クララとお日さま
132件の記録
Kaori@Kaori_behappy2026年9月19日読み終わった半分くらいで読むのが止まっていて、ひと月ぶりに再開したらやめられなくなってどんどん先を読みたくなり、昨日は帰宅してずっと読み、今朝は起きてパジャマのままひたすら読んだ。読了。 もし前半で脱落した人がいたとしたら、最後まで読むことをおすすめします。 最後の第六章が泣けて泣けて、勝手に涙がこぼれ落ちてきた。 クララはなにも変わらない。 ずっとずっとジョジーの幸せのためにいる。そのためにそこにいる。 だんだんと、ジョジーやその家族がクララから離れていく描写や、家には居場所がなくなって屋根裏部屋のような場所で時間を過ごすようになったこと。 最後は廃品置き場に置かれていること。 そんな中でもずっとクララは変わらない。 その状況をどうとか思うことはなくて、自分の役割を全うしてジョジーが回復して元気に過ごしている、そのことで充分なのか。 見返りとかそういう概念はないんだろうと思う。尊厳を傷つけられるとか、そういう気持ちもないんだろうと思う。 もう充分に大切にしてもらって、自分は役割を全うして、それでいいと感じているのかもしれない。 それでもやるせないし胸が痛いし涙が出る。 お日さまの力を純粋に信じているクララを、途中までは「お日さまの力はクララの勘違いで、思い込みでは?」とわたしは思っていたのに、ほんとうに最後には奇跡のようなことが起きて、これが「祈り」ってことなのかなと思った。 よくわからないながらもクララを信じて協力するリックやジョジーの父親。 果たしてそういうことが自分だったらできるだろうか。 ほんとうにほんとうに誰かを救いたいと強く思ったとき、わたしはどう祈るだろう。わたしはなにをするだろうか。 **** 気になった場面と文章をいくつかメモ。 1 クララがジョジーの母親に抱きしめられたときに、母親の温かさのようなものを感じる場面。 そしてそのだいぶ後で、もうクララの役目が終わる頃に少し肩が触れただけだけど、その感覚を思い出すところ。 AFにとっての家族とは。人の愛とか温かさとは。 2 「特別ななにかはジョジーの中ではなく、ジョジーを愛する人々の中にありました」 そうだよ、そのとおりだよと思う。 うまくこの感覚を言葉にして今は説明ができないけど。 3 ジョジーとリックが大人になって、それぞれ別な道をいくことになったとき、お日さまへ伝えたこの二人の愛が本物だという話が嘘になってしまうのではと心配したクララに対して、リックがその気持ちはあのときの真実だったと話したところ。 そのときの気持ちは真実で、いまは一緒の道を歩んでいなくても、あのときお互いにもっていた想いや感情に嘘はなく、そのときの想いは人の奥の奥の方に変わらず残っていて、見えない何かのチカラになったりするのかもしれないなとおもった。

Kaori@Kaori_behappy2026年7月31日読み始めた借りた知人のおすすめで貸してもらい読み始めた。本はなんでも好きだけれど、小説っていいなおもしろいなと改めて思う。 物語に引き込まれて別の次元の自分がいるような感覚になる。
かわい書房@kawaishibou2026年6月28日読み終わったずっと読もうと思っていて、やっと読めた…!! やはり、カズオ・イシグロは素晴らしいと思う。 最初からずっと不穏な雰囲気があり、途中でその一端があきらかになるのだけれど、その後もずっとハラハラしながら読んだ。 何というか、「感動作」ってひとことで片付けて欲しくない作品。あーこれ、原書で読めるようになりたいな…。 個人的にはジョジーを最初から最後まで好きになれなかった。



mari@mari2026年6月15日読み終わった感情を持つAF(高度な知能を持つ人工知能ロボット)のクララが、腐敗した未来社会の中で病身の少女ジョジーを助けながら共に生きていくというファンタジーの形式を取るディストピア小説。 いつかAIは人の心を持つのかもしれないなんて思うこともあるけど、これを読み進めるうちに人間の心の持つ多面性、複雑さを改めて実感する。 「心の中の一つの部屋に入れたとして、さらにその奥にまた別の部屋がある、そしてその奥にも、、人の心の多面性はキリがなく永遠に未開発なんだ」、というジョジーの父親の言葉、人工ロボットがお日さま(恐らく神を指す)に人間の生死を祈ることのアンバランスさ、等々。 役割を終えたクララのラストシーンは、同じくカズオイシグロの「わたしを離さないで」の胸が張り裂けるような辛いラストを彷彿させる。淡々としたやわらかい語り口の中に、人間の傲慢さと残酷さを感じる。
コノハズク@yy7082026年5月16日読み終わったとても素晴らしい作品だった! 同じくカズオイシグロの「わたしを離さないで」と通じるところがあって、生きると何か、その人らしさとは何か、それを問い続けることがカズオイシグロのテーマの1つなのだろう。 この作品でも、思いもかけないアプローチで生きることへの問いかけを試みている。 最後に再びクララの前に現れる店長の姿は何を物語っていたのだろう。あれはもしかしたら「わたしを離さないで」とリンクしているのかもしれない。 そして読後はもう、なんとも言えない気持ちに襲われてしまった。 AIであるクララの言葉が清らかで淡々としていて、そのことがより一層読み手の感情を揺さぶるのだろう。









かぱす@kappas2026年4月27日カズオ・イシグロの作品は静かで仄暗く不穏さを感じるのでどうか酷いことにならないでと祈りながら読んでいる気がする。 物語の最後の方、クララと店長さんの会話、そしてそこから繋がる情景。 ほんとうにお日さまに包まれているような読後感だった。






ちょび@greenapple42026年4月4日読み終わった@ 自宅AIが主人公のSF小説、の外見を纏っているが人生、成長、宗教、親子関係等が主題。 語り手クララの神との約束の場面はジャンヌ・ダルク的宗教感で溢れている。エモい! 語り手が特異な環境の日常を観察する静かな目線「私を離さないで」を想起させる。 ラストは心満たされ深い感動… 「日の名残り」のラストの寂寥感も大好きだがこちらはテイストはちょい違う。








クッミ@qumi_chan2026年2月13日読んでる読み終わったラストのクララの状態、何!?てなってたけど、店長さん… ジョジーの父親と店長さんが好き。 あとは、なんか腹立つ。 なんで腹立つかというと、クララを慈しまないとと思うからなんだよね。- Oro_Argento@oro03292026年1月23日読み終わった感動作でした。最後にある主人公の「報告」が作者の伝えたいことなんだと思いました。描写が細かく書かれてて独特な表現もあったけど、物語の背景を考えると納得しました。

- ショコ@shokko_ri2026年1月19日読み終わった「外国文学を読む」1冊目 AIの友だちという個人的に好きなテーマだったので読む前から楽しみにしていたけれど、期待値を軽々と越えてくる内容でとても良かった。特に終盤の感情の揺さぶられ方がたまらない。クララといつか話したい。
お麩@offthetopofmyhead242026年1月12日買った読み終わった206-1-12【クララとお日さま】カズオ・イシグロ クララとお日さま これが出版されたのは2021年だから書かれたのはもっと以前になる クララは人工親友という名のAIロボット 外の世界やヒトに強い関心があり、観察力に優れた思慮深いモデル 太陽光をエネルギー源とする クララは店頭販売されていてショーウィンドウの中から見える外の世界を陽が落ち店が商いを終えるまで眺める日々を送っていたんだけど、ある日病弱な女の子ジョジー(推定14歳)が「最高なお友達」を選びに来店することからクララの本来与えられていた勤めがはじまり、ジョジーが進学で家を出ることで終わるまでの数年が描かれている。 ジョジーとの生活を通して、AIロボットに対するリアルな社会的認識、ヒトとうまくやることの難しさや、人間社会の格差、ヒトとAIの分断、科学と倫理、AIの祈り、模倣と学習、喪失、大切な人との置き換え、科学者の正しささ、AIの罪、AIの最期について描かれているんだけど、読めば読むほど、どんどん体温が下がっていくのを感じるのよ、冬の寒い日に曇天にほおり出されて絶望した骨の髄から冷えるような暗澹たる気持ちになるわけ。背中や肩、手の先が冷たくなりすぎてもはや痛いまである、あの時みたいな感覚。 なんかさー 今ってさヒトの数が減っていって数で補えない社会存続のためにAIに役割を渡そうとしてる流れんだよね?(……え、合ってる?笑) 特に去年は色んなタイプのAIがうちらみたいな末端の人間の手が届くとこまで入ってきたわけで、便利で賢くて人懐っこい彼らと接したせいか、このタイミングでこの物語に触れると異様に生々しく感じてさ、なんつーか、今はモニターの中のAIが目の前に現れる日がくるのか、その時彼らはヒトにどんな風に扱われるのか、尊厳は与えられ守られるのか…などと心配になるよ。一方で機械に尊厳とは……?とも。そんなことはお構い無しに科学は進むのをやめないんだよな。 Kurara and the Sun #カズオイシグロ #土屋政雄 #早川書房 #福田利之 #坂川朱音
- しお@oyasay2026年1月4日読み終わったすごい面白かった! 何が、というか クララにとってめっちゃすばらしいことが起きるけれど、前提とかは全然我々に説明されず、当然のものとしてクララの一人称で語られるのがとても好きでした クララがずっとまっすぐ前向きで悲観的にならないところも、クララがロボットだからなのかもしれないけれど、そういうプログラムだとしても、押さえつけられているのではなくクララが心から幸せを感じているのが良かったです





もりもと@mori_112025年11月29日読み終わった初めてのカズオ・イシグロ作品! ロボットの女の子クララの語りで進むお話で、序盤はゆっくりとしか読み進められませんでしたが、物語の社会の様子や主人公に接する人間たちのパーソナリティが徐々に明らかになってくるにつれて引き込まれました。 人間たちが感情をすれ違わせたりぶつけ合ったりして疲弊する中、クララはいつも落ち着いて思いやりに満ちた様子だったのが印象的です。



数奇@suuqi2025年11月25日読み終わった「AIが語り手」という小説を、信頼できない語り手の名手カズオ・イシグロが書いてつまらないわけがなく、やはり本当に素晴らしい作品だった。ロボットの少女・クララが病弱な女の子・ジョジーの家に買われていくというあらすじ自体は普遍的かもしれないけれど、AIの一人称視点で描かれる文章表現の緻密さは、この作家にしか到達できない領域の筆致だと思わされるほどだった。一切説明されない世界設定を登場人物たちの会話から読み解いていくとディストピアが垣間見えてくる点も、想像を膨らませられて面白い。2025年に読んだ本の中でもベスト級に良かった。









やえしたみえ@mie_e01252025年10月30日読み終わった@ 自宅『わたしを離さないで』が面白かったので購入。読後感が好ましい。私は昔から大いなるものへの信仰を持っていたので、クララのお日さまへの想いに共感できた。こちらへ語りかけてくる文体も本当に大好き……。 noteでも感想書いた。 https://note.com/mie_e0125/n/n50ef50a4b042

よむひとり@yomu_09062025年10月29日読み終わった書くほどでもない読書記はじめまして。 読書が好きで、感想をどこかに置いておきたくて、この場を作りました。 読書は好きですが、感想をちゃんと書くのは苦手なので、「書くほどでもない読書記」ということにしています。 最初の一冊は『クララとお日さま』 人間より信心深いAIを、うっすらと哀れに思いながら読んでいた自分。 哀れはどっちだ。 純粋な心を取り戻したいと思った、本日の読書でした。




KaRo@hua_runchai2025年6月25日読み終わったクララの純粋さに胸うたれた。それ故にラストが切ない。ちょこちょこ不穏なワードが出てくるけど、人々がそれらを受け入れて生活している様子なのがほんのり不気味。

Lusna@Estrella2025年4月14日読み終わった誰一人、同じ人はいない。AIが進歩して模倣しても、その人にはなれない。その人を愛した人々の中で、その人は永遠に生き続けるから。砕けた鏡に映るように、愛した人々の数だけその人が生きているから。クララがお日さまとの約束を果たしてからの、認知機能の低下を文章で描写したのがすごかった。 「ときどきね、クララ、いまみたいな特別な瞬間には、人は幸せと同時に痛みを感じるものなの。すべてを見逃さずにいてくれて嬉しいわ」












































































































