まずに処分してね」とメモを挟んでおくべきかもしれないと結構本気で思う。
- wakka@marui2025年10月6日読んでるてらおかなつみさんの表紙が素敵で、寝てるわんちゃんの絵が目に入るだけでホッとする🐶♡ もちろんエッセイも良い! 「すべてを忘れてしまう私たちは」に励まされたり「ミケーレさまをあきらめない!」に感化されてちょっと良いものが欲しくなったり✨
- しま@shima27182025年9月5日読み終わったまたいつか2011「別れのリトマス試験紙」、2015「涙のやってくるところ」、2016「遠くなる、大事なできごと」、あとがきが特に好きだった。 芯の強さと優しさと繊細さが感じられて、じんわり温かい。 女性に寄り添って応援する姿が、通っているお料理教室の先生と重なった。
- はるのひ@harunohinouta2025年8月29日まだ読んでる今日は川上未映子さんのお誕生日。 このエッセイ集は2年前の夏に発売されてすぐサイン本を手に入れた。川上さんの12年間という長い期間の軌跡だから何となくできるだけ時間をかけてゆっくり読みたいなと思って、本当に少しずつ読んでる。 ちょっと気持ちが疲れたな…という時にだけ手を伸ばして、少しだけ読み進めて、偶然今の自分が考えていることとシンクロするような話題が書かれていることもあったり。そしてまた次に開く時を楽しみに閉じる、というのを繰り返して今やっと2020年5月のところまで読み終えた。コロナ禍の始まりの空気感、本当に遠い昔に感じるなぁ… エッセイのいいところは、普段はひと時も離れられない自分の思考から一旦離れて、自分ではない他人の思考が静かに流れてくるところ。(それを読んで解釈しているのは結局自分なんだけど…)エッセイを読んでいる間だけ感じられる自由があって、不思議と落ち着くんだよね。
- umi@hontowatashi2025年6月15日読み終わったタイトルに想いが込められている、わたしも呼吸が浅くならないように、深くしっかり息をして過ごしていきたい。 つい過去を悔やんだり未来を心配したりしてしまうけど、変えられる「今」を全力で生きられたら一番いい。簡単なようで難しいから何度でも思い出さなきゃ。 三ヶ月だけ、はきっとこれからも助けられるお守りの言葉。
- chai@kanasopo2025年6月6日audible聴き終わったなぜだか「おわりに」がうるっときた。 しんどいときの自分に寄り添ってもらったような感覚。寄り添ってもらってはじめて、「あ、しんどかったんだ」と気づいたような
- tsukushi@tsuku_um2025年3月7日かつて読んだまた読みたい私の読書歴上、初めてエッセイというものを手に取った。本編を読み終えた後のあとがきが当時の自分を励ましてくれるようで、エッセイの面白さを教えてくれたと同時に心の支えになった本。