洗礼ダイアリー

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文月悠光
河出書房新社
2025年9月8日
32件の記録
  • くりこ
    くりこ
    @kurikomone
    2025年11月3日
  • 詩人が書く、〈平凡で垢抜けない私〉の記録。文章の言い回しの妙にわくわくしながらも、その内容はびっくりするほど素直な生活の感覚であり、社会との摩擦のうちに起きる〈洗礼〉の記録だったと思う。 穂村弘さんが解説で語るように、この〈洗礼〉は言葉からイメージするような清いものでも社会の厳しさと呼ばれるものでもなく、むしろ社会のおかしさと言えるようなものだった。それは誰かが自分の行為を肯定する時に使われる、あるいは文月さん自身が納得するために使われる「社会の厳しさ」と言ってもいいのではないかと思うようなものだった。 文庫版では、単行本の元となる連載から時間が経っていることもあり、「セックスすれば詩が書けるのか問題」への追記がなされている。個人的にはこれがすごく新鮮で、時代の変化などと共に文月さん自身の考えの変化も感じられたし、昔の自身の発信に対する責任感のようなものも感じた。 最後に収められている「祖母の膝」は他の話以上に私個人の記憶と重ねながら読んだ。自身や他者の「老い」の問題は本当に目を逸らしたいものだが、それでも事実からは逃げることができない。 “人は一人では生きられない。一人で生きさせてはもらえない。周りの手を煩わせ、周りに絶えず煩わされる。そのことを苦痛にも喜びにも感じながら、人は悠々と生きるのだ。”(p.215)
  • もも
    @riiisako
    2025年11月1日
    人にも自分にも広い気持ちになる過程のおはなしだとおもった
  • 喜多倉
    喜多倉
    @kitakura473
    2025年10月26日
  • nogi
    nogi
    @mitsu_read
    2025年10月17日
    ああ、ああー、と頷いたり共感したり、あのころは、これが当たり前だったよね、と思ったり、公園で詩を朗読できるひとが学校ではこんなふうになってしまう、ということに、さまざまなものを思ったり、した やっぱり「セックスすれば詩が書けるのか問題」がいちばん印象的だったけど「祖母の膝」には思うところが多くあり新幹線で読みながら涙ぐんだ どんなにひとりが好きでひとりが気楽でひとりで生きてると思っていても 「一人で生きさせてはもらえない。周りの手を煩わせ、周りに絶えず煩わされる。そのことを苦痛にも歓びにも感じながら、人は悠々と生きるのだ。」(p215)
    洗礼ダイアリー
  • あおくま
    @ao_kuma
    2025年10月1日
  • ふんわり
    ふんわり
    @funwari
    2025年9月28日
  • 敗荷
    敗荷
    @sibue_fjodor_
    2025年9月26日
  • しま
    しま
    @shima2718
    2025年9月21日
  • RUCA
    RUCA
    @ruca_books
    2025年9月21日
  • nogi
    nogi
    @mitsu_read
    2025年9月20日
    旅の終わりに大型書店で新刊を買う
  • にこ
    @nico_bookstore
    2025年9月20日
  • り
    @rior1038
    2025年9月20日
  • atarayo
    atarayo
    @atarayo_______
    2025年9月19日
  • たにこ
    たにこ
    @chico75_11427
    2025年9月18日
  • deepend
    deepend
    @deepend
    2025年9月18日
  • るい
    るい
    @Lui11037
    2025年9月18日
  • り
    @rior1038
    2025年9月17日
  • すずめ
    すずめ
    @akairocoupy
    2025年9月14日
    洗礼ダイアリー
  • はち
    はち
    @hachiko2381
    2025年9月12日
  • walkalone77
    walkalone77
    @walkalone77
    2025年9月11日
    本日お招きした本
  • nogi
    nogi
    @mitsu_read
    2025年9月9日
  • ちらっとみただけだけど、面白そうなエッセイだった
  • いっちー
    いっちー
    @icchii317
    2025年9月7日
    『物語は世界を救うのか』の千野帽子さんの記事に載っていた著者の方。 なぜかハラスメント加害者を擁護してしまう人の「精神構造」(現代メディア) https://gendai.media/articles/-/56595 以下引用 文月さんは大卒後の進路をどうしようかと思っていた時期、アート系の大学院を訪問した。〈そこでは、芸術系の研究活動として小説や戯曲、批評の執筆が認められていた〉が、そこの男性教授は 〈詩はアートではない。この学校では誰も〔…〕詩に関心はないよ〉〈あなたのやっていることは〔…〕この学校に要らないよ〉 と頭ごなしに否定し、学生の作品の写真を見せて、 〈島に自分で穴を掘って、土壁を作ったんだ。こんなの、彼のほかに誰も作れない。新しいでしょう?〉 と言った。文月さんは〈その場でボロボロ泣いた。同時に、ここは私の居るべき場所ではない、とはっきりと悟った〉(「セックスすれば詩が書けるのか問題」)。 後年、〈文化系で、普段は至って大人しい〉〈三〇代のアート系の編集者たち〉にこのことを話すと、つぎのように返された。 〈「そんなことで心折れてるんですか? 文月さん、弱いですね!」 「その人を見返すくらいのものを作ったらいいじゃない。作品で見返してやりなよ」  矢継ぎ早にそう言われて、とても驚いた。彼らの台詞は、まるで熱血スポ根漫画の一場面から引っ張ってきたようだ〉 ---- セックスすれば詩が書けるのか問題、が載ってたので借りたんだった。
  • @_sola_ni_ne
    2025年9月7日
    梅田店で。来店の経緯として、「全国ご当地おみやげブックカバー」という企画を知る→全種めちゃかわとくに関西やばすぎ→万博行きが急遽決まる、翌日は1人で半日フリー→本を買ってカバーをもらおう!!ということで、大阪の地で文庫を複数買いする女が爆誕。
  • nana
    nana
    @nana_fantasy
    2025年9月7日
  • いっちー
    いっちー
    @icchii317
    2025年9月7日
    穂村弘さんに「それを書けば良いじゃん」と言われて書いた「脳みそはみんな同じ」の中の“詩人”考察、面白い。何人か周りに“生きてる”詩人がいるので、その人のことを想像しながら読んだ。 「セックスすれば詩が書けるのか問題」の中に、信田さよ子さんと斎藤環さんとの対談が引用されていた。男性は身体性が限りなく薄い。だからこそ「初めて男性性を意識したのは、妻にプロポーズした時なんですよ!」なんて言葉が飛び出すというわけなのか。
  • fj_00
    fj_00
    @fj_00
    2025年9月6日
  • Bruno
    Bruno
    @macchoca
    2025年6月11日
    社会の規格と合わない感覚 自分というフィルターをどう通すか、を問い直す
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