反ミーム部門は存在しない (ハヤカワ文庫SF)

54件の記録
みかん猫@choma2026年8月30日読み終わった凄かったけど難しかったな…。SCPをよく知らないまま読み始めたけど、敵の概念が面白い。「考えることも記憶することも難しい」反ミームとどう戦うか?という物語。 反ミームと戦うマリーが夫を守るため、夫から自分の記憶まで消してしまい、夫には「何かを喪った」という感覚だけが残るのが切なかった。最後の決着は難しくてChatGPTに解説してもらったよ…。 それにしても、人間に取り憑いて記憶をちょこちょこ食べるサンシャインが可愛い。私の忘れっぽさも、きっとサンシャインがついてるんだな。
おじまさん@ojima-jp2026年8月29日読み終わったSCPの話なのでもはや理解が全然追いつかなくて読むのにかなり時間がかかりました 「うわーわけわかんねー」をそのまま受け入れて楽しめる読書ができる方にはお勧めです 個人的にはちょっとしんどかったかな- しゅがー(仮)@Reader_S2026年8月11日買ったKindle購入。Kindle。 文庫本だから持ち歩きに困ることもないし高確率で気に入る気がするしどうせまたすぐ本屋さんへ行くんだからそのとき紙の本で買えばいい――と思いながらも読みたくて買っちゃった これは書籍化用に調整してあるみたい、SCPのほうはSCPのほうで読みたい
- しゅがー(仮)@Reader_S2026年8月10日ちょっと試し読みした なんか違和感あるな〜と思ったらやっぱり直接的にSCP用語っぽいやつは言葉替えてあるような話を見た そこだけ馴染みにくいけど面白いな〜、けっこう読みやすいし
ピート@Pete2026年8月6日読んでる『反ミーム』これは「崇高」の美学の小説なんだ!それ以上に分類することは現時点ではできない。分類できないことは「恐怖」の理由になるが、それと同時に「美」たりうる。 この作品は読んでいるうちに色を変え、ジャンルを変える。脳内にある試験薬の反応を偽装してくる。我々は読みながら、これはラブコメだとか、ミステリだとか、色を読み取る。そしてその色はいつの間にか滲み出した別の色とマーブルになり、それに気付いたときにはもうプレーンな別の色になっている。アンノウンを扱うアンノウンのように。唐突に冷夏になる自然のように。
ピート@Pete2026年8月3日買った読み始めた第一章まで。 タイトルと表紙イラストだけで直感的に買ったけど、とてもよかった。 一章からカマしてきてるね〜。いいね〜。 もし買う前に一度冷静になっていたら、結局買わなかったかもしれない。SCPは好きだけど、そこまで読み漁るほどではないし、SCP解説なんかは肌に合わない。詠み人知らずなレポートはゾクゾクするけど、誰かの作品として見ると萎えてしまう。だから明確に著者の存在する小説は、むしろ買わないのが正解だということになるはずだ。 でもこの本は(第一章時点でだけど)、むしろ作者のこだわりを強く感じさせてきて、それが心地よい。一点物の「『反ミーム部門は存在しない』というストーリー」の上質さを感じる。多分作者も、「SCPを題材に、それを自分の作品として読ませる」ということを意識して書いているのではないか、と推測する。
ぽょ@myokapo2026年8月2日読み終わった後半に行くにつれて何が起きてるのかすぐには理解できなくてSF部分の咀嚼はそっちのけで人間ドラマの味わい追いかけて読んじゃったんだけど それでもとても満足感あった ちょっと寝かせてからまた再読したい
路傍のクロワッサン@bear-jew2026年7月30日読み終わったタイトルにある「反ミーム」とは一体なんなのか。 なんとなくネットを漂流していれば「ミーム」という単語には出会う機会があると思いますが、その実際的な意味については知らなかったりします。 かくいう私も詳しく知らなかったのですが、どうやらミームというのは「自己複製し拡散する情報」を意味するとのこと。 つまりその反対の「反ミーム」とは、「情報を拡散しない」ことを意味しています。 本書ではそんな「反ミーム」特性(記憶や記録を消去する)を持つ存在と人類との戦いが、スリリングに展開していきます。 何が起きているのか、何が起ころうとしているのか、人智を超えたストーリーにただただ圧倒されるばかり。 SF、オカルト、ホラー、あらゆるジャンルが混じり合うカオスさとは裏腹に、精緻に練られたプロットが魅力的な一作です。

めるぼ@merbo2026年7月28日読み終わった悔しいかな6割くらいしか理解してない感じ。 だけど面白い。しかも、絶対2回目読んだ時の方が面白いと確信している。 終盤はどうなるんだ?と読み進めていたけど、難しくて輪郭がぼやっとしている感じ。序盤の短編ちっくな方がライトでハッキリと面白さがあった。
イツキ@maruitsuki2026年7月27日読み終わった「忘れる」をここまで面白くできるのか 感想ですが、すいません、長いです……!でも、それだけ自分的に当たりだったということで! ※ネタバレには配慮してます タイトルに惹かれて読み始めた『反ミーム部門は存在しない』。SCPを題材にしたSFらしい、くらいの軽い気持ちだったのだけど、これは完全に当たりだった。読み始めたら止まらない。 この作品で扱われる「反ミーム」は、簡単に言えば、覚えていられない情報や存在のこと。ただ姿が見えないわけではない。見た直後に忘れたり、記録を読んでも内容が頭から抜け落ちたり、そもそも「そんなものが存在する」という発想自体が消えてしまったりする。 そんな相手を研究し、収容し、戦おうとするのが反ミーム部門だ。 しかし、存在を忘れさせるものを扱う部門なので、当然ながら部門そのものも忘れられる。 もう、この設定だけで面白い。 「反ミーム部門は存在しない」というタイトルも、最初は秘密組織ものらしい洒落た言い回しに見える。でも読み進めるほど意味が変化していく。笑えるような職場事情にも、恐ろしい事実にも、登場人物たちの覚悟を示す言葉にも聞こえてくる。このタイトルの使い方が本当にうまかった。 序盤は、奇妙な怪異を科学と官僚制度で真面目に処理していくSCPらしい楽しさが強い。記憶を守る薬、情報を食べる存在、認識できない侵入者など、次々と面白いアイデアが出てくる。 それだけでも十分楽しいのだけど、物語が進むにつれて、話の規模がどんどん大きくなっていく。 個人の記憶の問題だったものが、組織の歴史へ、文明へ、人類全体の危機へと広がっていく。それでも設定だけが大きくなって人物が置いていかれることはなく、最後まで登場人物たちの選択や関係性が物語の中心にある。 特に印象に残ったのは、この作品が「知ること」を単純に良いものとして描いていないところだ。 普通の科学では、観測し、記録し、共有することで真実に近づいていく。でも反ミームを相手にすると、調べること自体が危険になる。知れば知るほど不利になり、研究が成功するほど状況が悪化することさえある。 それでも人間は知ろうとする。 忘れても、失敗しても、また同じ疑問にたどり着いてしまう。 その姿は愚かにも見えるし、同時にとても人間らしく、格好よくも見えた。 怖い場面もかなり多い。ただ、血まみれの怪物が突然飛び出してくるタイプの怖さより、「目の前にいるはずの人が認識できない」「大切な何かを失ったはずなのに、それが何だったか分からない」という種類の怖さが中心だ。 人が大勢いる場所なのに誰にも気づいてもらえない場面や、何か重要なものが欠けているのに、その空白しか確認できない場面はかなりぞっとした。 一方で、絶望的な状況を研究者の発想や機転で切り抜ける場面はとても爽快だ。 この作品では、怪物を倒すために必要なのは単純な武力ではない。相手がどんな情報の法則に従っているのかを理解し、その前提を逆手に取る必要がある。研究、実験、推論がそのまま戦闘になる。 登場人物たちが、ときには常識外れの方法で解決策を見つける場面はかなり熱い。 難しそうな用語や複雑な設定も出てくるので、気軽に読める作品とは言いにくい。時系列や人物関係が分からなくなる場面もあるし、説明を一度で完全に理解するのは難しいと思う。 でも、その「分からなさ」すら、認識や記憶を扱う作品の読書体験として機能している。あとから真相が明らかになると、それまで読んできた場面の意味が一気に変わる。そのたびにページを戻して確認したくなる作品だった。 SCPが好きな人はもちろん、概念を扱うSF、認識が揺らぐホラー、伏線が後からつながっていく物語が好きな人にはかなりおすすめ。 反対に、設定を細かく考えずに一直線の物語を楽しみたい人や、専門用語の多いSFが苦手な人には少し大変かもしれない。 それでも、タイトルや設定に少しでも惹かれたなら、読んでみる価値は高いと思う。 「忘れる」という現象だけで、ここまで怖く、熱く、壮大な物語を作れるのか。 読み終わったあと、タイトルをもう一度見て、最初とはまったく違う意味に感じられる作品だった。



- (V)・∀・(V)@kanipan6662026年7月21日読み終わった電書で読了! ウェブでSCP関連創作として連載された後に自費出版されたのがこれだ ウェブ版と色々違いがある 終わり方が一番違うと思う ウェブ版を元にした映像作品もあり、そちらは当然ウェブ版と同じように終わる だが書籍版では、「そこから」が大事でウェブ版とはまったく異なるアプローチで反ミームアンノウンとさらに戦うことになる ウェブ版の終わり方を知っている人なら「えっ、ここからまだ続きがあるの!?」と思うだろう 「ミーム」については、元々提唱された「ミーム」という言葉が今や変容し、それこそが最初に提唱されたミームという言葉の定義を自己証明しているところが一番面白いと思う その点も踏まえてここで語られる反ミームアンノウンというものや、それとの戦い方を見ていくと「一体どのように終わらせるつもりなんだー!?」という状態のままラストまで一気に駆け抜ける格好となり、とても面白かった































