途中あまりに生々しい辛さに深く息が出る。あまり人にオープンに甘えられない、頑張らなきゃの鎧を脱いだときの虚無感、セルフネグレクト。身近な痛みを感じる分、立ち上がる湯気の温かさが嬉しい。

どれだけわかっていても突然の死はやっぱりこたえる。魂が抜けた身体を見た時の、数十年一緒にいたのに今まで知ってた彼じゃないと思うあの感覚。着古した服が置いてある感覚、描写が鮮明で良い。

ラスト嗚咽してしまった。ただ遠くで生きていることだけを願う想い。罪と幸の寒暖差凄くて混乱する

みんな不器用に必死すぎる

2回目か3回目。しょうがないことに直面した数が増えるたびに、ここに帰ってきてはその歳の自分を許してやれる気がする。

甘く鋭く無力さを叩きつけてくる

8年ぶり再読。やっぱり良い。 さよなら僕のパープルアイ。

揺れる雨足と夏の匂い

分厚さひっくり返す没入感ある

春の菜の花畑が月の光を反射して、ってなんて情景美…。

生真面目こそがその首を絞める