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にっかり青江
にっかり青江
@faizRDM
久しぶりに読書を再開したものです 読了後の感想を備忘録として残すために始めました 極力ネタバレにならないように残そうと思います また、同じ本を読んだ皆様の感想も楽しく読ませていただいています
  • 2026年5月24日
    アリス殺し
    アリス殺し
  • 2026年5月22日
    君と夏が、鉄塔の上
    爽やかな、一夏の青春(ジュブナイル)小説。  鉄塔を愛する地味な主人公。破天荒な帆月。幽霊が見えるという特殊体質の比奈山。そんな少年少女たちが織りなす、一夏の大冒険。 季節はまだ夏には早かったが、あらすじの時点で惹きつけられ、読み始めずにはいられなかった。  年を重ねると、こうも彼らの初々しさが眩しく感じられるものだろうか。小説という媒体は、映像とは違って自分の内面で物語を追体験できる。感情移入さえしてしまえば、彼らの青臭さすらも愛おしく感じられるから不思議だ。  もしこれが映像化されるとしたら、実写映像だったら少し気恥ずかしくなってしまうかもしれないが、アニメーションならこの繊細で透明感のある空気感もより鮮やかに映えるだろう。ぜひアニメーションでお願いしたい。  終盤、決死の覚悟で挑む主人公の姿は純粋にかっこよかった。それに比奈山が迷うことなく寄り添うシーンには心底惚れさせられた。帆月もまた、持ち前の行動力で煮え切らない男子2人を少しずつ変えていく。彼女の破天荒さの裏側に潜む苦悩を知ると、より一層彼女たちの絆が尊く感じられる。  不完全な3人が、ほんの少し、でも確実に大切な一歩を踏み出す成長の記録。完璧ではないからこその「未熟さ」が瑞々しく描き切られていて、爽快かつ眩しい青春の記憶に触れたような読後体験だった。また夏の空を見上げるとき、ふっと手にとって読み返したい一冊だ。  文庫版の特典として収録されていた短編も、本編の余韻を深めてくれる素晴らしい贈り物だった。その後の3人の、どこまでもピュアで甘酸っぱい会話を読んでいると、忘れかけていた青春時代の感覚を鮮明に思い出せた。
  • 2026年5月21日
    謎の香りはパン屋から
  • 2026年5月21日
    謎の香りはパン屋から2
  • 2026年5月19日
    ギアをあげて、風を鳴らして
  • 2026年5月19日
    アリス殺し
    アリス殺し
  • 2026年5月17日
    風と共にゆとりぬ
  • 2026年5月17日
  • 2026年5月17日
    GOAT Summer 2026
    GOAT Summer 2026
  • 2026年5月17日
    出版禁止
    出版禁止
  • 2026年5月15日
    幸村を討て
    幸村を討て
    史実と創作を巧みに融合させた至高のミステリ  背表紙の「傑作歴史ミステリー」という文字を見て、疑問が浮かんだ。歴史小説でありながらミステリーとはどういうことか。  まして最期まで含めて広く知れ渡っている真田幸村。結末の分かっている物語が、果たしてミステリーになり得るのか――。そんな興味に惹かれ、ページを繰り始めた。  本作は、手に汗握る剣戟や派手な合戦描写は意外なほど少ない。そうした要素を期待して読むと、少しばかり拍子抜けするかもしれない。本作がフォーカスしているのは、あくまで「諸将の思惑」だ。言うなれば、英雄の活躍劇というよりは、緻密な情報戦や政治劇を見ているような趣がある。  舞台となるのは、大坂の陣。各将を主人公に据えたパートと、真田家の回想が交互に綴られ、物語は進んでいく。それぞれの武将が抱える事情と、真田家の秘めたる意図が交錯し、誰もが己の信条を胸に「幸村を討て」と口にする。 長く続いた乱世の終焉を確信し、決断を下していく人々。なぜその選択に至ったのか、なぜそうせざるを得なかったのかという「謎」が積み重なり、それらが次第に収束して、最後に一つの真実として氷解する。  まさに、至高のミステリーではないか。  通常のミステリーでの解決編にあたる場面では、一手の誤りが即、死へと直結する戦国時代ならではの緊張感が漂う。もちろん、作家の想像力によって描かれたフィクションの部分もあるものの、その説得力は凄まじく、驚くほど腑に落ちた。史実と創作を巧みに融合させ、完璧なミステリーとして結実させている。まさに「傑作」の名に恥じない一冊。  また、本作は切ない家族の物語でもある。 真田家はもちろんのこと、個人的には森吉政にまつわる家族のエピソードに激しく心を揺さぶられた。こうした絆の描き方には、めっぽう弱い。  唯一の難点は、状況や時代によって人物の呼称が頻繁に変わるため、把握に苦労することだ。幸村も「左衛門佐」や「源次郎」と呼ばれ、現代で最も馴染みのある諱(いみな)で呼ばれることは少ない。慣れるまでは混乱するかもしれないが、随所に丁寧な補足があるため、自信がなければメモを取りつつ読み進めるのが、この深い物語を快適に味わうコツかもしれない。  この煩雑さもまた当時のリアリティを感じさせる要素の一つ。魅力となり得るのかもしれない。
  • 2026年5月11日
    アナヅラさま
    アナヅラさま
  • 2026年5月8日
    硝子の塔の殺人
    硝子の塔の殺人
    ミステリ好きの描いた、ミステリ好きのための物語  全編を通して、作者の並々ならぬミステリ愛が溢れ出ている作品。 このような作中のミステリ談義では、海外の古典的名作ばかりが引き合いに出されることが多い。しかし本作は日本の作品も数多く挙げられており、個人的にも大好きな綾辻行人や島田荘司などの名前が登場するのには、思わずニヤリとしてしまった。 ある程度ミステリを読み込んできた人ほど楽しめる作りになっている反面、小ネタがかなりの頻度で挟まれるため、ミステリに馴染みがない人は少し圧倒されてしまうかもしれない。  ガラスでできた巨大な尖塔、その中心を貫く螺旋階段、絶対に合鍵のない錠、そして招かれた個性的な客たち。 館の主人、刑事、料理人、医師、名探偵、メイド、霊能力者、小説家、執事、編集者。 ミステリとして完璧な舞台に、完璧な役者たち。この設定を読んだだけで、否が応でも期待が高まってしまう。  しかし物語は、冒頭いきなり追い詰められた犯人の描写から幕を開ける。「最初から犯人がわかっていて楽しめるのだろうか」と、一抹の不安がよぎった。 だが、それは全くの杞憂だった。犯人視点で進むプロローグから、「本作は推理とは無縁のサスペンスなのか」と思いきや、推理を要する状況が次々と生じてくる。「ああ、これで変則的ではあるが王道路線に戻ったのか」と安堵した私の予測をあっさり超える怒涛の展開が待っていた。  ラスト名犯人と少し頼りない名探偵――この二人の最後の対峙は、強く印象に焼き付いている。  ネタバレを避けつつReadsで本書の感想をちらほら見てる時に、月夜さんのスピンオフがみたいという感想を以前読んだが、全力で同意したい。
  • 2026年5月2日
  • 2026年4月29日
    忍びの国
    忍びの国
  • 2026年4月29日
    殺し屋の営業術
  • 2026年4月26日
    時をかけるゆとり
    きっと無益な読書体験! しかし、貰える元気は無限大。 頭を空っぽにして読める、最高のエッセイ。 人の目があるところで読むのは控えたほうがよい、笑いを堪えるのが難しいと思われる。 本屋でみかけたら、最初の4ページ、便意に司られるだけでもさっと読んでみて欲しい、気がついたらレジに向かっているはず!
  • 2026年4月25日
    凍りのくじら
    凍りのくじら
    ”すこし・ふしぎ” な世界観に、ドラえもんが詰まった素晴らしい名作  主人公・理帆子はドラえもんを心から敬愛しており、それが彼女のアイデンティティの核となっているため、作中の随所にドラえもんの道具や名シーンが登場する。ドラえもんを知っていると、より深く味わえるはず。  最初は主人公の理帆子の考え方に共感できず、うまく感情移入できずにいた。それにもかかわらず、気づけば物語の引力に抗えなくなっていた。 少し読み進たころには、彼女の目線で世界を見るようになっていた。これはひとえに、作者の表現力のなせる業だろう。心理描写が極めて巧みで、理帆子の感情が強烈に伝わってくるのだ。彼女の考えには賛同できないのに、その会話を読むのがひたすら楽しいという、非常に稀有な読書体験だった。  終盤では、視界が滲んで文字が追えなくなるほど涙が溢れた(一人のときで本当によかった)。涙もろい人は、読む場所に注意したほうがいいかもしれない。  あんなに好きになれなかった理帆子だが、最後には彼女の幸せを心から祈る自分がいた。また、本筋の裏で描かれる同級生二人も非常に印象深く、立川さんには大きな拍手を送りたい。  辻村深月先生の他の作品も読んでみたくなっている。
  • 2026年4月20日
    方舟
    方舟
    定石を覆す、初めての読書体験  これまで様々なミステリ小説を読んできて、大体のパターンはすでに経験したと思っていた。しかし、「まだこんな手があったのか」と心地よく打ちのめされた。  本書は王道のクローズド・サークル物。昔、綾辻行人さんや島田荘司さん、我孫子武丸さんなどの作品を夢中で読んでいた頃の懐かしい雰囲気も感じられ、上質な謎解きへの予感に高揚しながら読み進めることができた。  登場人物の背景があまり深掘りされず、さらっとしているため読みやすい。反面、キャラクターの魅力はやや薄い気はする。しかしそのおかげで特定の人物に感情移入しすぎることなく、全員をフラットに疑うことができ、純粋な「思考ゲーム」として楽しむことができた。  事前に「読後感はあまり良くない」という噂を耳にしてはいたが、個人的には心配するほどではなかった。 舞台の性質上、終盤はどうしても一気に駆け足となり、突然の終幕に困惑してしまったのは事実だ。だがそれ故に、犯人の行動理念や描かれなかった思いなど、想像する余地が残されている気がする。悪い後味を引きずるというよりは、むしろ「あの時のあれは……」と、さらなる考察欲を掻き立てられた。  しばらく時間をおき、結末を知った上でもう一度、最初から伏線を拾い集めながら再読してみたい一冊だ。
  • 2026年4月19日
    ミトンとふびん
    ミトンとふびん
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