人間の土地

42件の記録
- buch@wk_bucher_2552025年6月14日読み終わった心に残る一節危険ではないのだ、ぼくが愛しているものは。ぼくは知っている、自分が何を愛しているか。それは生命だ ┊︎213ページ 飛行士たちは全身、ありとあらゆる感覚を使って、土地と人間の関係、存在、生きる意味、死、悦びを知る。どの経験より本心で、自分事であるまっすぐな言葉。静かな感動があった。
- buch@wk_bucher_2552025年6月7日読んでる心に残る一節「サハラ砂漠がその姿を見せるのは、ぼくらの内部においてである。砂漠へ近づくということは、オアシスを訪ねるということではなくて、一つの泉をぼくらの宗教にすることだ」 ┊︎ 107ページ 大地とともに暮らすことを感じさせられる。まだ言語化出来ないけど、あんまり触れたことのないタイプの文章、、と思いながら読んでる。ほんとに読みながら、うわ〜って声に出ちゃうくらい、いい。
- pamo@pamo2025年5月6日心に残る一節旦那……わしにも土を掘るのが苦労だったことがござんした。リューマチで足が痛かったりすると、わしもこの奴隷仕事を呪いましたよ。ところがどうでしょう、このごろでは、わしは土を掘って掘って掘りぬきたいほどですわい。土を掘るってことがわしには、いい気持なんでさあ! 土を掘っていると、気が楽でさあ! それにわしがしなかったら、だれがわしの樹木の手入れをしてくれましょう? (p.58)
- えみ@caleidoscopi0x2025年4月5日読み終わったノンフィクションながら鋭い哲学的洞察と詩情に富んだ表現には目を見張るものがあり、人間の本質に迫る非常に濃い内容の本だった。なんとなく短時間で読めるだろうと思っていたのに見事に裏切られたが、全く悪い気はしなかった。また読みたい。
- Rika@ri_books_2025年4月3日読み終わった理解できた部分も理解が追いつかなかった部分もあったけれど、こういう本こそが、これから何年経っても自分の記憶に残りつづける作品なのだろうなと思う。 いまの自分が読んで感じたいくつものわからなさを、いつまでも大事にしたい。 宮崎駿のあとがきもよかった。
- えみ@caleidoscopi0x2025年4月1日読んでるまだ読んでるル・クレジオの『物質的恍惚』が寂寂たる動的な詩だとしたら、サン=テグジュペリの『人間の土地』は動きのある静寂の詩だと思う 違うけど似てる感じがする 『人間の土地』、こんなに詩的な小説(なのか?)あるのかよと思っている
- book & wine 方方@houbou_enzan2025年3月9日読んでる映画「敵」を見てからフランス文学が気になり、ずっと積読してたサン=テグジュペリを読み始めた。どうしてそこまでして人は空を飛ぼうとするのか。宮崎駿の解説がとてもよかった。
- RIYO BOOKS@riyo_books2020年12月27日読み終わったこの本質的なものを引き出してくる試みとして、しばらく、人さまざまな相違を忘れることが必要だ。なぜかというに、これは一度認められるとなると動かしがたい多数の本然を、コーラン一冊分ほども将来し、それに立脚する狂信までも将来するからだ。