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CHIHIRO
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@andc_chihiro
  • 2026年9月15日
    日本人とリズム感
  • 2026年9月15日
    アンカット・ファンク
    アンカット・ファンク
  • 2026年9月13日
    ワーカーズ・ダイジェスト (集英社文庫)
    気弱に見られる人だって怒る。ただ、自分がアホなのかな、ダメなのかな、相手の言い分もまあ一理あるしな、と思って、その場で怒りを認識できないだけ。そして後になって猛烈に腹が立ってくる。 そんな主人公、奈加子の心理描写のキレに惹き込まれた。とんでもなく腹立たしいだろうと共感しつつ、その描写のあまりの軽妙さに思わず笑ってしまう。エッセイに表れる津村さんの大真面目な自己批判が醸す滑稽さがたまらなく好きなのだが、奈加子の心情描写のおかしみは、エッセイのそれと同じ種類のものだ。津村さんのものの見方が価値観が本当に好きだなあとあらためて思う。 もう一人の主人公、重信もまた、自分の気持ちや願望をあまり示さない。ただその理由は奈加子とは少し違っていて、そもそも感情や欲望に回すエネルギーを失っているからだ。それらを仕事の理不尽やマッチョなメンタリティにかき回されるのが嫌で省エネモードで生きていたら、それがデフォルトになっていた、という印象を受けた。 奈加子と重信にはいくつもの共通点がある。しかし恋愛関係には発展しない。名字と生年月日という、それだけで急接近してもおかしくない共通点がありながら、出会って以降どちらからも連絡を取らない。二人の視点で交互に語られる物語を読む読者は、名字と生年月日以外にも、音楽や食の好み、建築に関心があるなどの共通点があり、何よりふとしたときに互いを思い出し合っていることを知る。そして、二人がそれを知ったとしてもなお、自ら近づこうとしない人間だということも、読み進めるほどにわかっていく。二人の距離感のもどかしさと納得感に唸ってしまう。 しかし物語終盤、奈加子も重信も、自己主張上手が何かと優勢な世の中に、不器用でちっぽけな抵抗を見せる。割を食い続けることに対する、ささやかだが明確なNOを胸に秘め、自分の尊厳を守る姿に共感と勇気をもらえた。二人を細く、でも確かにつなぐ一番の要素は、地味だが芯のある強かさだ。二人に幸あれ、と心から思いながら本を閉じた。 冷淡で不安定な現状を仕方ないと受け入れ、今ある幸せを探してご機嫌でいるスキルも必要だとは思う。だけどこの現状はおかしい、自分だけじゃなくて他人や社会、世界もおかしい、という批判的な気持ちを否定しない、捨てないことも必要だとも思う。クソみたいな現実を受け入れて思考停止ポジティブに逃げるのではなく、甘んじつつもどこかで批判的な姿勢を持ち続ける。そのバランスの上に「良くもないけど、悪くもない。特に幸せではないけど、不幸でもない。」(p158)という満足を成り立たせたい。その先で出会う人とは、損得や欲望によらない関係を結べるように思う。
  • 2026年9月7日
  • 2026年9月1日
    魔術の殺人
    魔術の殺人
    マープルもの、やっぱり好き。 でもさすがに異母異父兄弟姉妹いすぎだった。
  • 2026年8月28日
  • 2026年8月28日
    感情労働の未来
  • 2026年8月24日
  • 2026年8月22日
  • 2026年8月22日
    私が四番目に愛する季節
    私が四番目に愛する季節
  • 2026年8月21日
    スミルノ博士の日記
    スミルノ博士の日記
  • 2026年8月17日
    くよくよマネジメント
    くよくよ、おろおろしがちと自認する津村さんが、日々何を考え、どんな工夫をしているかシェアしてくれる本。 2010〜2013に雑誌『清流』に連載されていたエッセイに加筆修正し、2016年に出版された本書。 くよくよやおろおろの要因は、今だとHSPやアダルトチルドレン、フレネミーなどと説明されるものが多かった。 生きづらさの要因に名前がついた今は、それを手がかりに、さまざまなハックがたくさん、簡単に手に入るようになった。それらの情報と本書に書かれたヒントはよく似ていて、本書から目からウロコの解決策を新たに得ることはなかった。 でも、本書を読んでしみじみ思った。情報だけをたくさん知っていても、役に立たないな、と。 くよくよ・おろおろとうまく付き合うため、津村さんはそうなってしまう自分をしっかりと見つめる。回復や前進のため、他人に「頼る」ことはあっても「丸投げ」はしない。 ノートに不安を書き出したり、自分の好きなことをわかってやったり、自他をちゃんと分けるよう意識したり。 自分で手探りで試行錯誤するからこそ、厄介な自分の操縦方法や、めんどうな人間関係の泳ぎ方が身についていく。本書のヒントも、いま世に溢れるハックも、各々に合う形にカスタマイズが必要だ。そんなふうに思った。 ありがたかったのは、試行錯誤の過程を、気取らずさっぱりと開示してくれていること。大げさでもエモーショナルでもない淡々とした語り口は、試行錯誤は決して楽しいものではないけど、とても有益だし、存外悪いものでもないと、リアルに伝えてくれる。 ゆるくでもいいから、自律的に生きられるように何かしてみよう、と思える本だった。 挿絵のイラスト、四コマ漫画がとてもかわいいです。
  • 2026年8月16日
    小説
    小説
  • 2026年8月16日
    ファラオの密室
  • 2026年8月16日
    アンチ・グッドモーニング
    ホワイト企業に勤め、優しい夫がいるにもかかわらず、不眠症になってしまった女性の話。 「ほら、どこかで聞いたじゃないか。他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられる。」p30-31 「だから対処できないことを考えても仕方がない。ケセラセラ、ピンチはチャンス、自分の機嫌は自分でとる!」p45 現代社会からのウェルビーイングハラスメントとも言うべき「ポジティブ強要」の描写がリアル。 だれでも未消化の過去をケアしていいはず。 だけど、「もっと大変な人はたくさんいる。自分は恵まれているのだから文句は言っちゃいけない」みたいなブレーキをかけてしまう。贅沢な悩みだって自分も他人も思うから、誰にも相談できない。 だれでも理不尽には憤っていいはず。 だけど、「空気を悪くするのはよくない」「そんなこといちいち気にする人は厄介」「自分が損するだけだよ」と、徹底的に自助と適応を求められる。 ご機嫌で従順で無批判な人々の集まりは、誰にとって都合がいいんだろう。 いま力を持っている層にとって、なんだろう。 腹立たしい。 --- テーマにすごく共感。一人称なこともあり、主人公にオーバーラップしながらズンズン読めた。比喩の感覚は自分とは少し違っていて、新鮮だった。
  • 2026年8月16日
  • 2026年8月15日
  • 2026年8月15日
  • 2026年8月15日
    人間の建設
    人間の建設
  • 2026年8月14日
    排除の現象学
    排除の現象学
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