わがままな理論だけど、何故か読んでると納得させられてしまう感じがして好き。言葉選びが本当にユニークで面白い。

タゴちゃんと類家の攻防がたまらなく面白かった。次作の法廷占拠も読むのが楽しみ

タイトルと中身のギャップがあり面白かった。一穂ミチさんの解説が全てを表していて流石だなと思った。

考えさせられる視野を広げる安全性。視野を狭める充実感。Behind動画も面白かったので、お腹いっぱいに楽しめる最高の本でした。

まさにイシグロマジック！ 読んでるうちに「いやいやスティーブンス、それは違うでしょ！」とツッコミたくなるんだけど、同時に彼の語り口があまりに真面目で誠実だから、つい乗せられてしまう。で、あとから「あ、これって作者が仕掛けた“罠”だったんだ…」と気づかされる。 これがノーベル文学賞受賞者の実力かぁ。 今更ながらこの作品でますますファンになりました。

恥ずかしながらババヤガの単語にピンと来てはいなくて、なんとなく難しい話かと思ってたけど、予想外に読みやすかった。暴力、差別、トリック、厳しくもあり優しくもある世界…いろんな刺激を貰えた一冊だった。