オリーヴ・キタリッジの生活
62件の記録
シモン@yansimon071103202026年6月7日読み始めた読み終わった読んで良かった小さな港町クロスビーに住むオリーヴ・キタリッジとその周辺の人たちの連作短編。 オリーヴが主軸じゃない他の家庭の話にもちらと彼女が登場すると何だか嬉しい気持ちに。 このオリーヴ、人当たりが良いとは決して言えず(滅多に笑わない)、寧ろ恐れられて(嘗ては数学教師だった)いたりで家庭では恐妻家。逆に夫のヘンリーは絵に描いたような良い人。息子は1人。 章が進む毎にオリーヴも年を取っていく。普通に生きているだけでも人生は色々起きてしまう。 ニューヨーク在住の息子に呼ばれて行くまではオリーヴの肩を持って読んでいた。表面的には分からずともユニークな部分もあって魅力的な人に見える。だがしかし…ニューヨークでの息子との言い争いを聞いて(読んで)自分のオリーヴへの肩入れがすっと引いてしまった。その原因の一つにはその章で息子が同年代になったからなのかも。少年から青年の頃には何を考えているのかも分からずオリーヴと共に困惑。 オリーヴの息子への思いは真だと思う。だけれどどんなに愛して、どんなに手を掛けて育てても相手は1人の人間で1つの人生。思い通りに行く筈がないし、心配なのは分かるが。どんよりと重い気持ちになった。自分の現実と、そして自分の孤独であろう未来。今出来るは貴重な毎日を噛み締める事。分かってはいるけれど過ぎ去って失って初めてその尊さが身に染みるのだろうという事も分かっている…






グミチャン@gumicyan2026年6月4日読み終わった読み終わって、私に大泣きするつもりがあったら今すぐ泣き出せそうだなと思った。別にそういう話でもないのに。自分でも気づいてないだけで、すごく悲しい気分になっているのかも。 解説で「そんなこと言わないでくれたらいいのに、と思うこともある。(井上荒野)」と書かれていて、それだ〜と思った。でも、言わないでいてくれた方がいいことを誰も言わないっていうのは、時と場合によってはもったいないことな気がする。
やよい@yayoi_04042026年5月21日読み終わった沁み入った。 怒りっぽく口さがなくプライドだって高いオリーヴ。でもその内実は、男に惚れやすく繊細だ。 人生は思い通りにならず、どんな人物にも心が揺れるドラマがある。



楡@etemotust2026年4月20日読み終わった私が真正面から見ることを避けている人生の悲哀みたいなものが詰まっていて、大変につらかった。老いと孤独と、求めたものに求められるとは限らないという人生における耐えがたい事実と…。 何も起こらない、自分の人生から目を逸らさせてくれるもののない街で、自分の抱えた傷を持て余しながら受け入れながら生きていく人々。オリーヴの頑なさと傲慢と誠実があまりにリアルで苦しい。


K@fuminam2025年11月11日読み終わったタイトル通り、オリーヴ・キタリッジをめぐる短編集。主人公になったり端役になったり、回想にだけ登場したり、あらゆる人物からオリーヴが描かれる。このオリーヴが何か痛快な解決策をもたらしてくれるとか金言を授けてくれるみたいなのとは全くなく、むしろ厄介者なオリーヴが年老いて行く様をさまざまな角度から見て行く。不思議と回を追うごとにオリーヴが好きになり、その悲しみや不器用さ、ひとまとめにすると人間臭さがなんとも切ない。驚くのは心理描写で、アメリカ作品にも関わらず、感情の起伏が日本人としても共感でき、しかも言語化がとても上手い。意識したことなかったけど、そう言うことってあるよな、と何度か文章を反芻した。言い回しも綺麗で、舞台となった架空の街が想像の中で美しく浮かび上がった。





まめご@mmg_862025年7月28日読みたい『読んでばっか』で紹介されていた本。 江國香織は以前も何かのエッセイでこの本について書いていて、たぶん一度読んだことがある。 でもすっかり忘れてしまっているので、もう一度読んでみたい。



kasa@tool2025年5月24日かつて読んだオリーヴのありゃまぁとか、あらまぁみたいな小さい感嘆や驚きの言葉が、想像の中のおばちゃん感を強くする。 名前がこんがらがってくるので、一気読みがおすすめ


雨の夜@asatoyoru2025年3月29日読み終わった長い上り坂を登っていく途中でいつの間にか、下る方に向きを変えている。登り切った先の景色を知ることなく。 そんな感じの緩やか、且つ決定的な変化が心地よかった。

























































