ずっとお城で暮らしてる

37件の記録
- かおり@6kaorin52025年7月29日買った読み始めた寝る前の読書記録何度か図書館で借りてきたものの「その時」ではなかったようで未読のまま返却、を繰り返していた。 やっと、その時 がめぐってきたようで、先日ぷらっと立ち寄った書店で「いまだ!」と思わず買ってしまった。 付いていた帯にはは1年前の映画『Shirley』が。こちらも早く観たいところだけれど、まずはこの作品を読んでから。 記録 (7/28 第一章を読んだ。)
- かおり@6kaorin52025年7月29日読み終わったまたいつか読書日記私の中のメリキャットが言う。 「みんな死んじゃえばいいのに」。 たぶん、誰の中にも少なからずのメリキャットがいるんじゃないかな。怖いけど。認めたくないけど。 たぶん、あなたの中にも。 「だからおさとうを入れたの」 コンスタンスは知っていて、全てを受け入れた。 だから言う。「私が悪いの。全て私のせいなのよ」と。 それでも、外界から放たれ背を向け、二人だけの世界でも彼女たちは幸せだ。本当の人間の悪意とは何なのか。彼女たちに潜むものが悪なのか、それとも、彼女たちを取り巻く全てが悪なのか。 少なくともメリキャットは、今は亡き家族からも、ジュリアン伯父さんからも排除され、亡きものにされ、悪意を見せられ、植え付けられてきたのではないか… 月の上、二人の世界。「だけどここにいると、とても幸せだ」。「あたしたち、とっても幸せね」。 ー おはよう、メリキャット ー おはよう、コンスタンス 大好きよ、コンスタンス ー わたしもよ、メリキャット 時々、私の中のメリキャットが言う。 「私も月の上に行ってみたいわ」。 何もかもから解放されて。 メアリキャット、わたしとても幸せよ。
- シモン@yansimon071103202025年6月23日読み始めた読み終わった徹夜本。 多数の悪意の発露が悍ましく正に恐怖小説。人は自分たちとは異なるものを厭い恐れる。 怪談はこうして作られるのかと償いの意味を込めたお供えで思った。
- mai@mai_swan2025年5月29日読み終わった心に残る一節「月の上では」あたしは言いかけてやめた。 「月の上では」コンスタンスはふり向いてにっこりした。「一年じゅうレタスが採れるのかしら?」 「月の上にはなんでもあるのよ。レタスも、パンプキンパイも、アマニタ・ファロイデスも。ネコの毛の生えた植物も、翼をはためかせて踊る馬も...」