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ぽんぱらぽ
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@ticca_adu
読むことと寝ることがすき
  • 2026年9月30日
    ツミデミック
    ツミデミック
    コロナ禍にまつわる短編集 アソートみたいに一編ごとに違う雰囲気 なかでも「燐光」と「祝福の歌」が相反するようで心に残った 今まで当たり前に許されていたことや良かれと思ってしたことがあっけなく「罪」になってしまったあの頃 何が正しいのか分からないまま誰かを責めることだけは簡単で 闇雲に日常を取り戻そうとしていた日々が今なら狂っていたと分かるのに
  • 2026年9月25日
    ナルコトラフィコ
    ナルコトラフィコ
    わたしが生まれたこの国はドラッグの生産地から物理的に遠くて出ていこうと思うほど酷い国じゃないと思う 少なくとも食うに困るほど貧困じゃないし でもこれらは全てたまたま運が良かっただけ 日本に住んでる だからわたしはドラッグを選択しないで済んでるだけ 生き延びるために国を出て運び屋の仕事を選ばざるを得なかった人がいる いつでも正しい選択ができるとは限らない 貧しさは簡単に人を汚す 依存と快楽と暴力と効率のドラッグビジネス ドラッグ撲滅を推進するとして割を食うのはいつだって一般市民だってことがあまりにもバカバカしい
  • 2026年9月22日
    罪の声
    罪の声
    かつて日本中を震撼させた未解決事件にまつわる男と事件の真相を追う新聞記者 二つの視点から埋もれた罪を掘り起こしていくお話 被害者でありながら、加害者家族 当時まだ子どもだったとして家族の罪をどこまで背負わなければならないのだろう 親族の不始末の責任を負う感覚を私は待ち合わせてないのでやや置いてきぼり 両端から手繰り寄せた糸がぴんと張られる時 問われるのは一個人が社会に対してどのような正義を成し得るのかということ たとえ冤罪でも 事実無根でも 後から真実が明らかになったとしても 一度刻まれた傷や失われた時間は消えない それはこの作品の時代だけの話じゃなくて 現代のインターネットユーザーが今いちど立ち止まって考えなきゃいけないんじゃないかな
  • 2026年9月16日
    罪の声
    罪の声
  • 2026年9月16日
    夜市
    夜市
    妖しい夜市に向かった人間たちがふしぎな体験をするファンタジーホラー 満開の桜 神社の林 秘密の抜け道 そういう場所の向こうには知らない世界が続いているような気がする 「夜市」にあるのも日常と地続きの異界 ただ美しいだけではない ただ恐ろしいだけでもない 幻想的でどこか懐かしい なのに一歩踏み込めば帰り道がわからなくなりそうで怖いような 子どもの頃に感じた友だちと分かれたあとの心細い夕方の帰り道を久しぶりに思い出させてくれる物語だった
  • 2026年9月15日
    ラスト・ワルツ
  • 2026年9月13日
    風車と巨人
    風車と巨人
    不老因子の発見者・嘉山宗弘のドキュメンタリー制作をする三田紗矢子が研究不正について追いかける話 自分だけが知っている真実が誰にも信じてもらえなかったとして それは妄想と何が違うんだろう 主人公が手に取ったのは振るうほど嘘つきになる諸刃の剣 私たちは普段 画面の向こうで起きる炎上や告発 悪意や暴走を 誰が正しくて誰が嘘をついているのか 分かりやすい物語にしてエンタメとして消費している その向こう側に本人にしか見えていない真実があるかもしれないのに 真実のためについた嘘は真実そのものまで嘘にしてしまうんだろうか 「あれは風車だ」と笑う人間の目には見えない巨人が 本当はそこにいるのかもしれないのに 多分この感想はドン・キホーテ側に寄りすぎている
  • 2026年9月12日
    三体3 死神永生 下
    三体3 死神永生 下
    たくさんの登場人物が出てくるけど どの人が残してきた足跡も全てが無駄じゃないことが読んでて嬉しかった 四次元からみた三次元の様子 惑星が死んでいく風景 とんでもないスピードで移動する宇宙船からの視界 時間も空間も超えた愛の表現が生命の大きさを物語っていた
  • 2026年9月9日
    台湾漫遊鉄道のふたり
    日本人女性小説家と、本島人の女性通訳が台湾で出会い惹かれていくお話 この本に描かれている台湾を ただ「台湾っていいところだな」で消費してはいけない気がした 今では当たり前のように語られる 「台湾は親日」という言葉 そこには日本への好意もあるけれど それを日本人の口から語るのはどこか傲慢さがある 日本と台湾の間に何があったのかを知るなら 台湾を訪れるとき自分が日本人であることに無自覚であってはいけないと思う 自意識過剰なのかもしれない 気にしすぎなのかもしれない でもそれでもいい 人と人を繋ぐのは気遣いなのだから 文字を通して時を経た愛情が現代まで届いていることがどうしようもなく尊かった
  • 2026年9月7日
    殺し屋の出世術
    凄腕営業マン鳥井が出来レースの裏社会出世競争に巻き込まれるお話 前作とは違って半沢直樹みがありつつ実は鳥井にはそんなにスポットが当たってない 出世とは実力で勝ち取るものなのか 権力者に選ばれるものなのか 追い詰められたとき、自分以外の人間がどう動くかで初めて可視化されるものがあると思う ヤクザルールで剥き出しになった出世・派閥・根回し・忠誠・人望が気持ちいい結末を運んでくれた
  • 2026年9月4日
    見えるか保己一
    見えるか保己一
    塙保己一という実在した学者のお話 「盲だから」の意味が始めと終わりで変わった 見えないから分からないこと 見えるから分からないこと 同じ言葉を話しているのに「見えるか」の1点が違うだけで捻じ曲がって伝わり 傷つけあい助け合う人々の切なさと温かさを感じた
  • 2026年8月30日
  • 2026年8月26日
    パラダイス・ロスト
  • 2026年8月22日
    ダブル・ジョーカー
  • 2026年8月20日
    犬も食わない(新潮文庫)
    犬も食わない(新潮文庫)
  • 2026年8月20日
    文身
    文身
    最後の文士と呼ばれた私小説家 須賀庸一の弟との共謀を描いたお話 虚構を作り上げる弟 虚構を現実にする兄 須賀庸一ってだれ? わたしは一体どこから虚構を読まされていたんだと思う?
  • 2026年8月13日
  • 2026年7月23日
  • 2026年7月20日
    けんぐゎい
    けんぐゎい
    病気による痘痕のせいで行かず後家な女性・ふゆのお話 今ほど「違い」を受け入れられなかった江戸の世 "普通"ではないというだけで人は簡単に"外側"へ追いやられる だけどそんな女が不幸だと一体誰が決めた? 人間のドロっとしたとこがテクスチャそのままに伝わってきた 生まれついた顔や身体 家族、環境、性格、素質、人との巡り合わせ 幸も不幸も全て受け入れるか否かも含めて自らの手で選んだこと 生きるというのはその繰り返しで 人生というのは進んでみるまであの時選び取ったものが幸なのか不幸なのかは分からない
  • 2026年7月19日
    世界でいちばん透きとおった物語2
    燈真と担当編集の霧子が未完のミステリの解決編をあーだこーだするお話 あばば…1をもういちど読まなきゃ ちょっと理解しきれてないところがある いちばん大切な一ページを探しにいってくるから探さないでくれ
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