人はなぜ結婚するのか
44件の記録
うどん@ezm4sy2026年1月9日読み終わった家族という共同体と仕事が密接に結びついており、結婚は(生殖を前提として)共同体に人員を追加する手段であった前近代→仕事が家族から次第に切り離され、代わりにロマンティックラブイデオロギーによる結婚と核家族の形成が主となった前期近代→性愛による共同体の構築と維持という軸は残りながらも、結婚・離婚・生殖が多様になった(=「内部化」された)後期近代=現代、という変遷をざっくりと辿れる入門的な一冊に仕上がっていると思う。概説だから省かれている部分もあるらしいが十分に網羅的で、個人的には新書かくあるべしという感じ。今後の展開について、提言というより予想をするに留まっていたのは、降りてしまった感じがして少し残念。世界の状況についてそこまで詳しく述べられていた訳ではないが日本は酷すぎるなという気持ちになる。
中村@boldmove332025年12月23日読み終わった結婚とは、他人と支援関係を含む共同生活を構築することであり、近代化の成熟に伴い内部化——すなわち、結婚にあたってその当事者がコントロールできない外部的要素の影響が小さくなること——を強めていると論じている。二者関係の取り決めの中でお互いがその気になって生活をしていくのが結婚である、ということだ。主張が一貫しており、論点も整理されていたからとても読みやすかった。 > 結婚でも子を持つことでも、私たちはその選択を、人生の他の事柄、周囲の人間関係から離れたところで、言ってみれば「真空」のなかで、自分たちの「価値観」に基づいてポンと行うわけではない。私たちの選択は、私たちが置かれた個々の複雑な、しばしば困難な状況に埋め込まれたなかで行われる。したがって、そもそも選択ができなかったり、選択の結果予想できなかった困難に直面したり、不安に悩まされることは現代人にとって当たり前の状態である。(p. 192) > 家族を持つことがそれだけで幸せだという前期近代の固定的モデルが有効性を失い、さまざまにある幸福のなかに家族生活が内部化(オプション化)していく。すると、パートナーを決める上で「一緒にいて楽しい」という要素も重視されるようになっていく。逆に言えば、この要素を提供できない人は、成人の共同性から排除される。(p. 203)
リチ@richi2025年10月18日読み終わったかなり面白かった。結婚が父子関係の確定から始まり、現在の性愛と生殖に関わるものになるまでの変遷は面白かった。また親子関係に関わるところでは、目から鱗。これからこの制度がどのようになるのが望ましいのか、など考えるきっかけになった。



GuiltyRabbitうさぎ@GuiltyRabbit_usagi2025年8月16日タイトルに惹かれて読みました。 時代によって結婚の意味や意義が異なっている事、現代で話題になっている同性婚や事実婚と結婚の違いや、法の問題点など新しい視点ができました。

120@1202025年8月3日読み終わった結婚という、身近なのに不思議な行為。時代によって役割が変化してきたせいで複雑になっているこの概念が、かなり網羅的かつクリアに述べられていて分かりやすい。 たとえば、同性婚が必ずしも同性愛に基づくものではない、という視点もこの本を読めばすんなり理解できる。





ev@ev2025年7月20日読み終わった共同生活を送ることが政府の負担を減らす理由で税制優遇があるという行政側の視点が新しかった。 全体的に論に夫婦が子どもをもつという観点が抜けているように感じた。結婚が性愛関係を強く想定しているのは結婚と子どもをもつことがほぼ同義に捉えられているではないかと。












































