朝が来る

37件の記録
- はな@hana-hitsuji052025年10月1日かつて読んだフツーの家族や親子って何だろうかなと考えた記憶。 ノーマルな感じなら表に出せるけど、そうじゃないと思っている部分について人は隠してしまうから、こういう人間関係や出来事は一度触れたらすぐそばにひっそり存在することに気付かされるというか。 そうか、そういえば自分の家族や知ってる世界がノーマルだと思ってたけど、友達の家のカレーでさえ味も材料も違ったではないか、という衝撃。 なんでそんな選択を、何故そんなことを、の奥には本当に沢山の過去や理由が隠れている。それを忘れて誰かの幸せや不幸を決めつけないように気をつけたい。
- 甘夏@amai_nuts2025年9月24日読み終わった2人の女性の物語。 ひかりちゃんの訪問時の様子はドキドキとしたが、別人だと疑われたことが私も悲しかった。満ち足りた人達から見た、陰で生きる人は、何も見えてないんだなと感じた。6歳が小学生かどうか、そんなことも考えられないほど毎日を生きることが精一杯の陰で生きるひかりちゃん。 妊娠させた当時の彼氏は何も人生が変わらず生きているのかもしれないと思うと、本当に悲しい。ひかりちゃんがここまで苦しめられることなかったよ。
- しゅしゅ@hon_462025年9月11日読み終わった借りてきた初めての辻村深月、めっちゃ良かった。 面白くて5日で読了!😳 前半は佐都子夫婦に共感し、かと思えば後半は想像以上のひかりの物語の展開とそれが共感でき刺さる。 今年のベスト5には入る!
- Mi.@coffee_no05112025年9月1日読み終わった借りてきた@ カフェ図書館で見かけた、初の辻村深月さん。読了。 「盲目的な恋と友情」「傲慢と善良」 そして、映画を観に行った、「この夏の星を見る」 辺りが気になっていた方。 一度好きな作品だと思うと、同じ方の作品ばかり読んでしまうので、少しずつ幅を広げていきたい。 以下、感想。 私はまだ、結婚、出産を経験していない。 だから、想像することしかできないけれど、 "家族になること"、"親になること" これを深く考えさせられる内容だった。 不妊治療、特別養子縁組、若年出産など、 いわゆる"普通の家族"では無い形を題材に描かれているが、はたして"普通の家族"って何だろうとも思う。 -普通に恋愛して、適齢期で結婚して、出産して、両親揃って子どもを育てていく。- これが一般的に見ると"普通"に当てはまるのだと思う。その逆も然りで、これ以外の枠からはみ出した家族の形は、"普通では無い"と切り捨てられる。 だけど、血の繋がりがあったって、心から信頼できるか、無条件の愛情を注げるかと言ったら、そうでは無いし、 血の繋がりが無くたって、肉親を超えた繋がりや絆で家族になることだってできる。 改めて、"家族の形"について考えるきっかけとなる物語だった。
- haru_68@haru_682024年10月3日読み終わったNo.3 (2024年3冊目) 『朝が来る』辻村深月 ✒︎ ___________________________________________ 長く辛い不妊治療の末、栗原清和・佐都子夫婦は、民間団体の仲介で男の子を授かる。朝斗と名づけた我が子はやがて幼稚園に通うまでに成長し、家族は平穏な日々を過ごしていた。そんなある日、夫妻のもとに電話が。それは、息子となった朝斗を「返してほしい」というものだった――。 自分たちの子供を産めずに、特別養子縁組という手段を選んだ夫婦。 中学生で妊娠し、断腸の思いで子供を手放すことになった幼い母。 それぞれの葛藤、人生を丹念に描いた、胸に迫る長編。