漂着物、または見捨てられたものたち

30件の記録
- mikechatoran@mikechatoran2025年7月6日読み終わった海外文学素晴らしい読み応えだった。夏は大勢の客で賑わう観光地でもあるコーンウォールだが、著者はむしろ寂れたコーンウォールを背景にして、不穏で緊張感の漂う、現実と幻想の間(あわい)を繊細に描く。語られたことより、語られなかったことが大きく静かな余韻を残す。後には波の音が残るだけだ。印象的だったのは「アンテナ」「帰郷」
- Ub!K@cherub_08022025年6月22日読み終わった同著者の「潜水鐘に乗って」も良かったがこっちも好きだ 海辺の街で育ったので身近に海がある物語は肌に馴染む "空っぽの家" 若者たちが浜で宝探しをする青春もの"すぐの未来に" サーフィン好きの父親と宇宙飛行士になりたかった〈きみ〉の関係性の記憶を辿る"波乗り" が好きかな