日の名残り

日の名残り
日の名残り
カズオ・イシグロ
土屋政雄
早川書房
2001年5月1日
231件の記録
  • 胡乱
    胡乱
    @Oolong_tea9
    2026年7月11日
  • この際だから映画も観たいと思ったら、レンタルDVD📀貸出中だった🤣
  • TY
    TY
    @oooiooo
    2026年7月4日
    自分が主役の人生、あるいは人生の主人公になりたかった、これはよく目にする言葉なので今まで深く考えた事が無かった。この本を読むとこれから先どう生きるかの指針が示されていた。しかし目標を立てて頑張る!悔いのない人生にする!といった類いではなく、夕暮れの時間まで歩き続けるいうことなのかな。一番美しく時間だからね。
    日の名残り
  • えんぶん
    えんぶん
    @enbun_da
    2026年7月3日
    斜陽を迎えたイギリス貴族を、自身の人生や老いも重ねながらとある執事が回想していく。若い頃は最良と信じていたものが、振り返ると違った意味づけになったり、その振り返る時の寂寥感が、とてもうまく表現されていると感じました。カズオイシグロ…好きかも…! -「いつかは休む時が来るんだよ。(中略)夕方が1日で1番いい時間なんだ。脚を伸ばして、のんびりするのさ。夕方がいちばんいい。」
  • カズオイシグロさんの文めっちゃ読みやすい!『わたしを離さないで』が面白かったから借りたけど、どんどん読み進められた。ミス・ケントンは結婚、スティーブンスは仕事を選んだわけだけど、結局どっちも楽しそうでよかった。スティーブンスがギャグセンを磨くっていう新たな目標を頑張ってて私も頑張りたいと思った。
  • Ureeeyyy
    Ureeeyyy
    @Ureeeyyy
    2026年6月30日
  • Ash
    Ash
    @ashthedummmy
    2026年6月30日
  • ピヨ彦
    ピヨ彦
    @o-o
    2026年6月26日
    切なさを感じさせない文なのに、 切なさや名残惜しさを感じさせる。 古き良きを語り、昔の記憶も曖昧になる。 「仕事を全うした」と語れば語るほどに、 読者は何かを失っていることに気づく。 自分が信じていた主人が間違っていた可能性に、 スティーブンスは気づいてるのではと 思うことは何度かあった。 違和感を覚えた瞬間については語るのに、 彼はそれについて深堀りしない。 芥川龍之介の「藪の中」を思い出した。 アメリカの上院議員、ルーイスが、 イギリスの行く末について ある程度予想できてたんだろうと思うと、 ダーリントン・ホールで語った 言葉にゾッとする。 訳者あとがきに、 「スティーブンスの旅は一九五六年。 スエズ危機の年である。 なのに、国際関係に携わってきたことを モスクムの村人に自慢するスティーブンスが、 スエズ危機には一言も触れてない。 それはなぜか……。 読みながら、ぜひお考えいただきたい。」 と書いてあった。 私は、スティーブンスが イギリスの没落を認めたくない為に、 現実を見ないようにしていると思った。 ジョークを特訓して、 今の主人を驚かせようと決意する結末は、 古き良きを、つらつらと旅の間ずっと考え、 過去を振り返ってばかりいたのに、 黄昏時を見て、夢から覚めたのか。 人生とイギリスの黄昏時に、 紳士として人生を捧げた人の できることがジョークというのも、 なんともいえない感じがする。 タルコフスキーの「ノスタルジア」と、 なんだか似た雰囲気を感じた。 舞台の時代は違うけど。 人生のすべてを 執事として立派に成し遂げた人の、 静かで切ない物語だった。 COWBOY BEBOPの、スパイクも言ってた。 「目に見えてるものだけが現実じゃない。そう思ってた。」 「覚めない夢でも見ているつもりだったんだ。」 「いつの間にか覚めちまってた。」 「俺達は皆、眠りながら目覚め、目覚めながら眠っている。過去は事実か?記憶は真実か?夢は、どこからが夢なんだ?寝ながら見る夢、起きていて夢見る夢。どちらも同じだ。夢を見ないという奴は覚えていないだけ。夢がないという奴も、気づいていないだけ。臆病なのさ。見たいくせに見ないようにしているだけなんだ。これはただの幻影だ。見えざる手に操られ、真実はただ分厚いベールに覆われたままだ。でもそれは、ひっそりと、まるでタイタンの月のように人知れず存在し、砂嵐が過ぎ去った頃、いつか姿を表すだろう。だからもう、たかが娯楽に目くじら立てたりするのはよそうじゃないか。これは冗談なんかじゃない。フィクションでもない。それとも、俺は悪い夢でも見てたのかな。」
  • MoroN
    @MoroN
    2026年6月23日
    本当に素敵な小説だと思う。スティーブンスが価値観の軸に置く品格。このスティーブンスの定義は一見、尊敬に値すべき姿勢で、美しく中世市民の模範に感じる。 ただ、その価値観により、多くのものを失った事に気づいていく。 医師との会話は象徴的だ。医師は、決断と行動こそ尊いと感じ、ただ議論することや、信じて埋没することに価値を感じない。でも医師もその価値のないものに成り果てようとしている。そんな自分にも折り合いも付けている。 一つのテーマに老いによる能力や価値観の変化というものがあるだろう。 そして、スティーブンスはこの先に新たな価値観を見出す未来も予見される。 日の名残を感じながら夕方に何を思い、明日に想いを馳せていく。 哀愁と切なさの中に確かな希望も私には感じられる。 60代でまた読みたい。
  • MoroN
    @MoroN
    2026年6月23日
  • @omb_res
    2026年6月23日
    世界史知識を入れた上での10年ぶり再読 知識が無いとググッたら出てくる有名な観点での楽しみ方はできないと思うが、昔は純粋に話の流れを楽しんでたんだろう 思想過程は若干異なるものの、何だかんだ自分も生きてていいのかなあと思ったり した
  • 「日の名残り」読了しました。 理想を維持するために認識を無意識に曲げて生きる様は儚く、そして悲劇的であると感じた。 スティーブンスの理想のために女中頭への自分の感情、卿のナチスとの交流について鈍感な態度を取り続けた。 これはきっと本人もなんとなくは気づいていたのだと思う。 けれど「偉大な執事」であるためにはそれは知らないふりをせねばならなかった。 少なくとも、そんな風に彼は感じていた。 だからこそ、彼はあの時にああしていたら未来は変わったのではないだろうかと深い後悔に苛まれる。 「偉大な執事」は「卑小な男」でもあったのだ。 ただ、彼の人生が無意味だったなんてことはない。 その努力が当時のイギリスの栄華の1部を支えた事実、名誉は決して失われることはないのだ。 いくら過去を悔いても仕方がない。 1日の中で1番美しいのは夕暮れ時なのだ。 これからの人生でその最後の輝きを、 日の名残りを後悔なく放てることを切に願う。
  • noirlog
    noirlog
    @noirlog
    2026年6月20日
    面白かった スティーブンスはなんの本読んでるのかの問答のシーンとか、貴族と勘違いされるシーンとか所々シュールな箇所たくさんあって 結局スティーブンスとケントンもお互いどう思ってるのか、終盤まで不透明かと思ってた けど多分読み返すと明らかにおい、好きじゃん!ってなるのかな お父さんが亡くなるらへんの回想はすごく悲しかった 自分はいい父親だったか何度も聞かれてるのに、会話が噛み合わなくて…。 読み手としては、おっさんの飲み会のために、父親の死に目に会えないって話なんだけど、執事を極めすぎていてその自覚があるのか、ないのかすらわからず。。 結局ケントンに会いに行っても職場に呼び戻す話してなかったし、本当はただ会いたかっただけなのかな。 もう二度と会わないだろうって別れるシーン、思い出すと涙が出そう 夕日が一番いい時間だってセリフ聞いて、葉桜の季節に君を思う(だっけ?みたいなタイトル)を思い出した。 あれはこの小説が元ネタなのかな?ってくらい。 この言葉、人生が青春過ぎてると、じーんときちゃう。 だってもう、そう思って楽しく過ごすしかないから。 そうなんだって思える人生にするしかないから。 あのあとスティーブンスはジョークをまじめに身につけたのかなあ
  • noirlog
    noirlog
    @noirlog
    2026年6月17日
  • Tamak
    Tamak
    @tama71110
    2026年6月17日
  • 図書館での時間潰しに半分ほど読んだ。面白すぎる! 私は"偉大な執事"にはなれないな。 帰り道で購入したので続きは明日。
  • 秋春
    秋春
    @akiharu
    2026年6月13日
  • ありがとうブックオフ
  • Sakurada
    Sakurada
    @sakurada_7
    2026年6月9日
  • みたか
    みたか
    @tanz_1999
    2026年6月5日
  • amy
    amy
    @note_1581
    2026年6月1日
    読みました。カズオ・イシグロの『日の名残り』 いやー、おもしろすぎる。さすがノーベル文学賞受賞。そしてめっっっちゃ日本人っぽい。カズオ・イシグロはほぼイギリスで生活してきた人なので、軽率に日本の作家扱いはできないのだと思うけれども。 主人公であり、長年あるイギリス貴族に仕えていた執事(作中の時間ではアメリカ人に仕えている)のスティーブンスの一人称回想録形式で書かれている。 スティーブンスは淡々と過去のことを回想しているが、語り手自身が自分の感情や過去を無意識に歪めて語っており、読み進めていくうちにその歪みに気づく、というものなのだが、なかなかに恐怖体験だった。 スティーブンスの執事としての信念が語られていくのだが、それは徹底的に主人に尽くすことであり、徹底的に自我を持たないということでもある。 読んでいくとスティーブンスの自我の希薄さがよりわかる場面があるのだが、全然話が噛み合っておらず読んでいてゾッとした。 何かを強く信仰し、その信仰対象がすべてよきにはからってくれる、だから自分はそれを信じて遂行することが一番で自分の意思や欲望などはふさわしくない、そういうスタンスが非常に日本人の労働観や政治観に通じるものがあり、いまのタイミングで読んでいてずっしりと沈み込むようであった。 それはそれとして私はイギリスの貴族や田舎や自然の描写がかなり好きなので、そういうのをたっぷりと摂取できたという意味ではお気に入りの1冊になった。 ちょうどNHK BSでアンソニー・ホプキンス主演で実写化した映画が放送されていたため、それも合わせて見たので脳内での映像が再現しやすかった。
  • onthesky
    @onthesky
    2026年5月28日
  • M
    M
    @3like___
    2026年5月27日
  • ゆい
    @yamawasabi
    2026年5月22日
  • 氷子
    氷子
    @hyouko
    2026年5月22日
  • 村井
    @o6rice
    2026年5月21日
  • 藤崎
    @fujisaki
    2026年5月19日
  • Shino
    Shino
    @hr_929
    2026年5月19日
    「人生、楽しまなくっちゃ。夕方が一日でいちばんいい時間なんだ。脚を伸ばして、のんびりするのさ。夕方がいちばんいい。わたしはそう思う。みんなにも尋ねてごらんよ。夕方が一日でいちばんいい時間だって言うよ」
  • osio
    osio
    @ssio___6
    2026年5月17日
  • 誰何
    @watermelon
    2026年5月13日
  • ショコ
    @shokko_ri
    2026年5月12日
    「外国文学を読む」10冊目 以前から気になっていたのと、読書傾向よりAIからオススメされて自分的にはかなり楽しみにしておりハードル上がりすぎていた可能性あり。『クララとお日さま』がドンピシャに好みだったが、同様の語りというスタイルではなく、AIというテーマがハマったんだなぁ〜と思っている。要するにカズオイシグロは自身にはまだ尊すぎる。
  • イギリスの歴史本を借りたのでせっかくならイギリス文学を、と一緒に借りた本。 「この人、執事としての矜持にこだわり過ぎて生きにくそうだなぁ」と思いながら読み進めていたが、最後はとても哀愁を感じる終わり方だった。 当時のイギリスの貴族文化がどんなものだったのかわかっておらず、教養のなさが浮き彫りになるような感想しか浮かばなかった。 解説でこの作品の読み方を学んだ。 この作品から味わえることの半分も味わえてない気がしている。
  • てぬふり
    てぬふり
    @maco
    2026年5月3日
  • 2冊目にしてカズオイシグロ作品の構造がわかってきたような気がします。ここから面白さが加速していくと思うとワクワクが止まりません。 ################################### カズオイシグロは本当に信頼できない語り手が好きだなぁ〜 切ねえよ、、
  • 香夜
    香夜
    @kayoino
    2026年4月30日
    世界史に強い人はもっとこの本を面白がれるんだろうなーという感じ。 わたしの教養がなさすぎてミスケントンとスティーブンスの恋の行方、人間関係くらいしか関心を持てなかったのが残念。 もっと大人になってからもう一度読みたいと思う。
  • 1zo
    @1zo
    2026年4月30日
    読んでる期間中、俺は少し紳士的だった。
  • そう
    @traveler303
    2026年4月30日
  • 手元の辞書を引き寄せて「名残り」を引く。 ①過ぎ去ろうとするものをおしむ気持ち。 ②別れ。決別。 ③ものごとの過ぎ去ったあとに、なお、その影響として残っているもの。 ことばの意味を体現したかのような小説。これこそエバーグリーン。泣かないで、スティーブンス。
  • naoking
    naoking
    @morgen0655
    2026年4月22日
    インディアンポーカーをしているような感覚だった。しかもプレイヤーは他人(主人公)なので、余計難しかった。 物語の8割くらいまで淡々と進むので、結構掴みづらくて、読むのが辛かった。 終盤は主人公も周りもボロを出していくので、ようやく自分の配られたカードが何なのか分かって、そこからは面白かった。 ぜひ読み直したい。
  • jyue
    jyue
    @jyue
    2026年4月22日
    4月某日 スーパーで割引シールの貼られたタコを見て、これに冷蔵庫のきゅうりと乾燥わかめを戻したやつとを和えて、酢の物にしようと思う。お酢を使った料理を食べたくなったことに、夏が近づいているなあと実感する。他にも特売だった茄子を購入し、厚揚げと一緒に煮浸しにする。料理はあたまを空っぽに出来るから好き。特に和食はこんこんと作れるから良い。 今日からカズオイシグロの『日の名残り』を読む。まずはプロローグを。過去にした旅の思い出を回想形式で語ってゆく物語のようだ。オースターを読むときの感覚に近く、のっけからわくわくが止まらない。むしむしと暑い今日のような日こそ、酢の物とビールで読書をしたいところだけれど、ビールを切らしているので、なんてことはないコーヒーを飲みながら読み進めた。
    日の名残り
  • 初めてカズオ・イシグロ氏の著作を読んだところ、これがなかなか面白い。 英国の大屋敷で働く執事が休みをもらったことから始まる物語を、ここまで奥深く描けてしまうとは…。 ブッカー賞、ノーベル文学賞を受賞したのも頷けます。 素晴らしい小説を読んだときに心を満たす、「確かな満足感」と「視点の広がり」を得られる傑作でした。
  • にゃんこ
    にゃんこ
    @nyanko
    2026年4月12日
  • naoking
    naoking
    @morgen0655
    2026年4月11日
    カズオ・イシグロはじめました。
  • jaguchi
    jaguchi
    @jaguchi87
    2026年4月11日
    読み始めてすぐ「わぁ、旧き良きイギリスの執事だ!」と思った。自分が旧き良きイギリスの執事に愛着があるなんて知らなかった。何の影響だろうか。 真面目な人間が真面目にジョークの練習をしているのはちょっと危なっかしくておかしい。語り手の執事スティーブンスは、職業意識が高すぎるがゆえのプライベートでの不器用さ、鈍感さを抱えた人間だと思う。 ふとしたときによみがえってくる、人生の中の、劇的ではないけれど映画のワンシーンのような瞬間。その静かな切り取り方が馥郁とした小説だった。 ・ギフェンの黒蠟燭こそ、当時の目利きの執事たちがこぞって注文した磨き粉でした。そして、この製品を正しく使えば、銀器の仕上がりが他のお屋敷に劣るなどという心配はせずにすんだのです。p.191 (執事のお仕事小説として読んでもおもしろい気がする)
  • kackey0215
    @kackey0215
    2026年4月7日
  • mok
    mok
    @doufu
    2026年4月5日
    何度も休憩を挟みながら、途中で何冊か寄り道しながら読んだのだけれど、いざ読み終えるとこの読み方で正解だったなと思えた。夕方がテーマの話。日が傾き始めてから暮れるまでの時間を丁寧に過ごしてみたいと思った。過去を後悔するよりも、前を見てのんびり過ごそう。「〜ありますまいか」良い言い回し。ユーモアは難しいよね。
  • SHIORI
    SHIORI
    @ziao25
    2026年4月5日
    主人を敬愛し、執事という職務に非常に誇りを持つ主人公。過ぎ去りし日を懐古し、当時のイギリス上流社会と貴族の様子、同僚へ想いを馳せる。特に年老いた、かつて素晴らしい執事であった父親の描写は心にくるものがあった。「まるで落とした宝石でも捜しているかのように」は年老いてゆっくりと失った自身の能力や栄光を拾おうとしたのだろうか。
  • みのる
    @mino
    2026年4月3日
    中央公論社 1990年初版発行 ISBNがなくて驚き
  • sita
    sita
    @fly_me_to_the_moon
    2026年3月30日
  • tk
    tk
    @reads_9981
    2026年3月29日
  • sita
    sita
    @fly_me_to_the_moon
    2026年3月23日
    読んでる中〜
  • emma
    @emme512
    2026年3月23日
  • い。
    い。
    @hon_i_read
    2026年3月23日
    由緒ある屋敷に使える執事スティーブンスは旅をしながら、屋敷での過去の出来事を回顧している そして旅の先々な出来事にも想いを馳せる 執事の「品格」とは何かを問い、過去の自分の仕事や生き方を確認しながら肯定していくけれど、本当に彼は自分の生き方が正しかったと思っているのか疑わしい 過去の自負と選択しなかったことへの後悔、自分の為に生きなかった人生を問い直す 昔読んだかもしれないが、改めて読み直すととてもよい小説だった
  • いち
    いち
    @INTJ_GEMINI
    2026年3月22日
    カズオイシグロ は初読です。これは、翻訳もナレーションも素晴らしかった。ひとりの男が執事としての人生をしまう。大英帝国の繁栄にも翳りが見え始め、そして恋も終わる。ゆっくりと終わっていくだけの話なのに、なぜこんなに美しいのか。ハラハラしないし、泣きもしない。深呼吸のようなお話でした。
  • トトロ🐰
    @dumbo_0218
    2026年3月21日
    なんだか神経質で遠回しな物言いをする面倒くさいおっさんだなぁ、、、と思いながら読み進めていたけど、ページが進むにつれてどんどん主人公が自分の状況を俯瞰した上で素直になっていくのを感じた。抗えない世界の流れの中で疲れた大人が、それでも救いを見つけて生きる人たちと関わる中で、一筋の救いを感じる本だった。絶対にユーモアのセンスがないのに真面目にジョークの勉強を始めようとするのもかわいかった笑 自分なりに世の中の流れとご主人様(自分が求められる役割の)ニーズを解釈して、自分を適応させようと前向きに頑張る姿勢が、人が世界の中で生きる時の活力になるのは確かだなぁと思った。
  • @taiyaki
    2026年3月20日
  • おかゆ
    おかゆ
    @okayu4030
    2026年3月13日
  • NOA
    NOA
    @apppleeee876
    2026年3月12日
    主人公は執事で、人生を社会的役割に捧げた人物です。自分の感情よりも役割を優先した結果、何が残ったのかを静かに振り返る物語です。 ・社会と個人 ・誠実さ ・人生の選択 というテーマが深く描かれています
  • ぽす
    @pos2026
    2026年3月12日
  • おはぎ
    おはぎ
    @ohagiii
    2026年3月11日
  • 1013thGen
    1013thGen
    @solaris2187
    2026年3月10日
  • yuki
    yuki
    @yuki0046
    2026年3月10日
  • 1013thGen
    1013thGen
    @solaris2187
    2026年3月9日
  • 若すぎる読者が読んでも味わいきれないタイプの小説だ。18歳の私が序盤で挫折したのも頷ける。26歳の私は解説の助けもあり内容を表面上理解できたけれど、例えば50歳くらいになって再読したらもっと深く受け取れると思う。必ず再読すると決めた。
  • naoking
    naoking
    @morgen0655
    2026年3月8日
  • 隅の石川
    隅の石川
    @momoko090
    2026年3月3日
  • 執事の主人公が、過去を振り返りながら、自分が仕えた主人がいかに品格を備えた英国を代表する紳士であったか、そして自分がいかに「偉大な」執事だったかを、あらゆる言葉で表現し続ける。 しかし次第に「おや?」という箇所が出てくる。 少しずつ言い訳じみてくる。 自分の弱さを認めることができず、絶大な信頼を寄せた主人を否定することは自分の人生の全否定に繋がるため、必死に抗おうとするが、最後には抗いきれないくなり、受け入れざるを得なくなる。 まるで、第二次大戦で日本が最後まで抵抗し、敗北を認められなかったかのように。 夕方の桟橋のシーンは本当に素晴らしかった。
  • えだ
    えだ
    @kj_eda1
    2026年2月24日
  • おぉ
    @haruneko1629
    2026年2月23日
  • ケイ
    @books247
    2026年2月18日
  • ぱちか
    ぱちか
    @pachica
    2026年2月18日
    最近寝る直前まで聴いてる、 すっっごく喋るねぇ☺️と思っている間にするすると進んでいました〜
    日の名残り
  • ゆん
    ゆん
    @papilio
    2026年2月17日
    すき。 切なさとあったかさの入り交じる作品 読み終わったあと心に残るあのなんとも言えない寂しさ。 カズオ・イシグロの作品で読んだ最初の作品がこれだったためあまりにも良くて他を読みたくないってなっていた。 また読みたいな
  • ふぶふぶ
    ふぶふぶ
    @bduktikr
    2026年2月17日
  • BookReader
    BookReader
    @hello_123
    2026年2月14日
  • かんぬ
    かんぬ
    @kannu-
    2026年2月11日
  • ぬる
    @nul
    2026年2月10日
    不思議なことに、「紳士」然とした執事スティーヴンスの語りがかえって語り手の信頼できなさを強化する。スティーヴンス自身が「紳士」たらんとすればするほど、またダーリントン卿を「紳士」と見なそうとすればするほど、その試みはすれ違いを生み、失敗を来たす。でも、どこか憎めない。なんとなれば、およそ似つかわしくはないが愚直にジョークを学んでいる⸻そんなスティーヴンスにどこか共感を抱く読者もきっといることだろう。
  • 『カズオイシグロの白熱教室』おもしろかったから、なんかしらの手段を使って観ると幸せになれるよ。
  • 主人公の不器用さはイライラするくらいだけど、愚直ゆえの愛らしさも存分に感じられて絶妙なバランスだと思った。上手いジョークを言おうと頑張る主人公がかわいい。
  • 風邪ひき
    風邪ひき
    @damdamdan
    2026年1月31日
    主人公の老害ムーブに作者の狙いどおりイラッとしたり滑稽に思ったりしながら、やがて切ない気持ちになり、引き込まれて読み終えた。 人の気持ちよりも職務を優先し、それに疑問を持たずに生きるしかなかった男。例えば日本の江戸時代の武士だとそれは忠臣の美談とされただろうし、本作の戦前イギリスでは執事の品格として語られている。 でも例えば第二次世界大戦のドイツに住んでいたらユダヤ人虐殺に加担する真面目な役人となったかもしれない。 その残酷な歴史的可能性も匂わせながらも、ある年老いた純粋主義者の男の、戦後の穏やかな日常と回想を丁寧に描き、選択肢を間違えたのではと悔やむ姿と、それでもなお訂正は遅くないと気づく、切ないが爽やかな小説。 描き方を変えたらハンナ・アーレントの言う『悪の凡庸さ』にもなるだろうことを、 誰にでも起こり得る人生の些細な過ちについての上質な物語にしてる、さすがの名作でした。
  • さがみ
    さがみ
    @sagamimochi
    2026年1月31日
  • equusferus
    equusferus
    @sakaima96
    2026年1月29日
  • まど
    @madokas60
    2026年1月24日
  • 柳
    @horatio_witness
    2026年1月20日
    “そんな私のどこに品格などがございましょう” あの時ああしていれば……。 気付いても、もう遅い。 取り返しのつかない過ち。 ミス・ケントンも、自分の行動の浅はかさを思い出し、悔いては家を飛び出してを繰り返した。 個人的に、全ての過ちや辛い出来事に、無理に意味を見出すのは好きじゃない。けれどもスティーブンスは、そうでもしないと、自分の愚かしい不器用さに気づけなかったのかな、と思う。 けれども、お父さまよりもう少し早く気づけて良かった。 苦い苦い、カカオ86%のチョコレートを食べたときに似ている。 スティーブンスは愚かな選択をしてしまったけれど、その全てが無駄なんてことはない。 とても濃い時間。 けれども最後に残るのは、苦い後味。 これからの人生で、彼がどんな風に思い、考え、行動するのかが楽しみになる。 とても美しい終わり方だと思った。
  • hi
    hi
    @hi_reads
    2026年1月20日
  • 柳
    @horatio_witness
    2026年1月18日
  • 紺
    @hatopoppo
    2026年1月17日
    2度目を読みたくなる味わい深い小説だった。 ダーリントン・ホールやスティーブンスの人生を表しているような"日の名残り"というタイトルもすごく良い。
  • YOSA Reads
    YOSA Reads
    @ps032089
    2026年1月17日
    イギリスの田園風景の描写や、当時の時代背景が繊細に描かれている。主人公は品格を重んじる名家の執事スティーブンス。主人であるダーリントン卿の政治思想や、ミスケントンの自分への思いに対して、自分の思いを曝け出すことはなく、ただ品位ある執事として振る舞っていた。物語は、ミスケントンからの手紙を機に、旅に出るところから始まる。これまで屋敷の中で、ただ執事として全うしていたスティーブンス。旅をする中で、過去を振り返り、果たしてこれまでの自身の選択が正しかったのか。幸せだったのか。と悩み葛藤する。 終盤での、「私は選ばずに、信じたのです。」という一言が心に残る。日常は屋敷の業務に追われて、自身の時間も少ないスティーブンスが、旅の中で過去を振り返り自分を見つめていく。彼にはそもそもこの時間が必要だっただろうし、日の名残りのタイトルにある通り、人生の終盤で後悔してももう後には戻れない。信じるだけではなく、考えて選択することの大切さ。これは今の社会においても大切なマインドなのではないだろうか?
  • kackey0215
    @kackey0215
    2026年1月6日
  • イシグロの中で一番好きな作品。主人公の執事は、というか人は誰でも、自分に都合の悪いことには気づかないふりをして、都合のよいことを、または都合よく書き換えたことを事実として記憶していくもの。自分がすべてを捧げて仕えた主人についての記憶がそのようなもので、その記憶を大事に抱えたまま老年を迎えたらどうなるのか。 小説はこの都合のよい記憶が事実であるかのように始まるが、だんだんと真実が滲み出てきて少し怖いような気持ちになる。イシグロの筆力すごいな。 主人公の口調、「…ではありますまいか」が自分の中で一時はやった
  • YOSA Reads
    YOSA Reads
    @ps032089
    2026年1月4日
  • いくや
    @ikku_0516
    2026年1月1日
  • jaguchi
    jaguchi
    @jaguchi87
    2025年12月29日
    友人からのクリスマスプレゼント。贈り主は同じ本を持っているけど未読だそうで、2人でそれぞれ読んでから感想を言い合い、一緒に映画版を観ることになっている。楽しみ。
  • 木場
    @alansas-kiba
    2025年12月28日
    つい先程、読み終わった。 品格ある執事とは、いかに私情を挟まず、主人に仕えること。この小説でスティーブンスの思い出に通じていることである。その忠誠っぷりは狂気をも感じる。 本が半分に差し掛かる頃、漫画、黒執事を愛読していた私は、シエルとセバスチャンの間に、友情とも恋仲とも言えぬ、主従独特の関係性に萌えていた事を思い出す。 そして、終盤のミス・ケントンとのやりとりにて、スティーブンスのような執事こそ、現代における「推し活」の最高峰である、という結論に至る。 自分の推し(主人)がどんな人生を歩んでもひたすら肯定し続ける。推しが衰退し悲惨な最期を遂げてもなお、世間のように否定することなく賞賛し続ける。信じて身を投じてきた過去こそ彼の生きがいであったのだ。その過去にすがりながら、自分に仕えていることをファーンスは見抜いたに違いない。ファーンスがアメリカ人というのもなかなか皮肉が利いていることに読み終わってから気づく。 この小説を100%理解するには歴史の知識が必要であるので、一度勉強し直してからもう一度読もうと思う。 以降、ネタバレにもなり得るが、ミスケントンと再会し、自分の選択してきた事に対し悲しみに暮れるも、つねに主の事で頭がいっぱい、主への忠誠で締めるのは非常に痛感だった。そりゃブッカー賞受賞します。納得です。
  • toki
    toki
    @fuwa-tokiroku
    2025年12月7日
  • rie
    rie
    @rn___10
    2025年12月6日
    途中挫折しかけたんだけど 後半気付いたら入り込んでた。 なんとも言えない切ない気持ちになった。
  • M市のR氏
    M市のR氏
    @aoi-honmimi
    2025年12月4日
    過ぎ去った日々に何を選び、何を選ばなかったのか。 もしも、選ばなかった方の道を選んでいたら何か変わったのだろうか──。 イギリス・ヨークシャーのダーリントン・ホールで長年、執事として仕えてきたスティーブンス。偉大な執事とは何かを常に考え続ける職業意識の高い、良く言うと生真面目で悪く言うと堅物で優柔が効かない人物。 彼の新たな雇主の勧めと彼自身のある目的のための自動車旅行に出た先々で見るイギリスの田舎の風景とそこに暮らす人々との触れ合いの最中に思い出される尊敬するダーリントン卿と栄華を極めたダーリントン・ホールでの日々、そして元女中頭との邂逅の中で彼が見て見ぬふりをしてきたこと。 ダーリントン卿の過ち、ミス・ケントンとの関係への分岐点はあったと思うけどスティーブンスがスティーブンスでいる限りは変わらないような気がする。それは彼がどこまでも執事のままだから。
  • 綾鷹
    綾鷹
    @ayataka
    2025年11月20日
    第一次世界大戦から第二次世界大戦にかけての時代に、英国有力貴族の屋敷で執事を務める男を主人公に据えたーーというか彼の視点から語られるーー年代記。 本心を偽り、感情を表現することを恐れ、自分の信じた価値観にしがみつき、記憶を作り変える主人公の姿は、自分とも重なって切なくなる。 誰しも過去の選択や行動を後悔することはあるけど、自分のダメな部分も抱えて進んでいくしかないのだな。 主人公の仕事への姿勢がすっと入ってきやすかったが、村上春樹の解説を読んで納得。 この物語とは関係ないが、カズオ・イシグロがミュージシャンを目指していたことに驚き。 ・その偉大さを真似しようとした人々が、うわべを本質と取り違えてしまったのです。私どもの世代は「飾り」を追い求めすぎました。本来なら、執事としての基本の習得にすべての時間とエネルギーを振り向けるべきなのに、やれ誰の矯正だ、弁舌だ、百科事典だ、雑学事典の勉強だと、どれほど時間を無駄遣いしてきたことでしょうか。 ・品格の有無を決定するものは、みずからの職業的あり方を貫き、それに堪える能力だと言えるのではありますまいか。並の執事は、ほんの少し挑発されただけで職業的あり方を投げ捨て、個人的なあり方に逃げ込みます。そのような人にとって、執事であることはパントマイムを演じているのと変わりません。ちょっと動揺する。ちょっとつまずく。すると、たちまちうわべがはがれ落ち、中の演技者がむき出しになるのです。偉大な執事が偉大であるゆえんは、みずからの職業的あり方に常住し、最後の最後までそこに踏みとどまれることでしょう。外部の出来事にはーーそれがどれほど意外でも、恐ろしくても、腹立たしくてもーー動じません。偉大な執事は、紳士がスーツを着るように執事職を身にまといます。公衆の面前でそれを脱ぎ捨てるような真似は、たとえごろつき相手でも、どんな苦境に陥ったときでも、絶対にいたしません。それを脱ぐのは、みずから脱ごうと思ったとき以外にはなく、それは自分が完全に一人だけのときにかぎられます。まさに「品格」の問題なのです。 ・あまりにも理想主義的にすぎ、理論的にすぎて、大方の理解は得られないのではありますまいか。 たしかに、ある程度の真実は含まれておりましょう。イギリスのような国に住む私どもには、世界の大問題についても自分なりに考え、自分なりの意見をもつことが、多少は期待されているのかもしれません。しかし、現実の生活に追われている一般庶民が、あらゆる物事について「強い意見」をもつことなど、はたして可能でしょうか。ここの村人たちはみなもっている、というミスター・スミスの主張は、おそらく空想にすぎぬでしょう。一般庶民にそのようなことを期待するのは、とても無理というものです。さらには、望ましいことでもないようにー私にはし思われます。 一般人が知り、理解できることには、たしかに限界があるのです。そのことを無視して、誰もが国家の大問題について「強い意見」をもち、発言すべきだと主張するのは、とても賢明とは思われません。 ・しかし、あの朝、ビリヤード室でが私に語ってくださったことの中には、重要な真実が合まれていたことも否定できますまい。ミスター・スペンサーが私にお尋ねになったたぐいの質問に権威をもって答えることなど、どのような執事にも期待するほうが無理と申すものでしょう。それができなければ「品格」を保てない、などというミスター・スミスの主張は、ナンセンスの最たるものと言ってよかろうかと存じます。執事の任務は、ご主人様によいサービスを提供することであって、国家の大問題に首を突っ込むことではありません。この基本を忘れてはなりますまい。国家の大問題は、常に私どもの理解を超えたところにあります。大問題を理解できない私どもが、それでもこの世に自分の足跡を残そうとしたらどうすればよいか・・・・?自分の領分に属する事柄に全力を集中することです。文明の将来をその双肩に担っておられる偉大な紳士淑女に、全力でご奉仕することこそ、その答えかと存じます。 ・この結果は少しも意外なことではありません。結局はそうなるのです。と申しますのは、雇主に対して批判的な態度をとりながら、同時によいサービスを提供するということは、現実にはとても可能とは思われないからです。もちろん、レベルの高いお屋敷になりますと、つまらないことに気をとられていたら、執事のもとに出される無数の要求をさばききれないというのも事実でございまして、それも理由の一つと考えられましょうが、それだけではありません。より基本的には、「思誠心」の問題に行き着きます。雇主の行動について「強い意見」をもとうと絶えず鵜の目鷹の目をつづけている執事は、この職業に従事するすべての人々に不可々の特質である「忠誠心」を、必然的に久くことになるのです。 ・ダーリントン卿にお仕えした長い年月の間、事実を見極められるのも、最善と思われる進路を判断されるのも、常に卿であり、卿お一人でした。私は執事として脇にひかえ、常にみずからの職業的領分にとどまっておりました。最善を尽くして任務を遂行したことは、誰はばかることなく申し上げることができます。そして、私が提供申し上げたサービスが一流だったと認めてくださる方々も、決して少なくはありません。卿の一生とそのお仕事が、今日、壮大な愚行としかみなされなくなったとしても、それを私の落ち度と呼ぶことは誰にもできますまい。私がみずからの仕事に後悔や恥辱を感じたりしたら、それはまったく非論理的なことのように思われます。 ・私にはダーリントン卿がすべてでございました。もてる力をふりしぼって卿にお仕えして、そして、いまは・・・・私には、ふりしぼろうにも、もう何も残っておりません ・ダーリントン卿は悪い方ではありませんでした。さよう、悪い方ではありませんでした。それに、お亡くなりになる間際には、ご自分が過ちをおかしたと、少なくともそう言うことがおできになりました。卿は勇気のある方でした。人生で一つの道を選ばれました。それは過てる道でございましたが、しかし、卿はそれをご自分の意思でお選びになったのです。少なくとも、選ぶことをなさいました。しかし、私は・・・・私はそれだけのこともしておりません。私は選ばずに、信じたのです。 私は卿の賢明な判断を言じました。卿にお仕えした何十年という間、私は自分が価値あることをしていると信じていただけなのです。自分の意思で過ちをおかしたとさえ言えません。そんな私のどこに品格などがございましょうか? ・人生が思いどおりにいかなかったからと言って、後ろばかり向き、自分を責めてみても、それは詮無いことです。私どものような卑小な人間にとりまして、最終的には運命をご主人様のーーこの世界の中心におられる偉大な紳士淑女のーー手に委ねる以外、あまり選択の余地があるとは思われません。それが冷厳なる現実というものではありますまいか。あのときああすれば人生の方向が変わっていたかもしれないーーそう思うことはありましょう。しかし、それをいつまで思い悩んでいても意味のないことです。私どものような人間は、何か真に価値あるもののために微力を尽くそうと願い、それを試みるだけで十分であるような気がいたします。そのような試みに人生の多くを犠牲にする覚悟があり、その覚悟を実践したとすれば、結果はどうであれ、そのこと自体がみずからに誇りと満足を覚えてよい十分な理由となりましょう。 ◾️村上春樹 解説 ・ずいぶんたくさん音楽の話をしたことを記憶している。イングロも僕に劣らず音楽が大好きだった。彼は小説家になる前はミュージシャンになることを志していたということだし、僕自身も小説家になる前は、音楽に関わる仕事をして生計を立てていた。 ・この本のページを繰りながら、読者は当時の英国貴族の暮らしぶりの中に、また彼に仕える忠実な執事の生き方や心理の中に、そしてそこに繰り広げられるドラマの中にとても自然に、抵抗なく引き込まれていく。しかし物語全体を読み終えたときに、僕がひとつ強く実感したのは、「これはまるで日本人の物語であるみたいに書かれているな」ということだった。ひょっとしてこの物語をそのまま日本に置き換えても、それほど不自然ではないんじゃないかと思うくらいに。 たしかにここに描かれている社会環境はすべて英国のそれであり、取り扱われているのはまさに英国的なものごとであり事象だ。しかしそこに登場する人々の感覚や感情は、あるいはその感覚や感情の描きかは、僕に驚くほどありありと、日本的な感覚や感情を想起させることになる。誤解されると困るのだが、僕はこの物語が「国際的」「普遍的」な域に達しているとか、文化の違いを超えて共感が成立しているとか、そういう一般的なことを主張しているわけではない。僕が言いたいのはもっと狭義に、それが優れて日本的なものとして成立しているということだ。たとえばーーこれはあくまで一例に過ぎないがーーそこに描かれた英国人執事のどこまでもストイックな、自らを殺してまで主人に仕える、あるいは規範に殉じるその生き方は、そして彼の内で堅固にクリアに維持される限定された世界観は、日本古来の武士の生き方と共通項を有しているようにさえ感じられ る。 ・なぜか?その理由はとてもはっきりしている。それはイシグロが高い能力を有した作家であり、しかも常に新しいテーマを追求し続けている、スリリングで意欲的な創作者であるからだ。僕が考えるところ、世の中には大きく分けて二種類の小説作家がいると思う。ひとつは作品をひとつひとつ系統的に積み重ね、いわば垂直的に進歩していく(あるいは進歩しようと試みている)作家であり、もうひとつはそのたびに異なったテーマや枠組みを取り上げて、自分を水平的に試しながら進歩していく(あるいは進歩しようと試みている)作家だ。僕自身はどちらかといえば前者に属すると思う(進歩を遂げていればいいと思う)。そしてイシグロはどちらかといえば後者に属しているようだ(間違いなく進歩を遂げている)。 『日の名残り』(一九八九)を書き上げたあとのイシグロは『充たされざる者』(一九九五)『わ たしたちが孤児だったころ』(二〇〇〇)『わたしを離さないで』(二〇〇五)『忘れられた巨人』(二〇一五)と、そのたびに異なるフォーマットを持つ長備小説に次々に挑戦してきた。あるものはカフカ的な道具立てを用い、あるものは歴史ミステリーの衣を纏い、あるものはサイエンス・フィクションの構図を借用し、あるものは古代説話を下敷きにしている。まことに多種多様だ。 僕の知る限り、一人の作家がこれほど多様なスタイルを用いて小説を書くというのは、他にほとんど例を見ないことだ。そして僕の目からすれば驚くべきことに(というべきだろう)、どの作品も水準を軽々とクリアしている。 ・そのような実験的な姿勢をポストモダン的手法のひとつととるか、あるいはあくまで個人的な方向性ととるかは、評価の分かれるところだろうが、僕としてはとりあえず「結果的にポストモダン的手法ともとれる、しかしあくまで個人的な営為」みたいなものではないかと考えている。そして彼の追求する自らのアイデンティティーの中には、彼の「内なる日本人性」みたいなものも間違いなく含まれているだろうし、そのことと彼の物語の「水平志向性」をどこかで結びつけて考えてみるのも、彼の文学を追究するための興味深いアプローチのひとつとなるかもしれない。
  • swallow
    @TeaCamomile2
    2025年11月19日
  • みうら
    みうら
    @dadadadamiura
    2025年11月4日
    語り口がほんとうにダルいけどダルさに慣れると読むの楽しい♩
  • えんどう
    @aya1181620
    2025年10月31日
  • K.K.
    @honnranu
    2025年10月27日
  • swallow
    @TeaCamomile2
    2025年10月21日
  • つげこ
    @taugeco
    2025年10月20日
  • purjus
    purjus
    @purjus
    2025年10月16日
    再読。「夜想曲集」を読んだ後だからか、こんなユーモラスなところのある作品だったんだなと思う。絶妙だ。
  • 小さな炭酸
    小さな炭酸
    @niko2_5_
    2025年10月16日
  • sun
    sun
    @book3
    2025年10月12日
  • 茅野
    茅野
    @mizuumis
    2025年10月10日
  • kbt78
    @kbt78
    2025年10月8日
  • ぐ
    @busy-lake
    2025年10月2日
    面白い仕掛けの小説だと思った。 一人称小説の中でも特に特に視野が狭い。 主人公の語りだけで話が進むのは当たり前なんだけど、 ミステリーでもないのに見えるものが本当に少なくて、 長年屋敷から出ないし、価値観は固執してるし、 叙述ミステリーでもないのにこんなに視野が狭い小説って珍しい気がする。 主人公は実際には視野が狭いわけじゃなくて、 仕事と主人にしか興味がない。 執事の仕事と主人のことなら、誰よりも察しが良く、細やかな気遣いが出来る、何もかも見えているのだけど、 それ以外のことになると全く見えないんだ。 別に特別気の利く訳でもない読者が当然気付くことに、 主人公は全く気付かなくてもどかしい。 それも過去の回想だからどうにもならない。 そんなのがなんか面白かった。 この著者の他の小説も読んでみたい。 わたしを離さないでの冒頭を試し読みしたけど、 なんか似たような感じ?
  • ありふ
    ありふ
    @0toli
    2025年10月1日
  • 谷→山
    谷→山
    @reads_mm
    2025年10月1日
    映画も、原作の世界観が表現されていて良かった。ひとことで言えば、切ない。友人に薦められた作品。
  • yassh
    @akr1217
    2025年9月28日
    35年ぶり再読 前回はイシグロ初読で大好きな作品だったが、今回、スティーブンスにイラつくこと多し。 でも最後の最後はすごく良くて、自分も年取ったことに気づいた。
  • 吉良
    吉良
    @juny4235
    2025年9月25日
  • ぐ
    @busy-lake
    2025年9月24日
    まだ読み始めたばかり。 紳士淑女しか出てこなくて凄いな。 主人公の細かさと気遣いが、 自分がうんざりしている自分の細かさと気が効きすぎる気遣いに重なって、 これを肯定できる世界線も存在するんだなあって思ってる。 主に家族や友達に向ける自分の気遣いが報われるかは、 受け手の度量次第なんだな。 ここに出てるお金持ちの紳士は、 自身とても有能で気が利く人たちなんだろうな。 そのくらい賢くないと、この執事の価値はわからないし使いこなせないわ。 わしの環境はわしを活かしきれているか。
  • まさにイシグロマジック! 読んでるうちに「いやいやスティーブンス、それは違うでしょ!」とツッコミたくなるんだけど、同時に彼の語り口があまりに真面目で誠実だから、つい乗せられてしまう。で、あとから「あ、これって作者が仕掛けた“罠”だったんだ…」と気づかされる。 これがノーベル文学賞受賞者の実力かぁ。 今更ながらこの作品でますますファンになりました。
  • 今日お招きした本
  • deepend
    deepend
    @deepend
    2025年9月18日
  • ロッタ
    ロッタ
    @rotta_yomu
    2025年9月17日
    いつか読む用。カズオイシグロの小説は静かに心の奥底まで潜り込んでくる。
  • ザジー
    ザジー
    @linette
    2025年9月16日
    最後のおっちゃんのハンカチ差し出すのが素敵すぎる
  • おおしま
    @_carino_
    2025年9月15日
    昭和史の間に挟むものとしては合ってるような気がする内容、時代だけ ズルズル昔のことばっかり考えてるしあんまりなんかプライド高い割に卑屈そうな執事だなって思ってたら終わり方綺麗すぎて一気にめちゃいい本ってなった、てか卿ことも含めて全部ラストのためにあるだろ!!てぐらいよかった。真面目な教訓挟んだ後ジョーク上手くなろうって前向くオチが超いい 訳すの大変だっただろうなあ、綺麗な英語を綺麗な日本語にしたんだろうなって感じ ミスケントンのことはわかっていましたよわたしは!
  • 本好き
    本好き
    @yomu_01
    2025年9月14日
  • 絹
    @kinu_002
    2025年9月13日
  • 絹
    @kinu_002
    2025年9月10日
  • 『ハーフ・オブ・イット:面白いのはこれから』で登場人物が好きな小説としてあげてたので。
  • seiko
    seiko
    @bongout_05
    2025年9月8日
  • コタ
    コタ
    @hts
    2025年9月7日
    次はこれらしい。 → BOOKOFFで購入! → 読了。文章が美しさで最後まで読めたけど、これを味わうのにはまだ修行が足りなそう。もっとわかりやすい安いエンタメじゃないとついていけないかも…
  • kei
    kei
    @k3245
    2025年9月5日
    カズオ・イシグロ著「日の名残り」読了。 2025/9 3冊目 ◎サマリ ①古き良きイギリスの衰退 ②執事の品格とは ③変わることが正しいのか ◎書評 大英帝国の国力、文化の衰退を克明に描いた名作。 小説ではあるものの、学びの多い作品だった。 ① 古き良きイギリスの衰退 主人公は名門貴族、ダーリントン卿に仕えた執事、スティーブンソン。 ダーリントン卿は3年前に亡くなり、新たに屋敷の主人となったアメリカ人に仕えている。 そんな新たな主人からスティーブンソンは休暇をもらい、フォードに乗ってイギリスの田園地帯を走り旅に出る。 物語は大部分が過去の回想だ。 第一次世界大戦後から第二次世界大戦前夜にダーリントン・ホールで何が行われていたかがスティーブンソンの回想のもと描かれる。 しかし、古き良きイギリスの衰退はアメリカ人主人との日常のやり取りで色濃く描かれている。 スティーブンソンは新たな主人が飛ばすジョークについていけない。 過去のイギリスではこんなことはなかったのに…と苦虫を噛み潰すような思いをするわけだ。 イギリスの一級貴族の邸宅がアメリカ人に購入されていることで経済的なイギリスの敗北を描き、文化としても潮流はアメリカンカルチャーが中心となり、イギリス文化は古くは臭いものになっている。 執事としてのプライドもズタボロにされていくスティーブンソンは、過去の時代に取り残されている老兵ともいうべきだろう。 カズオ・イシグロはこのイギリス経済、文化の衰退を執事視点で暗に、時には鮮明に描き切っている。 ②執事の品格とは スティーブンソンが過去の回想をする際のひとつのポイントになっているのが執事の品格だ。 スティーブンソンは多くの執事仲間と執事とはどうあるべきかを論議し、その時代の立派な執事へと成長した。 その一方で、父の最期にも立ち会えない、女中頭の恋心にも気づけないような空虚化した存在になってしまったことへの後悔の念も描かれる。 極めつけは主人であるダーリントン卿が第二次世界大戦前に行なっていたことは、決して正しいことではないと薄々気づいていたものの、主人を信じるということを言い訳にダーリントン卿への進言を行うことは避け続けた。 結果、戦後ダーリントン卿は世間からの大バッシングを受け、失意のまま亡くなる。 正しい執事の在り方、執事の品格とは何か。 このテーマを追いかけることこそこの小説を楽しむひとつの鍵になると考えられる。 ③変わることが正しいのか ダーリントン卿が冒した罪とは、親ナチス派になってしまったことだった。 ダーリントン卿自身、古き良きイギリスが大切にしているものなど今の時代には合わないものだと自覚している。 しかし彼が求めてしまったものはヒトラーやムッソリーニといった過激な指導者だった。 確かに大きく世の中は変わるがこれが本当に正しいのか。そういった視点が抜けていたのだろう。 ここから変わることが正しいのか、改めて考えさせられた。 ビジネスの場でも変革、変革とばかり言うが、それは過去を全否定すべきものではない。 そういった大局観のようなものもカズオ・イシグロは読者に伝えたかったのではないだろうかと感じた。
  • 悠月
    悠月
    @yzkotm38
    2025年8月31日
  • きむ
    @ayapu04
    2025年8月26日
  • ほやぼ
    ほやぼ
    @-ok19
    2025年8月23日
    友達おすすめ
  • Aya
    Aya
    @Ayaka
    2025年8月20日
  • 悠月
    悠月
    @yzkotm38
    2025年8月16日
  • ゆめ
    ゆめ
    @yuyu427
    2025年8月14日
  • ゆめ
    ゆめ
    @yuyu427
    2025年8月14日
    最後ほんのりと温かい気持ちになり、明日からも頑張ろうと爽やかな気持ちになる小説でした♪
  • ゆめ
    ゆめ
    @yuyu427
    2025年8月13日
  • ゆめ
    ゆめ
    @yuyu427
    2025年8月12日
  • ゆめ
    ゆめ
    @yuyu427
    2025年8月11日
  • ゆめ
    ゆめ
    @yuyu427
    2025年8月9日
  • ゆめ
    ゆめ
    @yuyu427
    2025年8月8日
  • ゆめ
    ゆめ
    @yuyu427
    2025年8月7日
  • ゆめ
    ゆめ
    @yuyu427
    2025年8月6日
  • ゆめ
    ゆめ
    @yuyu427
    2025年8月5日
  • ゆめ
    ゆめ
    @yuyu427
    2025年8月4日
  • ゆめ
    ゆめ
    @yuyu427
    2025年8月3日
  • ゆめ
    ゆめ
    @yuyu427
    2025年8月2日
  • どうやらカズオ・イシグロをちょっとずつ買い集めることにしたらしい。
  • KaRo
    KaRo
    @hua_runchai
    2025年7月24日
    車で旅路を行くのが牧歌的で良かった。 また、そんなゆったりとした雰囲気とスティーブンスの穏やかな語りが合っていて、最後のシーンは切なくなった。 私が、スティーブンスと同じくらい年齢を経た時に読むとどう感じるのだろう。
  • 祝日
    祝日
    @tenugui
    2025年7月21日
  • なべお
    @naveo
    2025年7月19日
  • KaRo
    KaRo
    @hua_runchai
    2025年7月15日
  • KaRo
    KaRo
    @hua_runchai
    2025年7月14日
  • 青麦
    青麦
    @sqvg00
    2025年7月14日
  • KaRo
    KaRo
    @hua_runchai
    2025年6月25日
  • 総評して仕事(執事):恋愛=8:2ぐらいの比率とは良い例え 映像化だと激変するらしいのでそちらも気になる。
  • JACK
    JACK
    @corvuscorax
    2025年5月28日
  • Ayako
    Ayako
    @aya_rb
    2025年5月14日
  • 拓洋舎
    拓洋舎
    @hallelujah1025
    2025年5月13日
  • 拓洋舎
    拓洋舎
    @hallelujah1025
    2025年5月12日
  • 拓洋舎
    拓洋舎
    @hallelujah1025
    2025年5月11日
  • majo
    @mahokog
    2025年5月11日
  • 拓洋舎
    拓洋舎
    @hallelujah1025
    2025年5月10日
  • mikanz
    mikanz
    @mikanz
    2025年5月2日
    映画のジョーカーをちょっと思い出した
  • 混沌
    混沌
    @kon_10n
    2025年4月27日
  • ひさ
    ひさ
    @hsysyst
    2025年4月12日
    映画がとてもよかった。原作も読みたい。
  • kasa
    kasa
    @tool
    2025年4月8日
    素晴らしく丁寧な物語。 その舞台となるイギリスのリトルコンプトンやウェイマスの風景も素敵で(画像検索した)読みながら主人公のようにちょっとした旅行気分を味わった。 執事であるスティーブンスの信念には確固たるものがあるが、時々かいま見える人間らしさに一息つく。
  • これ途中までしか読んでないから、読みたいな。イギリスの根っこを感じられてよし、!
  • jollyjoker
    jollyjoker
    @jollyjoker
    2025年3月27日
  • 犬川
    犬川
    @nekoiruyo
    2025年3月24日
    丁寧で選民思想が強い主人公。自分自身も「執事」という職業も、イギリスも夕暮れ(斜陽)を迎えて切ない
  • ひひる
    ひひる
    @hihiru
    2025年3月21日
  • 自分的にはイマイチ
  • Blue moon
    Blue moon
    @mimosamimi
    2025年3月14日
  • いしお
    いしお
    @1shi0-san
    2025年3月13日
    くそ真面目執事くん良い
  • Nagi
    Nagi
    @nagi72
    2025年3月8日
  • comi_inu
    comi_inu
    @pandarabun
    2025年3月7日
  • 廣 亜津美
    廣 亜津美
    @hiroatme
    2025年3月7日
    とてつもなく繊細に、ひとびとの感情を描き出す才能に脱帽。映画版も、原作なみに繊細で美しい映像で好きです
  • 白雨
    白雨
    @nocturnalism
    2025年3月7日
  • moenohon
    moenohon
    @reading0104
    2025年3月7日
  • eisei
    eisei
    @bluejasmine
    2025年3月6日
  • うたたねこ
    うたたねこ
    @ne9o
    2025年3月6日
  • 夏しい子
    夏しい子
    @natusiiko
    2025年3月6日
    凄かった。 スティーブンスの不器用さ 執事としての執務への入れ込み様が 読んでいて切ないほどだった。 ミス・ケントン側の方からの物語も読めたらもっと、もどかしてく泣いちゃうような物語だったかもね。 辛くて、切ないのに読了後は「読んで良かった!」としみじみと思えた小説だった。
  • sasai
    sasai
    @sasai_74
    2025年3月5日
  • じん
    じん
    @jiny_reads
    2025年3月5日
  • きらた
    きらた
    @kirata
    2025年2月1日
    第二次世界大戦が終わり、数年が経った英国で執事スティーブンスが自身の半生を振り返る 移り変る世情 休暇を利用した旅の中、彼は人生を振り返る 信念は盲信だったのか、失ったものに涙しながらも前を向くラストが美しい 愚直なまでに寄せる主人への信頼 執事として個をなげうった生活 振り返れば違う道を選ぶ事も出来た しかし半生を振り返った彼は涙を流しながらも、選んだ生き方を貫こうと決意する 職業執事に徹した彼の半生と大英帝国の衰退が美しい、英国の景色の中で語られる非常に美しく切ない話だと思う これが表向きの感想←? 以下は、私の妄想が入った変な感想‥と言うか、気になった点をぽつり スティーブンスは、自分に都合の悪い事は書かない人だと感じました 読んでいると、相手に誤解(誤認)させるとの手法を何度か取っている事に気付くので、これは所謂、“信頼出来ない書き手”なのではなかろうか‥と 気になったのは“章” プロローグ、1日目ー夜、2日目ー朝、2日目ー夜、と続いていく中、5日目が空白となっている 5日目(=金曜日)が休み、で思い浮かぶのはユダヤ教 ユダヤ教は金曜が安息日であり、また1日のはじまりは夕方(日が落ちる)からだったと記憶している(間違ってたらごめんやで) “5日目がない、書きはじめが夜になっている” 手記の形態(っていうの?)から、スティーブンスはユダヤ教徒である(あるいはユダヤ人である)、と暗に示しているように思えます そして、話の中にはユダヤ人の召使いを解雇するくだりがある ‥‥ ‥なんだかそこには、己の立場を利用した保身の気配を感じ、スティーブンスの裏の顔が垣間見えた気になります 信頼出来ない書き手‥見せたくない面を隠している語り手‥不信感に火がつきました 他にも引っ掛かる点があり、下衆の勘繰り的な妄想が湧き上がってしまうのです 幾つか挙げてみるとこんな感じ ▼昔の同僚の話を“何でも知ってる”ようになるまで娘に語る理由は何だろうか? ▼当時、定期的に取っていた休みが不定期になった事も何かをにおわせてはいないだろうか? ▼情緒が不安定になった事も何かを示しているのではなかろうか? そうやって妄想逞しくしながら不埓な読み方をしていくと、最初の綺麗な印象と真逆な印象が立ち上って来るのでした 同じ本なのに面白いなぁ でも検証苦手民なので、こんな裏読みは単なる妄想の産物の可能性も高く _(:3 」∠)_ 書きなぐり、失礼致しました
  • 駄駄野
    駄駄野
    @enmr310
    2023年10月28日
    一日で最もすばらしい時間帯が日の名残りが見える夕方だと言えるような人生を送りたいものです。
  • *読書で見つけた「読書(する人)」* 《「何をお読みになっているのかしら、ミスター・スティーブンス?」 「ただの本です、ミス・ケントン」 「そんなことは見ればわかります、ミスター・スティーブンス。何のご本ですの? とても興味がありますわ」》 — カズオ・イシグロ著/土屋政雄訳『日の名残り』(2009年8月11刷、ハヤカワepi文庫)
  • renbo
    renbo
    @renbo
    2012年8月13日
  • マラドーナ
    マラドーナ
    @tai
    1900年1月1日
  • おて
    @tenn_star
    1900年1月1日
  • fmm25mmm
    @ccccheers
    1900年1月1日
  • ヒヨリ
    ヒヨリ
    @charonll
    1900年1月1日
  • おうめ
    おうめ
    @authenticume
    1900年1月1日
  • az
    @moln12
    1900年1月1日
  • U
    U
    @read0330
    1900年1月1日
  • しろまる
    しろまる
    @SHIROMARU
    1900年1月1日
    美しかった
  • ああもう…すごい 旅の途中は彼のあちこち散らばる想いで話を聞きながら「スティーブンス、もっと続きを!」「それってこう言うこと?スティーブンス」って一緒にドライブを楽しんでる気分でとてもワクワクしていたのに ミス・ケントンの告白と桟橋の会話でやっと本心がわかるの、でも遅すぎたの切ないなぁ 日の名残かぁ
  • 一生学ぶ人
    一生学ぶ人
    @marino
    1900年1月1日
  • 自然描写とともにスティーブンスの揺れ動き、美しい✨
  • こんなにも美しくて、静かで、悲しくて、人を愛おしくなるような小説ってあるんだと、いっきにファンになってしまった。
  • "The Remains of the Day"という原題の響きも美しいけど、日本語にしても趣深い秀逸なタイトル。英国紳士の旅のお供はフォードなのね。
  • bmb
    @bmb_baibe
    1900年1月1日
  • Rika
    Rika
    @ri_books_
    1900年1月1日
  • おみほしそ
    おみほしそ
    @Ms
    1900年1月1日
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