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riho
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@skirh623
  • 2026年7月12日
    君の地球が平らになりますように
    6作からなる(地獄の)短編集。駆け抜けるように読み切ってしまった。破茶滅茶に面白い。こんなに一気に、のめり込むように読んだのは久しぶりかもしれない。 狂気じみた帯に反して、妙にやわらかで肌触りの良さそうなタイトルに惹かれてそっとページを開いたら、もうノンストップだった。地獄を見に行く恋。それなのに、どれも読み終えた後に残るのは鮮やかな爽快感。 中でも「大団円の前に死ぬ」は題名からして強烈で、最後は何故か号泣しながら読んでいた。限界があるのに天井を突き破っていく狂乱と興奮に、完全に当てられてしまっていた。虚しさと爽快感は表裏一体なのかもしれない。 ラストの「ミューティレーション」はまるでSFロマンスの如く浮遊感があり、その小さな箱庭のような場所で抱き合う二人を愛おしく思いながら、読み終えて本を閉じて、距離を取った途端に不気味さが胸の奥にじんわりと広がってゆく。 幸福と不安。不思議な魅力に塗れた一冊でした。
    君の地球が平らになりますように
  • 2026年7月12日
    ミステリなスイーツ 甘い謎解きアンソロジー
    ミステリなスイーツ 甘い謎解きアンソロジー
    様々なお店のおすすめお菓子をひとつずつ。そんなアラカルトボックスの用な、ミステリをちょっとずつつまめる面白美味しいスイーツな一冊。 物言わぬスイーツほど雄弁なものはない。かつて坂木さんの和菓子のアンを読んだ時に思ったことを、ここに詰められた物語たちを読んで改めて思いました。 嬉しい時、幸せな時、そして辛い時や苦しい時、どんな時もそっと寄り添い私たちを支えてくれて、そしてまさかの真実をじっと見つめている…スイーツの優しさと奥深さをゆったりさくっと楽しめた短編集でした。
  • 2026年3月7日
    夜が暗いとはかぎらない
  • 2025年12月14日
    ロイヤルホストで夜まで語りたい
    ロイヤルホストで夜まで語りたい
  • 2025年12月7日
    背の眼(上)[新装版]
  • 2025年12月7日
  • 2025年12月7日
    コメディ映画で泣くきみと
  • 2025年12月7日
    砂嵐に星屑
    砂嵐に星屑
  • 2025年12月7日
    君のクイズ
  • 2025年12月7日
    ミウラさんの友達
  • 2025年12月7日
    ときどき旅に出るカフェ
  • 2025年12月7日
    マカン・マラン
  • 2025年12月7日
    花屋さんが言うことには
  • 2025年11月30日
    猫のお告げは樹の下で
    事実は小説よりも奇なり。小説、しかもファンタジー要素もあるものなのに、この言葉の力強さみたいなものを感じる、とても素敵な一冊でした。 手のひらの中にころんと渡されるかのような、一言のお告げ。そこからそれぞれの登場人物がお告げを紐解くように考え、悩み、涙し、模索していく。その先に出会う、それぞれにとっての見晴らしの良い景色。雨も嵐もまたやってくる。曇りの日だって何日もある。それでも、心の指針に従って日々を歩んでいく。 きっと私たちの現実、日常、日々も、こうして小説のように、小説以上の奇跡が編み込まれている。それを受け入れるかどうかは自分次第なのだと、一編一編に励まされるようでした。 神社の境内に足を踏み入れた時の、あのなんとも言えない穏やかでやわらかな「ごゆるりと」という感覚に包まれながらの読書体験。素敵な一冊でした。宮司さん、そしてミクジ、ありがとう。
  • 2025年11月29日
    ピザトーストをひとりで食べる
    食べ物を中心に書かれる小説は、「食する」ことにあたたかさと尊さを強く落とし込んでいるものが多いけれど、この一冊はまた一味違う。 にがさ、つらさ、やるせなさ。そこにたまたまいてくれた食べ物たち。あの時そういえばあれを食べていたよな、とお風呂の中でぼんやり思い出すような、景色に、手元に、舌の上にいた食べ物たち。何気ないくせに、けれど記憶にしっかり紐づいていく存在感には、ほんの少しのニクさも感じてしまう。 30編の短い風景と、そこに添えられた31音の短歌。全体的になにかのリズム?に似ているな、と思いながら読んでいたのですが、音楽のアルバムに似てるんだ、と読み終わった後に気付きました。 サクッと読めるのに、グサっと刺さったり、読み応えと力強さのある一冊でした。
  • 2025年11月23日
    木曜日にはココアを (宝島社文庫)
    驚くほど読みやすく、ページを開いてからあっという間に読み終わってしまった。それはまるで、タイトルにもあるココアのように、優しくまろやかでほろ苦く、するすると柔らかく舌の上からお腹の底まで落ちていく心地よさ。 一話一話が点で繋がり、最後にひとつの輪になってゆくあたたかさ。知らない誰かに支えられ、そしてまた知らない誰かを救っている。 人と人のご縁の奇跡がまばゆく描かれていて、私も誰かにとってのちいさな灯火でありたい、と願いと祈りを抱かせてくれる素敵な一冊でした。
  • 2025年11月21日
    なにごともなく、晴天。
    銭湯とコーヒーと探偵。帯に書かれたなんとも魅力的なワードに惹かれた一冊です。 10ページごとに区切られた物語は、まるで高架下商店街を渡り歩いていくような感覚で、楽しくもありとても読みやすくて。 あの、少し独特な雰囲気を持つ、綺麗に整備されているけれどどこかに秘密の抜け道や扉がありそうな不思議な高架下の雰囲気。そこで暮らす美子と、彼女を取り巻く人々の人間臭さと愛らしさ、物悲しさがなんとも言えないコーヒーの苦味と重なるようでした。 表紙のイラストがケーキなことが、10ページの区切りから解放された書き下ろしで紐解かれてほろりときたり。 あとがきの、「終わりが来ないことが、いつでも物語の希望なのだと確認した次第です。」という言葉が、あまりにも優しく強く美しく、ケーキの甘さとコーヒーの苦さが抱きしめ合うような幸福に包まれた読後感でした。
  • 2025年11月12日
    いつか、アジアの街角で
    いつか、アジアの街角で
    美味しい料理、色とりどりの可愛いスイーツ、そんなものたちに囲まれたほっこりする物語たちが読めるのかな?と思いきや、どれひとつとして一筋縄ではいかない、摩訶不思議で、鋭い痛みさえある物語たちによる短編集。 痛みや悲しみ、息苦しさのようなものと隣り合いながら過ごす日々の中で、私たちはふと、あの街の、あの街角の、独特な優しい柔らかさに救われているのだと思う。 それは少し埃っぽい風景の中に、親切にしてくれる笑顔の中に、猫たちの村の中に、縁結びの神様の中に、マンゴーかき氷の輝きの中に、大根餅の中に、ひっそりたっぷりと仕込まれていて、日本で暮らす彼女たちのざわめきを受け止めてくれる。 まさにあの、八角の甘いような沁みるような、不思議な香りに包まれているような読み心地でした。
  • 2025年11月3日
    週末は彼女たちのもの
    その軽やかな薄さと、静かにきらめく小さなわくわくが湧いてくるタイトルに惹かれて、読みやすそうな本、と思ったら、描かれていたのは深く煮詰まりかけているいくつかの恋の話。 一話一話はショートストーリーでさくっと読めるのに、様々な視点や立場が折り重なっていくので、しっかりとした読み応えがありました。街中の様々なショーウィンドウを渡り歩きながら眺めるように、短いのにインパクトの強い一冊。 「誰よりも美しい彼女」であるミナが、一番似合う相手に出会い、穏やかと思える温かさに包まれていく様はとても嬉しく美しかったです。
  • 2025年10月28日
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