自分は「底辺の人間」です 京都アニメーション放火殺人事件
33件の記録
たにこ@chico75_114272025年12月5日読み終わった自分は底辺と思ってしまう生い立ち、環境でどんどん歪んでいった彼は、本来は真面目で友人もいた。虐待や氷河期世代での仕事のやるせなさ(自分が頑張れば頑張るほど周りがサボる)など… 育った環境が恵まれないと犯罪に手を染めやすいというが、判決文では生育歴を抜きにして、現在の状況を加味した判決をされていた。(最後に判決文読めます) 報道のあり方も当時かなり話題になったが、もう6年も経ち死刑判決が出たんだと、自分の中で風化していたことに驚いた。風化してほしい遺族、風化せず再犯防止や被害者の軌跡を忘れてほしくない遺族、色々あると思う。 個人的に気になったのは、統合失調症(妄想性障害)を罹患していた彼は、きちんと支援や医療につながっていた。訪問看護や生活保護、それを自ら手放してしまったことと、手放しても何とかしようとしていた医療・福祉側がいたこと。(会議を開いて対策を立て実行する前に犯行に手を染めてしまった) 訪問看護で借りてもらった家を傷つけてしまったから、合わせる顔がない」と居留守を使っていたと。彼のところどころ垣間見える本来の優しさの部分がより読んでいて辛く思えた。精神的、物理的な孤独は人を所謂「無敵の人」にしてしまうんだな。もちろん犯行に手を染めることは絶対にやってはいけないし、許されることではない。きちんと罰を受けるべきではある。 被害者や遺族のことを細かく記載されていて、途中読むのがしんどかったが、色々考えさせられた。読了できてよかった。





- みかこ@mkk_7132025年9月11日買った読み終わったかつて触法障害者支援について調べていた身からしても心が痛む事件だった。福祉と医療には限界があるのだろうか。無敵の人を無敵の人にさせない前段階での支援が充分に行き届く、社会の構造的な変化が必要であると改めて思った。
ショートストップ@tabine_sora2025年9月10日読み終わった「訳のわからん悲しさの中にいるのに、どどーっと質問されるとパニックになる」 「マイクを向ける時、相手の顔を見てほしい」 記者「事件のことを風化させないようにと、私たちは言いがちですが」 遺族「なんで風化させてくれないの。悲しみを覚えておけと言うのか。風化させなくてどうするんですか。さらしものになるだけじゃないですか。よう言うわ」 「今となってみれば、生きた証しを名前で表さなくてもいい。思い出すことは、私たち家族の中だけでやったらいいかな」 青葉「うちの親父が理不尽なのは当たり前です。反対意見を出したらすぐに出て行けとなる。何か異論を言っていたら、やっていけないので」 「(母親は)ある日急に出て行った。自分のことしか考えていない人という認識です」 「底辺のコンビニ店員だった時、おとなしくさせるには、やり返して黙らせるとか強硬な手段をとらないと終わらなかったんです。無法地帯だったので。そういう場所は自己責任。自分が折れて解決しないまま、どんどんエスカレートする方向にしかならなかったというのがある。最終手段は仕返しするしかなかった。完全に力でねじ伏せて黙らせるという『底辺の論理』がありました。自分自身もそれに染まらざるを得なかったというのがあります」 「政治的に小泉内閣の改革が進んでいて、どちらかというと弱者切り捨ての時代背景だったと思います」 「前科があると、一度付いちゃったらもういいか、となってしまう。そういう意味では箍というか、自分を支配していた良心がなくなった記憶があります」 「派遣の仕事というのは、正社員と同じ扱いだけど、同じ待遇を用意していない。『頑張れば正社員になれる』と吹き込んで、頑張るだけ頑張らせておいて、ばっさり切る世界なんです。秋葉原の事件の例と、マツダで自動車を暴走させた人も、確か派遣切りがきっかけで事件を起こしている。人間扱いしないとまでは言いませんが、いくらなんでもそういう扱いをするのか、という場所です。そういう事件に至るきっかけはあると思います」 検察官 自分の半生はどうだった、と考えていたのか。 青葉 京アニは光の階段を上っているように思えた。自分の半生は、もう、あまりにも暗いと思った。 検察官 (犯行に)迷いはなかったのか。 青葉 やはりためらうものです。(しかし)やはり、どうしても暗いと考えて。それで、やっぱりここまできたら、やろうと思った。 青葉「人とのつながりが完全になくなったとき、犯罪行為に走る」




読谷 文@fumi_yomitani2025年8月12日読み終わった京アニ放火殺人事件の経緯と詳細、および遺族と加害者への取材をまとめたもの。 加害者は、人生に行き詰まり困窮した者が陥りがちな一発逆転的発想から小説投稿するものの落選。逆に「自分の小説をパクられた」という逆恨みを募らせ犯行に至る。 弁護側は心神喪失/心神耗弱を理由に無罪を主張。裁判所は、加害者には妄想性障害があったと認定するも、犯行前に十数分間逡巡するなど「善悪の判断能力はあった」と認定し、他複数の理由から死刑判決を出す。巻末に判決文全文の掲載あり。 家族や社会への恨みを燃料に無辜の人を犠牲にした加害者と、「恨む姿を子どもに見せたくない」と加害者をさん付けで呼び面会を重ねる遺族の対比が強烈だった。
































