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プキ
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@pooky
  • 2026年8月23日
    おまえレベルの話はしてない
    芝の章から引き込まれる。小さくて濃厚な世界の、容赦ない序列の中の、微妙な関係や感情が描かれる。我々が無邪気に才能に感動するような分野には、必ずこういうものがあるのだと思う。人生や命をかけた、到底美化できない、こういうもの。 そんな中で芝と大島の友情が尊い。もちろん良いばかりではないけど、それも含めて。ラストの着地もよかった。
  • 2026年8月23日
    新しい恋愛
    新しい恋愛
    大好きな高瀬隼子さん。高瀬さんの魅力のひとつはやっぱリアルさだと思う。あーあるある、こういうひといるよね、こういう感じあるよねっていうリアルさの中に、現実のえぐみがしっかり入ってるのでドキッとする。どれもおもしろかったけど、「花束の夜」がお気に入り。
  • 2026年8月23日
    死ぬまで生きる日記
    大変よかった。 私自身、人生のとある段階で「死ぬまで生きるしかないんだな」ということがわかって、そこから考えが大きく変わった経験があり、タイトルで気になっていた本。 中身は、著者がガチの希死念慮について、めちゃくちゃ真剣に向き合った本だった。 「書きたい」にたどり着くところで感動に震えた。優しい長男に涙した。あまりにも誠実な著者に背筋が伸びた。とてもいい本でした。
  • 2026年8月23日
    からゆきさん 異国に売られた少女たち
    大傑作をようやく。 江戸時代から諸外国にドン引きされている我が国の買売春。戦後も続いた日本の公娼制度に衝撃を受ける。歴史的な事実は大変興味深く勉強になる。そしてこの日本の感覚は脈々と現代まで続いていると思う。 しかし森崎和江の女性の人生の書き方よ…事実の羅列の中にも、その凄まじさが滲み出る。「まっくら」でも思ったけど、対象との距離感の取り方に逡巡や知性を感じる。
  • 2026年8月18日
    僕の名はアラム
    僕の名はアラム
    めちゃくちゃよかった。少年の牧歌的(刺激的)な日々。基本的には父権的で厳格な一族なのに、出てくる大人たちは総じてどうしようもなく、すごく魅力的。切なさも混じる後味。「ザクロの木」が特にお気に入り。
  • 2026年8月17日
    肺都
    肺都
    見事な物語だった。 声なき声を聞くひ弱なヒーローと、デンジャラスなヒロイン。数々の不気味で魅力的なキャラクター。大いなる格差とそれを皮肉るように天地を、清濁を、裏表を反転させる展開。資本主義の作り出す暗部を、こんなにもおもしろいお話で書き切るのも凄すぎた。人は物のようになるし、物は人のようにもなる。 こんな傑作がもう今は手に入りにくいなんて信じられない。眩しすぎるお話だとダメなとき(あるよね)、特に若い人に、手に取ってほしい本。
  • 2026年8月12日
    穢れの町
    穢れの町
    おもしろくてあっという間に読めちゃう。早く次読みたいけど読み終わるのもったいなさもある。 これYA文学というのかな?児童文学と言っていいと思うけど、刺さりまくる人絶対にたくさんいそうな。世界観が他にない。
  • 2026年8月11日
    どこかで叫びが
    どこかで叫びが
    これものすごくおもしろかった。ジョーダンピールの序文から最高だし、作品はどれも粒揃い、最後のハーン小路恭子さんの解説まで、ずっと読みごたえがあった。 ジョーダンピールをはじめとするブラックホラー映画は好んで見てるけど、これだけの作品が集結すると、さらに熱を感じて痺れちゃうね。 前から知ってた著者はP・ジェリ・クラークくらいで、しらない作家を知れるのはアンソロジーの醍醐味ですね。 図書館で借りたけど、買っちゃうかも、なくらい気に入った。クソデカ本だし5千円だけど。
  • 2026年8月9日
    堆塵館 <アイアマンガー三部作>
    堆塵館 <アイアマンガー三部作>
    気になってたケアリー初読み。 巧みな物語に引き込まれて一気に読んだ。 高貴(?)とゴミという相反するものを同居させる世界観。小さき声を聞く主人公。早く続きが読みたい。この美しいボーイミーツガールの物語の行方は…
  • 2026年8月9日
    ゾンビ回収婦
    ゾンビ回収婦
    やっぱりおもしろかった3作目。確かにどんどんわかりやすくなってる感じはある。 最終的に人間とAIの境目が曖昧になってくところ、自分のとらわれたプログラムに気付くくだりはすごく切なかった。仕事に傷ついたことのある人、真面目な自分に傷ついたことのある人は響く言葉が多いのでは。
  • 2026年8月5日
    蛇にピアス
    蛇にピアス
    去年、金原ひとみにはまり、読めてなかったので読む。最近気に入って聞いてるPodcast「夜ふかしの読み明かし」(現:ペーパードライブ)と一緒に聞くと楽しかった。
  • 2026年8月5日
  • 2026年8月5日
    氷 (ちくま文庫 か 67-1)
    氷 (ちくま文庫 か 67-1)
    暑すぎて読み始める。これってなんなんだろう…と思いながら読んだ。少女という存在のあまりの極端さ。被害者で、主体性を失っていて、いつも追われて加虐されている。どうにか逃げ切ってほしいと思ったのに、あれ? 長官は主人公自身だと思わずにいられなかったし、やはり全てが心象風景なのかもしれない。
  • 2026年7月25日
    悪い血
    悪い血
    「典雅な調べに色は娘」がものすごくよかった鈴木涼美さん、2冊目。さすがの女性性小説。 そもそも、そもそもですけど、心を置き去りにして、どんどん身体が変化していく、身体をめぐる周囲の視線が変化していくというのは、どれほどのことだろうと思う。 過去の父の記憶が、すぐに駆けつけてくれる友達が、彼女を朝に導いてくれてよかった。でも終わらないよね、自分の身体のことだから。
  • 2026年7月23日
    結婚式のメンバー
    結婚式のメンバー
    素晴らしかった。 12歳の混乱は時に幼稚で、滑稽で、気が触れてるように見えるけれど、ナイフであり拳銃である。痛々しい絶望である。存在をかけた切実さがある。 自分という不自由から抜け出したい。だけどそれを圧倒するように現実は、否が応でも姿を変えていってしまう。 ベレニスやジョン・ヘンリーが魅力的すぎて、主人公が真に孤独とは到底思えない。3人の会話の場面は全てが最高だった。すぐそこに戦争がある時代感もとても感じた。
  • 2026年7月19日
    ナイフ投げ師
    ナイフ投げ師
    「エドウィン・マルハウス」を長いこと積読してるけど、本屋で見て衝動買いした。ミルハウザーってこんなかんじの話書く人だったのか。すごくおもしろかった。 社会の似姿を精巧に作る話が多かった。途中までは娯楽になり得るんだけど、途中から(精巧すぎると??)娯楽になり得なくなってしまうということ。でも前者は「嘘」であって、後者が「真実」なのでは?と思ったり。地下道の話を最後に置く構成もよかった。
  • 2026年7月19日
    家庭用安心坑夫/猿の戴冠式
    ものすごくおもしろかった。猿の戴冠式のほうがわかりやすくて、最後は主人公に共感して胸が震えたけれど、家庭用安心坑夫の得体の知れないエネルギーにやられた。ツトムのこと、もう絶対に忘れられないと思う。
  • 2026年7月18日
    私と鰐と妹の部屋
    50本以上短編が入っててびっくりした。平易な言葉で、軽い気持ちで読めるし、奇天烈で笑えたりもするけど、不気味やったり怖かったり、悲しかったり切なかったりする。でもじんわりあったかくて、やっぱり読みやすいと思う。 大前粟生さん、回転草とこれ読んで好きになっちゃったな。ポップミュージックの作詞とかも上手そう。
  • 2026年7月17日
    自分は「底辺の人間」です 京都アニメーション放火殺人事件
    十二国記を読み終わったので、途中まで読んでたやつを再開。 なんと明日で事件からちょうど7年になるようだ。 言わずもがな悲惨な事件だけど、新聞社らしいプレーンな文章で読みやすかった。
  • 2026年7月16日
    白銀の墟 玄の月 第四巻 十二国記
    シリーズで一番好きな白銀をついに読了。 劇的な最後の見せ場を、なるほどこんな顛末にするのか、とあらためて。 国難というのは無慈悲であって、たくさんの人が死に、癒えない傷を負い、消えない禍根を残す。そういう数多の民草の運命を背負っているのが王と麒麟であるということ。玉座とは血でできていて、麒麟の手はすでに汚れている。その容赦のなさが描かれる最終巻だった。 そして戴の主従は、自らの自己欺瞞を苛烈なまでに許さない。 今回読み返して、ようやく泰麒自身の傷つきに思いが至った。ここまで捨て身にならないと、到底自分を許せなかったのだと思った。将来に残った不調すらも、あるいは泰麒の心を少しは癒すのかもしれない。 しかししかしこれだけの物語を書いて、全世界待望の驍宗様と泰麒の会話が二言ずつぐらいしかない!!!戦争は続くよエンド!!!!本当に、容赦なくビターですね!!!! シリーズを読み始めたのは中学生のときで、今も大好きだけど、これまでの物語はやっぱりどこか、10代の自分のための物語だと思っている。だけど白銀は、今の私のための物語だと感じる。それが嬉しいし、こんなに長く愛してきたシリーズの、最新巻が一番好きだと思えるのは、これはもう大変な喜びなのです。
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