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@ssskkm
持久力と多読/併読の筋肉を鍛える。
  • 2025年9月20日
    ノルウェイの森(下)
  • 2025年9月19日
    ノルウェイの森(上)
  • 2025年9月11日
    おいしいごはんが食べられますように
  • 2025年9月11日
    しずかなパレード
  • 2025年9月2日
    「違うこと」をしないこと
  • 2025年9月1日
    荻窪メリーゴーランド
    荻窪メリーゴーランド
  • 2025年8月31日
    4
  • 2025年8月27日
    Schoolgirl
    Schoolgirl
  • 2025年8月23日
    N/A
    N/A
  • 2025年8月20日
    看守の信念
    看守の信念
  • 2025年6月28日
    看守の流儀
    看守の流儀
  • 2025年6月21日
    十角館の殺人 <新装改訂版>
  • 2025年6月1日
    神様の暇つぶし (文春文庫)
  • 2025年5月25日
    春のこわいもの
    春のこわいもの
    春の芽吹きや新たなスタート、出会いの予感といった季節の爽やかさを見事に逆行していく。 おぞましい何かが生まれ、蠢き、這い出でてくるような不穏さ、湧き上がる制御不能な暴力性、衝動、正当化する/されていく理不尽などをふんだんに詰め込んだ短編集。 春特有の陽気に当てられ脳内がくつくつと沸き上がり、その鬱屈とも言える熱に侵されて狂気に触れてしまう模様や、出会いと別れに思いを馳せ回想したり、都合よく美化したり、思い込んだりとそういった誰でも一つ/一度くらいは経験、持て余したことのある暗く湿った生々しい感情が、コロナ禍と掛け合わさることで閉塞感と陰鬱さを更に膨れ上がらせている。 そういった背景、描写がグロテスクなまでにリアリティで好みだった。
  • 2025年5月23日
    杉森くんを殺すには
    杉森くんを殺すには
    これはあたたかな心の再生の物語であり、あらゆる可能性と方法の中から一部取り上げたケアに関する指南書のような印象を受けた。 そこからは強い切実性が感じられる。 身近な人が自死を選択してしまった場合の向き合い方、受け止め方、自身の心の守り方、保ち方、乗り越え方などが主人公の周囲を巻き込みながら描かれている。 わたし自身双方の立場/当事者の経験があり、共感や感情移入する場面が非常に多く、気持ちが板挟みに合い涙なしには読めなかった。 特に主人公が罪の意識から「杉森くんを殺す」他なかったことや、救済を求める代償/引き換えとして自罰的な立ち振る舞い/言動を繰り返すシーンは痛々しくていたたまれなかった。 頼る/頼られるにしてもたった一つの依存先ではなく、たくさんの隣人を作る/作っておくことが大切なのだと改めて思い知らされた。 一時的に雨風が凌げる止まり木のような存在にわたしもなりたい。
  • 2025年5月10日
  • 2025年4月30日
    このあたりの人たち
    断片的だけど連続する掴み所のない夢を見ていたかのような後味が残る掌編小説。 不穏で生温い質感が堪らなく癖になる。 軽快なスキップを踏むように何度も空間ごと時間が伸縮する為、体感的にも疲労感的にも掌編以上の長さ、時間の濃さを感じる。 脳内で想像はできるものの現実味を帯びることはなく、透明な布がするりと通り抜けていくような不気味な感覚に陥るが、世界観を全身で感じることができたような不思議な一体感が得られた。 夢の中でもしようと思わない、バカバカしくてしかし倫理的に現実では決してできないようなことを実践し、達成したかのような高揚感にも似た限りなく薄い幸福感が読後に纏わり付く。
  • 2025年4月29日
    ハサミ男
    ハサミ男
    文体が硬質、且つ緻密な描写量に少々胃もたれ/中弛みしてしまい、中盤を抜けるまで苦労した。 しかし終盤でまんまと叙述トリックに騙され、読後は矛盾がなかったかどうか何度も確認/読み返したくなる巧みな一冊となっている。 どうやらわたしは読み始める前から騙されていたらしい。
  • 2025年4月17日
    ストーリー・セラー
    ずっと読みたくて温めていた一冊。 中編二部で構成されている、とある夫婦の(ラブ)ストーリー。 ドキドキハラハラしたり、あまりのリアリティに胸が苦しくなったり、side:Aでは泣いてしまうシーンもあり、感情を揺さぶられる度に強く引き込まれた。 良い裏切りと驚きがあり、着地点では柔らかな風を感じられる。 文字の羅列でいっぱいな開きを見た時の狂気、執念/執着と純愛が入り交じったような感覚に身の毛がよだった余韻が忘れられない。 夫の台詞一つ一つが本当に素敵で夫から妻へ、妻から夫へ宛てた超長文のラブレターのよう。
  • 2025年4月17日
    俺ではない炎上
    緊迫感のある逃亡劇‪×社会派ミステリ。 SNSの使い方や対人関係等で「自分は悪くない」と正当化したり保身に走る人間の醜さ、そしてそれを肯定する為の(無自覚な)思い込みの怖さを鋭くリアルに描いている。 間違いなんてものは本当の意味で存在しないのかもしれないが、失敗を自覚した先にある反省と対策と前進が何よりも大切なのだと身に染みた。停滞は恐ろしい。 鮮やかな伏線回収とトリック/タネ明かしで「騙された」「そう来たか」と感じる心地の良さが最高の読後感を与えてくれる。 寡黙で表情に乏しく誤解されやすいが誰よりも見る目が冴え、他者の言葉を鵜呑みにせず、己を貫いた青江というキャラクターに惚れた。
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