ゆっくり歩く

117件の記録
amy@note_15812026年3月7日読み終わった感想ケア気になっていた小川公代さんのエッセイ。 母親の介護や生活のなかで新たに得た視点、感覚、体感を借しむことなく開陳してくれており、内容としてはかなり重厚なのだが小川さんの社会や他者へのまなざしにぬくもりがあるためか、読みながらも苦しくはならない。ちょっと渋みはあるが、やわらかい口当たりのあたたかい台湾茶を飲んでいるようだった。 小川さんの著書を読むたびに驚くのが(とはいえまだ何冊かしか読めていない)、知識のレンジの広さである。 ロマン主義文学や医学史が専門とはいえ、宮沢賢治や心理学、どこからでも作品や知識を引っぱってきて、自身の体感と絡めているのはすごい。 「ネガティブ・ケイパビリティ」や「ケアの倫理」という概念を知ったのは小川さんの著書からであった。 著書の一覧から見れば、小川さんがいかに精神的に活動をしてきたのかがわかるし、その功績は素晴らしいものだと思う。共著などを含めると何冊書いてるんだ…?と思う 小川さん自身も本書のなかで横臥者への寄り添いが足りなかったと書いているが、これだけのタフさゆえに寄り添いの想像と行動がうまくハマらなかったということもあるだろう、逆にそのタフさがあったからこそ.母の生活にともに歩みながらも、あれだけの活動ができるのだろうと思う。 第八章『ゆっくり歩く』でも書いていたが、人間、一人で生きることは困難である。 個人的には行政の制度は家族の最小単位を個人にすべきだと考えているし、それに伴い福祉もそれに準じたかたちにすべきだとは思うが、だとしてもあらゆる場面で、あらゆる意味において、真に人間が一人で生きることは難しい。身体的にも精神的にも。 だからこそ他者の尊厳を踏みにじらない程度、互いに支え合うような社会設計を進める必要があると思うし、ケアについてあらゆる文学作品や歴史から考え抜いてきた小川さんの結論は、尊厳とケアをし合うことの両立のヒントになるのではないかと思う。 余談だけれど著者近影で松葉杖を持ってピースする小川さんにふふっとなった。






白玉庵@shfttg2026年3月2日読み終わったこれは、はまるひとにははまるんだろうな。鬱傾向の出ている人に『少年が来る』を勧めるのには、「そういう読み方が可能なのか」と素直に驚いた。 自分と母の関係にはあまり当てはまらず。





- 霞の中@nrm-26012026年2月26日読みたい買った読み終わった入院中に読んだ。小川さんの人生の出来事がランダムに出てきて、考えの軌跡をたどってるようだった。気になってた本や読んだ本がいくつも出てきた。私の興味はケア周辺にあるようだ。
うにか@unica8062026年2月24日読み終わった最近母の物忘れが激しく、時々イライラしてしまうこともある。 手助けになるかと思い、読んでみた。 物語を通じて会話をする母と娘の関係が良い。 そうやって何かを介在させて分かり合えることってあるよなと。 思うように動けなくなっても楽しみを持って生きていてほしいものですが。- GoHaaaan@-9food-2026年2月23日気になる歩くのが速いと年若い人からも言われる私は、どんなにゆっくり歩いても頓に歩みが遅くなった母とは歩く速度が合わせられず外出時に歩きながら会話することがなくなった。どんな内容なのか読んでみたいと思った。
ともも@neko172026年2月23日読み終わった難病、ケア、医療、文学、言葉、ジェンダー、英語、家族、日本の昭和史と個人の物語と家族の話。介護の本だと思って買って読んだけれど、とても多面的。イラストも可愛い。 そして、買ってそのままにしていたケアと編集をゴソゴソと本棚から探す。次はこれをちゃんと読もう。
Inada Atsushi@walkalone772026年1月29日読み終わった図書館本この「ケアをひらく」というシリーズは何冊か読んでいるが、良い本ばかりでハズレがない。本書もいろいろ読んでで気づき、学び、楽しみました。日本社会は昔からある「人様に迷惑をかけない」という意識が、近年の「自己責任論」と結びつき、とても窮屈になってきた。もうちょっと昔ながらの「お互いさま」の精神の方を持ち上げていったほうがいいだろうと思う。近年流行りのマインドフルネスの考えに「今、ここに集中すること」があるけれど、過去も未来も棚上げにして、今、ここで出来ることを常識ばかりにとらわれず、いろいろ試行錯誤する道を選びたい。「完璧」なんてのは所詮はただの抽象概念で、タダの道具なのだから、使い勝手が悪ければとらわれずに他のやり方を考えよう。




リチ@richi2026年1月19日読み終わった蔦屋代官山の対話イベントがきっかけで読んでみた。パワフルな小川公代さんの母の介護を記した一冊。物語によって対話によって癒される母と対話を諦めず物語を語る娘。時にぶつかりながらも、優しい世界が繰り広げられる。対話とはなにか、寄り添うとは何か、ケアとは何か、考えさせられる。小川さんがとにかくパワフルで明るい。
Books八景@bookshakkei2026年1月10日読み終わった著者はこれまで文学作品より「ケアとは何か」を読み解いてきた英文学者の小川公代さん。 小川さんが病をえた母にむけ、「ケアの実践」に取りくみ、思索した一冊だ。 「ケア」と口で言うのはたやすいが、健康な人が病を患う人の身体のままならなさや弱る気持ちに寄り添いながら、当人に最適なケアを提供することはむずかしい。小川さんもお母さんとときに言い合いになったり、じれったい気持ちを抱いてしまう。 それでも小川さんは、これまで触れてきた文学作品や自身の家族のエピソードから、「ケアの実践」のヒントをさぐりだす。母娘3人のアメリカ留学生活、英語塾を経営していたエネルギッシュな父、戦後一代で不動産業を築いた祖母の物語はどれもユニークだ。ケアというのは、人から人へと巡っていくものなのだと感じる。 「ケアの実践」において「こうすればみんな解決!」という答えはない。「寄り添う」ことを模索しているすべての人に、手にとってもらいたい。- 積ん読剪定師@bookssentei2026年1月9日買った読み終わった2025-2026年越本2026年読了本★★★★2026@ 一頁堂書店いま、ゆっくり読んでる。←20251231 20260109 読了。 ツタ力。 これは、ツタ リョクと読むのか、ツタ ヂカラと読むのか。 まぁ、どっちでもいいんだろうけれど。 他にもはっとさせられる言葉がいくつも。 参考文献というのか、引用文献というのか。 言及されている本が大量にあって、丁寧に一覧にまとめられているのが、学術論文みたいです。これは、ありがたいです。 効率とか、タイパとか、生産性などとは無縁というか、全く異なる価値。 そんなことを考えました。


- とんことんこ@reads_okishio2026年1月4日買った読み終わったケアの実践と、文学に込められたケアのメッセージを往還する一冊。 介護中の人を励まし、視野を広げてくれる内容だと思う。 難病を発症した親のケアに向き合うなかで、筆者自身が受けてきたケアに気づき、新しい関係を相互に見出すべく、二人三脚(他のご家族も参加されているが)でゆっくり歩んでいる。 助けを求める、対話する、寄り添う言葉をかける、じっくりと聴く。 これらに必要なのは言葉だ。 言葉を大切にして生きることの意味がそこにある。 人は生まれたら必ず死ぬ。 一人では生きられない。 助けられながら、自分ができることを精一杯やる。 そのことを本当にわかる、というのはなかなか難しいことだと思う。 その難しさの渦中にあると、それをなんとか言語化して、客観視して、理解し納得しうまく対処したいという強い欲求が生まれてくる、そんな経験を私自身がしたせいか、自分に重ねて読み強く共感し、著者の真摯な姿勢に敬意を抱いた。
- ハル@harubooks2026年1月2日読み終わった都内大学教育の著者と 和歌山に住む年老いた単身母の介護にまつわる話。 ケアをしてもらってきたことがケアに還っていく。 年齢を重ねる 30年、40年と過ぎた親子の関係性に残るのは 時間と手をかけてもらったことの記憶だけなのだと思う。 親のエゴではなくケア。 純粋に子どもを思ってやったことだけが残り、その関係を紡ぐ。

もくせいそう@mokuseisou_972026年1月2日読み終わった自分と母も、著者とその母親のようなケアの関係に差し掛かってきている今、「ゆっくり歩く」ことの必要性を痛感させられた。もっとケアと向かい合わねば。
もくせいそう@mokuseisou_972025年12月27日読んでる端的に言えば、娘である著者が母を介護する話になるが、これもまたケアの物語だと思う。各所でケアにまつわる文学が引用され考察されていたり、和歌山弁での会話も手伝ってかテンポよく愉快な文章だし、とにかく二人の好奇心と行動力には驚かされる。



kirakira30@kirakira302025年12月27日買った読み始めた@ 本屋 Title2025年の本屋さん納めは、本屋Titleさんにて。 はじめてカフェにも。 りんごのタルトが美味しすぎて幸せな気持ちに。 爆走してきた4か月、少しずつスローダウン中。 読みたい本がどんどん積み上がっていく… 1冊ずつ丁寧に読んでいきたい。

🍂@awasedashi2025年12月9日読み終わったなんて尊い母娘関係なんだ。というか著者の親族全体すばらしすぎる。 すばらしすぎて、若干遠い目になってしまった。自分は親の介護をこんなふうに前向きにがんばれる気がしなくてつらいなー!
涼元風花@suzu_fuuka2025年12月5日読み終わったケアについて考えさせられる良本。ところどころに文学作品が登場して、そこから目の前の問題に向き合うという流れが、本好きとしては読んでいて面白かった!




紙村@kamimura_2025年10月28日読み終わった物語の作用は(同時に『物語化批判の哲学』を読みはじめたので思うけど)よくも悪くも強烈で魅力的で、実際の「いま・ここ」の自分を超えていくようなイメージがある。この場面で、物語はとても輝いている。物語は著者が母親に対して語る文学作品だけを指すわけではなくて、直後のアントニオ猪木も物語だし、病院帰りのロイヤルホストで偶然に発生したゆで卵サッカーも物語。やっぱり自分は、物語を信じる側にいたくて、連載小説でもそのことだけを掘り進めるように書いている。物語の力によって、他者への回路が開かれて、それは自分の傷への回路も同時に開くことである、と、思う。




- youy@youy2025年10月16日読み終わったひとつひとつの記述、作品、物語をゆっくり歩き、時に立ち止まって考える、今年いちばんのいい読書時間を過ごせた。ハンバートハンバートの「笑ったり転んだり」を聴きながら





Rie@rie_books2025年10月7日気になる「ゆっくり歩けない娘と、ゆっくりしか歩けない母」という帯の言葉。▶︎あぁと思ってしまった。心当たりがある。実際に「母」でなくいろんな人と経験ある。































































































