NHK出版 学びのきほん 傷つきのこころ学

78件の記録
- Shiori@schwarzkatzes2025年6月26日買った読み終わった傷つきのこころ学 宮地尚子 「それでも、とまどいながらそばに寄り添い続けることには、計り知れない価値があることを忘れないでほしいのです。」 本文より わたしは、こどもたちやおとなたちに、主に学びという手段で伴走する仕事をしている。 そうしていると、さまざまな感情に出会う。 言葉にできない怒り、苦しさ、もどかしさ。 そのモヤモヤを抱えた顔で来て、あったことをぽつりと話す。 それに何か言えたり、言えなかったりして、今日の授業をはじめる。 そんなとき、もやりとする。 そんなふうなこどもたちや、大人たちに、わたしはどんな姿勢でいればいいのだろう。わからない。 なにか役に立つことを言えたらいいなぁと思っても、それが相手を傷つけることだってある。 たまに考えすぎて、そばにいるのが私じゃなかったらよかったのかなぁ、とか思って悲しくなる。 これでいいのかな。 なんかもっと、できることあったんじゃないかな。 悩みを全部解消できる、ファンタスティックなパワーが私にあればいいのにな。 そんなふうに、モヤモヤ考え悩む日々がずっと続いている。 でも、とまどいながらそばに寄り添い続けることに、計り知れない価値があるなら。 悩み続ける日々は、そのままでいいのかもしれない。 いろんな感情に向き合ってぶつかったり、向き合わずスルーしたりしながら、そばに居続けることに意味があるなら。 ままならない気持ちや、傷つきの解消にセオリーはない。 100人いれば、100通り以上の背景があり、解釈がある。 じゃあ私は、あなたのそばに居続けよう。 道を示したり、ひっくりかえったり、笑ったり泣いたりしながら、一緒にいよう。 「私はあなたの幸せをいつも願っているよ」という、祈りを持ちながら。
- つのとしっぽ@horn_and_tail2025年5月27日読み終わった宮地さんの「傷を愛せるか」「傷のあわい」に続いてこちらも読了。 本書は「傷つき」「傷つけ」に対する対処方法というか、どのようなマインドでいたら生きやすくなるか?にフォーカスされていて、読むと血肉になるような一冊だと思った。 「傷ついたときに、そこから何を学び、どのように人間としての成長や成熟に活かしていくのかが重要(p.69)」 “傷つき”“傷つけ”は避けられないから、それをどう咀嚼し自分の栄養分にしていく(向き合う)か、時にはそれをそっとしておく(時間の解決)こともひとつの手だと改めて思う。 本書内で紹介されていた「バタフライハグ」は、やってみるとざわついていた心がすーっと軽くなるのを実感した。応急処置でもセルフケアの方法を見つけ出せてうれしい。
- あいすま@asuma-konchiwa2025年4月12日読み終わった傷つき傷つけて病むのを面倒くさがり、 人間関係疎かにしがちな自分にとっては、 ちゃんと向き合え!と言われてるようで反省です……。 あと黒歴史が蘇って「あああああ?!!」って叫びなる時も、 いやこれは傷ついたときの正常な反応なんだ!!とメタ認知(?)できるようになって、少し落ち着いた。読んでよかった~。
- 廣畑達也@pirohata122025年4月5日読み終わった@ 電車「生きていくことについては誰もが初心者」だから、誰もが傷つくし、傷つけてしまうのは、仕方ないこと。でも、だからといって「それで終わりではない」。「無傷で生き延びることはできないからこそ、少しでも傷つきを減らせるような社会を想像し、そういう社会を創造していけるように」。冒頭から心打たれる文章が続く、素晴らしい1冊でした。
- haru@kiyomi-orange2025年3月20日読み終わった「しかし、傷がついたり割れたりしたお皿が金継ぎでよみぎえるように、私たちの心も一度傷ついたからといって、再生できないわけではありません。そして傷ついた経験は他者に対する優しさを育んだり、人間としての魅力や深みにつながったり、」p.64
- fuyunowaqs@paajiiym2025年3月16日読んだ鈴木千佳子さんの装丁とイラストがうれしい学びのきほんシリーズ。 3章と4章はくり返し読みたい。巻末の参考文献一覧でこれから読みたい本も見つけられた。
- imo@imoimo2025年3月6日読み終わったトラウマについての知識を得るための一冊目という感じ 既にトラウマ治療をしている人には知っている事が多いかもしれないが、忘れてしまっていたコーピングの方法を思い出せて良かった 落ち込みが酷く抜け出したいけど専門書を読む力がないような時に軽く手に取れるような本だった
- はる@tsukiyo_04292025年2月14日かつて読んだ現代の私たちは傷つきやすい時代にいて、様々な「傷つき」とともに生きていかなければならないのだと、改めて思い知らされた。 しかしその上で、「傷つき」にはどのようなものがあるのか、どう生きるのがベターなのか、そして「傷つき」を癒すためには何ができるのかということを、この本は教えてくれる。 ひとつひとつ整理していくことで、心の中が落ち着くような感覚があった。 優しく穏やかに寄り添ってくれるような文章は、読んでいて心地良かった。 「傷つき」という言葉が気になった人は、ぜひ読んでみてほしい。
- 数奇@suuqi2025年1月28日読み終わったかつて読んだ2025年1月に読んだ本を改めて登録。著者の『傷を愛せるか』が良かったので手に取った一冊。トラウマとまではいかないまでも、誰もが日々経験している小さな「傷つき」について、どう向き合うかということがとてもわかりやすく完結にまとめられている。現代の情報社会・SNS時代での傷つきやすさが明確に言語化されているのも納得したし、傷つきの具体的な事例とともに向き合い方が紹介されていてとても勉強になる。「弱さの循環を引き起こす」こと、傷を無くすのではなく、傷によって人に優しくできる社会の絆を作ることを実践的に考えさせてくれる良い本でした。
- ジア@sheletmego2025年1月3日かつて読んだ今まさに傷つきの最中にいるのでこの本の言葉は私の心のやわらかなところに刺さってきた 今はまだ思い出すと悲しいけれど自分の傷と向き合っていこうと思った