照子と瑠衣

59件の記録
- ブックねこ@book-neco272025年8月26日読み終わった借りてきたNHKドラマで気になって。 まさかこんな感じの表紙とは思わず…。 図書館にてしばらくうろうろ探してしまった。 2〜3年前までは、映像化する・した作品は、絶対先に原作本を読む派だった。自分の中で映像化するのも読書の楽しみ、と思っていたからだ。最近はその自分ルールがマイルドになってきている。これは脳みその老化なのですか? ドラマが私にとって感じが良いものだったので、本の中でも照子と瑠衣がいきいきと動いていて一気に読んでしまった。
- はな@hana-hitsuji052025年7月24日読み終わった図書館で借りた『話したくないということは、こだわっている、ということでもあるわ、と照子は考えた』 照子と瑠衣は70歳だけど、これは青春の物語だな〜と思った。 青春って、ずっとこの瞬間が続けばいいのにって思う期間のことな気がする。 ある程度生きてきたら、失敗とか後悔とか時々お天気で疼く傷みたいなものも自分の鞄に増えていくわけで、その最も心残りの思い出から2人がそれぞれの方法で区切りをつけていくところが本当に胸に来た。 自分の手に入らなかった類の、いわゆる幸せというものにグワーッと圧倒されながら (それは同質のもので埋め合わせることなんて出来ないのだとしても)お互いがお互いのために別の何か、例えば行動とか料理とか歌とかで相手との人生を生きるって尊い。 ああ〜尊いって思うと泣きそう。 そこら辺でただすれ違っただけのおばあちゃん達の人生にも多分沢山色んなことが起きていて、悩んだり傷ついたりここからいなくなってしまいたいと思う瞬間を経て、それでも誰かと笑うこともあるのかもしれない。 そんなその人の人生と、私はたまたますれ違ってるのかもしれない。
- はな@hana-hitsuji052025年7月23日読んでる図書館で借りた最近なかなかすんなりと読み進められない本が続いてて、読む力が落ちてるのかな…としょんぼりしていたけど、これはめちゃめちゃ読みやすくて謎にホッとした。 なんとなく60過ぎて年金貰う前にあの世に行きたいとか漠然と思っていた。 そしたら私の取り分が浮くだけ誰か他のお年寄りが助かるのかな〜、人に迷惑かけないうちにええ感じに最終回迎えたいとか考えていたのだけれど、この本読んでると人生は誰とどこで輝くかわからんかもしれん、もしかしたら。 ババヤガと双璧をなす『名付けられない関係性』(なのにどこかシスターフッド)な物語なのでは?と、今のところワクワクしている。 今日まさに『はしたない男』にゲンナリしたところだったので静子さんの登場にニヤニヤした。
- Aya@aya_11132025年7月6日読み終わった読み始め:2025年07月06日 読み終わり:2025年07月06日 面白くて一気に読んだ。 長く生きると人生にはいろいろあって、その中にはうまくいかないこともある。でもそれも受け入れて、愛して、楽しみながら生きていけたらいいなと思える作品だった。
- annamsmonde@annamsmonde2025年6月10日読み終わった七十で、老人マンションと、四十五年間に及ぶ結婚生活を見限った2人が、人生を取り戻していく、豊かで力強い物語。 老後というのは未来に対して思うものであって、いつだって今日は今日の自分として生きるだけなのだから、今が老後という瞬間は、実は永遠に来ないのかもしれないと感じました。爽やかな友情と希望に溢れている1冊!
- ゆずこしょう@exloyrog842025年5月24日読み終わった2時間ちょいで一気に読了。痛快だった!ドラマ化が決まっているということで風吹ジュンと夏木マリのイメージで読んだけどぴったり。わかっちゃいたが元ネタのような結末は迎えなくてよかった。
- エマ子@emma-05082025年4月16日読み終わった「私にとっては、瑠衣そのものが私の好きなもののひとつよ」 友達ってこういうとこが好きとかいちいち思わない。その存在自体が好きだと思っているし、とにかく幸せでいてほしいと願ってやまないもの。 ただそう心では思っていてもなかなか行動には表せないもので、照子と瑠衣みたいに堂々とお互いを大切にできたら幸せだよなぁと思う。 さりげない生活の描写が美しかった。百均でラッピング用のリボンや包装紙をたくさん買うところや、色違い柄違いの毛糸のミトン、とっておきのアラビアの食器、二人が豊かに生きてきたことがよくわかる。 静子さんの「はしたない人だこと」、使いたい。
- まく@maku2025年3月31日読み終わった照子と瑠衣がお互いに抱えたものから解放されるための行動力が凄いし、この2人の暮らしはなんとも楽しそう。こんな友達いたら無敵だな。70歳でもまだまだ何でもやれて自由なんだという、読んで元気をもらえる物語だった。
- 清狐@sayafox2025年3月15日こんな女友達がいたら、きっと1人でも孤独じゃない。 最初から仲良くなくても、あるきっかけでお互いに通じ合うと、トップスピードでギュン!って心の距離が縮まる。何もかも正反対なのに、なぜか気が合う2人。そんな2人の逃避行ならぬ生き直す人生第二幕。このまま物語が終わらないでほしいと願いながら読み終えた。 映画『テルマ&ルイーズ』も併せて観てみてほしい。
- 村崎@mrskntk2024年8月28日最高だった~~~~~~~~~~~~爽快感~~~~~~~!!! 照子と瑠衣(ともに70歳)の逃避行。映画「テルマ&ルイーズ」は、「最後はそうするしか…なかったのか…」と歯がゆい思いにもなりましたが、照子と瑠衣を読んで、なんだかとにかく「ありがとうありがとう」と思いました。 やっぱり元気になる小説っていいよね。読んでいて自然と笑うことができる、力をもらえる作品がやっぱり好きです。
- はぐらうり@hagurauri-books2024年4月22日読み終わった井上荒野さん。以前なにか著作を読んだはずなのだが、どれか忘れてしまった。今作はとても映画的で良かった。 おじさんバディものは多いし好きだし、本作を女性が読むとさらに良いんだろうなと思うと、少し悔しい。