クララとお日さま
58件の記録
数奇@suuqi2025年11月25日読み終わった「AIが語り手」という小説を、信頼できない語り手の名手カズオ・イシグロが書いてつまらないわけがなく、やはり本当に素晴らしい作品だった。ロボットの少女・クララが病弱な女の子・ジョジーの家に買われていくというあらすじ自体は普遍的かもしれないけれど、AIの一人称視点で描かれる文章表現の緻密さは、この作家にしか到達できない領域の筆致だと思わされるほどだった。一切説明されない世界設定を登場人物たちの会話から読み解いていくとディストピアが垣間見えてくる点も、想像を膨らませられて面白い。2025年に読んだ本の中でもベスト級に良かった。







なつめ@natsu_10212025年11月19日読み終わった読書日記最初はとっつきにくいかと思ったけれど、クララがジョジーの家に引き取られてからは一気に読みました。 様々な要素が美しく織り込まれている作品だと思います。





やえしたみえ@mie_e01252025年10月30日買った読み終わった蔵書@ 自宅『わたしを離さないで』が面白かったので購入。読後感が好ましい。私は昔から大いなるものへの信仰を持っていたので、クララのお日さまへの想いに共感できた。こちらへ語りかけてくる文体も本当に大好き……。 noteでも感想書いた。 https://note.com/mie_e0125/n/n50ef50a4b042

よむひとり@yomu_09062025年10月29日読み終わった書くほどでもない読書記はじめまして。 読書が好きで、感想をどこかに置いておきたくて、この場を作りました。 読書は好きですが、感想をちゃんと書くのは苦手なので、「書くほどでもない読書記」ということにしています。 最初の一冊は『クララとお日さま』 人間より信心深いAIを、うっすらと哀れに思いながら読んでいた自分。 哀れはどっちだ。 純粋な心を取り戻したいと思った、本日の読書でした。




KaRo@hua_runchai2025年6月25日読み終わったクララの純粋さに胸うたれた。それ故にラストが切ない。ちょこちょこ不穏なワードが出てくるけど、人々がそれらを受け入れて生活している様子なのがほんのり不気味。

Lusna@Estrella2025年4月14日読み終わった誰一人、同じ人はいない。AIが進歩して模倣しても、その人にはなれない。その人を愛した人々の中で、その人は永遠に生き続けるから。砕けた鏡に映るように、愛した人々の数だけその人が生きているから。クララがお日さまとの約束を果たしてからの、認知機能の低下を文章で描写したのがすごかった。 「ときどきね、クララ、いまみたいな特別な瞬間には、人は幸せと同時に痛みを感じるものなの。すべてを見逃さずにいてくれて嬉しいわ」





























































