三体3 死神永生 下

44件の記録
- すなまち@suna_mathi2025年3月22日読み終わった長い旅だった、作中も読書体験としても。 SFは映画では観るけれど小説ではあまり読まないので、時空を超えた果てしない気持ちの読後感がちょっと新鮮。 SF慣れしていないからこそ余計に予想もしない展開が続いて、でもいい意味でエンタメ感も強くて最後まで疾走感があったな。 伏線もたくさん張られていたけど忘れているエピソードもあったから、最初からもう一回読み直したい、ただし少し旅の疲れを癒してから…笑 そしてSFの読み方として王道ではないのかなと思うけど、自分の身に作中のあんなことこんなことが起こった時、自分はパートナーや子どもとどう過ごそうとするんだろうと何度も考えて切なくなった。 人類滅亡、絶対起きないとは言えないしね。
- pamo@pamo2025年3月20日心に残る一節引用:そう、いったいなにを言えるだろう。文明は五千年にわたって狂うように走りつづけてきた。たえまない進歩が進歩をさらに後押しして加速させ、無数の奇跡がさらに大きな奇跡を生み出して、人類は神にもひとしい力を持った。だが結局のところ、ほんとうの力を握っているのは時間だった。足跡を残すことは、ひとつの世界をつくることよりもむずかしい。文明の終焉に際して、彼らにできることと言えば、人類がまだ赤ん坊だったはるか過去にやっていたのと同じことだけだった。 石に字を掘る。
- 時雨崎@rainstormbook992025年3月19日読み終わった三体 ついに読了 本当に長い旅だった。 雲天明のおとぎ話から始まる下巻。何かのメタファーであることは明らか(というか上巻の冒頭は四次元のメタファーだったんだなとやっと理解)で、とりあえず考えられる最悪の予感を裏切らず余裕で超えていく。冥王星からみる太陽系の滅亡、なんて美しくて絶望的なんだ。流れ流れてやはり行き着く先は例の恒星系、生き残った太陽系人類として物語が静かに閉じていく…最後まで圧巻の大作でした。
- pamo@pamo2025年3月17日読み終わった感想図書館本時間ができたので三部作に挑戦、いやぁー面白かった! 個人的にはやっぱり二部「黒暗森林」が好み。科学者の偏愛、利己的な知性に人間らしさが滲み出ていた。三部「死神永世」は、主人公の人となりがあまりイメージできなかったかな。 「おとぎ話」のメタファーが結局なんだったのか考えてみても分からず、解決編があるかと思ったらそこはスルーだったので誰か教えて〜!解説記事とか探してみよう。
- すなまち@suna_mathi2025年3月16日読んでる最終盤まで来たけどまだまだ先が読めない。ずっとどうなるんだこれ?の面白さが持続してるし、次々訪れる絶望的な展開も一周回ってスカッとしてきて気持ちいい笑 しかし女性描写に引っ掛かるところが多いのも最初からブレないな…
- 廣 亜津美@hiroatme2025年3月8日かつて読んだ長い長い物語もやっと完結、という思いで読みました。そして最後は、結局回り回ってそこですか!!! という、がっくりした感じ。面白くはあったのですが、何しろ長すぎる。これなら上下巻にまとめられた気はしますが、まあ、それはこっちの都合ですね
- すなまち@suna_mathi2025年3月8日読んでるシリーズを産前から読み始めてなかなか読み終わらないけど、授乳しながらでも読めることに今さら気付いて急に手に取りやすくなった! the SFな宇宙都市の描写やまったく分からない物理学の説明が続く中で急に現れるリリカルな表現にまたもや心掴まれる。
- 駄駄野@enmr3102024年8月19日読み終わったネタバレありふと思い返すと、私は幼い頃宇宙を怖いと思う子どもだった。あと、無限にどこまでも続く数字を。「果てがない」ものに対する恐怖があった。程心さんはその先に行ってしまったのである。私みたいな凡人は立ち止まって何処かで終わらすことを考えてしまうものだろうけど、彼女は元上司の言葉通り、「前へ、なにがあろうと前へ!」と果てなき宇宙を進んでいくのだろう。唯一の救いは彼女一人ではないということか。